「タクティクスオウガ 運命の輪」最新情報。バトルの流れ＆TIPSおよび，登場キャラクター7人が公開に

　スクウェア・エニックスは本日（9月15日）付けで，11月11日に発売予定のPSP用シミュレーションRPG「タクティクスオウガ 運命の輪」の最新情報として，バトルの流れおよび登場キャラクター7人の情報などを公開した。

「タクティクスオウガ 運命の輪」公式サイト

　本作は，ゲーム性，シナリオ，緻密なドット絵などがゲームファンから総合的に高く評価されていた「タクティクスオウガ」を再構築した作品。バトルフィールドの完全3D化，シリーズでお馴染み松野泰己氏の手掛けた新しいシナリオの追加，オリジナルキャラクターの追加などが行われるとのことで，ファンから熱い視線を浴びている作品である。

　さて本日届いたのは，登場キャラクターおよびバトルの流れについての情報だ。

　まずは，新キャラクターを含む計7人の登場キャラクターについて。以下にリリースより情報を引用しておくので，イメージイラストとプロフィールをチェックして，各キャラクターの素性をチェックしておいてほしい。

◆ 登場キャラクター紹介 ◆

「オレは老いても海の男だ。おまえさんみたいな若造に後れはとらんよ。」
ディエゴ・G・アゼルスタン（新キャラクター）
Diego Galet Azelstan

ガルガスタン人
年齢：56歳
火竜の月17日生まれ

昼日中から酒を飲み、娘たちとゲームに興じる放蕩者。
その軽い振る舞いとは裏腹に、荒くれ者でさえもひるませる凄みを見せることも。剣の腕も相当なもののようだ。



「命を懸けるということと死ぬということは全然違うことだ」
ランスロット・ハミルトン
Lanselot Hamilton

ゼノビア人
年齢：38歳
双竜の月6日生まれ

元新生ゼノビア王国聖騎士団団長で、ゼノビア王国シャロームの都市バルナ出身。騎士団の不祥事からゼノビア国王・トリスタンの怒りを買い身分を剥奪、国外追放を命ぜられる。
数人の仲間と共に傭兵の仕事を求めて各地を放浪していたところを、デニム達と出会う。


「オレの名前はカノープス。死にたいヤツはかかってこい！」
カノープス・ウォルフ
Canopus Wolph

ゼノビア人
年齢：48歳
闇竜の月5日生まれ

元新生ゼノビア王国魔獣軍団団長で、ゼノビア王国シャロームの都市ペシャワール出身の有翼人。
ランスロットと同様に、騎士団の不祥事から身分を剥奪され、国外追放の処分を受けた。有翼人は通常人より3倍の寿命を持つため、見かけはとても若い。
風の力を利用した特殊な技を用いるこから「風使い」の異名を持つ。


「そのような魔法使いがいたとは聞きますが私ではございませんな…。」
ウォーレン・ムーン
Warren Moon

ゼノビア人
年齢：63歳
炎竜の月19日生まれ

元新生ゼノビア王国魔法団団長のゼノビア人。
占い師というよりは予言者と呼ぶに相応しい老人。ランスロットと同様に、騎士団の不祥事から身分を剥奪され、国外追放の処分を受けた。



「自分を責める必要はありません。」
ミルディン・ウォルホーン
Mirdyn Walhorn

ゼノビア人
年齢：28歳
風竜の月9日生まれ

元新生ゼノビア王国聖騎士団所属で、ゼノビア王国ダルムードの都市コンシュ出身。物静かというにはあまりにも無口すぎる優男。甘いマスクを見た女性はツヤのある台詞を聞きたがるが、彼は黙って微笑むだけである。ギルダスとは対照的。



「オレたちは罪人なのさ。もう帰る故郷はないんだ。」
ギルダス・W・バーン
Gildas W. Byrne

ゼノビア人
年齢：32歳
火竜の月4日生まれ

元新生ゼノビア王国聖騎士団所属で、ハイランドの上都ザナドュ出身のゼノビア人。
酒と女が何よりも大切な、およそ騎士らしからぬ男。しかし、情に厚く頼りになるタフガイでもある。ミルディンと共に追放されたランスロットに従う。



「何かの権利を欲するなら自らの足で立ち上がり、自らの腕で作り上げるべきだ。」
レオナール・レシ・リモン
Leonar Reci Rimon

ウォルスタ人
年齢：27歳
火竜の月12日生まれ

アルモリカ騎士団の団長。ウォルスタ人の指導者であるロンウェー公爵の右腕ともいえる存在。ウォルスタ解放軍の要ともいえる、法と秩序を重んじる騎士。現在はアルモリカの南西に位置する港町・クリザローへ赴き、敵対勢力と交戦中らしい。

■ドット絵の雰囲気を残した3Dフィールド

　次は，バトルシステムについて。大きいのはやはり，前述のとおりバトルフィールドが完全3D化された点だろう。これにより，バトルの演出をより効果的に体感できるようになったほか，視点を引いて戦場全体を見渡せるようにもなった。場合によってはユニットが遮蔽物に隠れるといった状態も想定されるが，その対処として，バトルフィールドを真上から見下ろす「トップビュー」が用意されている。

バトル開始時の視点

少し引いた視点

上から見下ろす視点

　オリジナル版は，出撃するデニム達の初期配置から奥に向かってフィールドが高くなっていく設計だったため，建物の裏側など一部見ることのできない場所があった。今回はそういった部分もすべて3Dで再現すると共に，バトルフィールド自体も追加。楽しさと遊びやすさを追求したシステム見直しが図られているというわけだ。

■バトルの基本的な流れ

　ワールドマップでの移動から，バトル，そして勝利までの流れは，大まかに以下のとおりとなる。

デニムがワールドマップを移動すると，移動先の目的地あるいはその道のりでバトルに突入することがある

バトルに突入すると，まずは編成画面へ。ここではユニットの選択と配置，ユニットの情報確認や装備変更ができる

バトルが始まると，勝利条件が提示され，その条件を満たすと勝利となる。「〜を倒せ」といった提示なら特定ユニットを，「敵を殲滅せよ」といった提示ならすべての敵を倒すことが条件となる

バトルは，敵味方関係なくユニットの“早さ”や装備などに応じて順に行動していくWT（ウェイトターン）制で進行する

特定ユニットの討伐が勝利条件の場合，ほかの敵ユニットが残っていても，特定ユニットを倒した時点でバトルは終了

勝利後のバトルリザルトでは，回収できなかったアイテムポーチのアイテムを回収したり，自軍の成長を確認したりすることができる

■そのほか，バトルのTIPS

・敵の落とすアイテム

　敵を倒すと，アイテムポーチやタロットカードといったアイテムを落とすことがある。アイテムの現れたパネルへユニットを移動し，“待機”を実行することでアイテムを入手できる。


・タロットカードの入手

　タロットカードは特殊なアイテムだ。カードが出現したパネル上で待機すると，ユニットはカードを取得するだけでなく，カードに応じてユニットパラメータが変化する。また取得したカードはアイテムとして使用することもできる。


・救助可能ユニット

　バトル中，敵の襲撃を受けているユニットがフィールドにいる場合がある。それらのユニットを救助してバトルを終えると，その後のシナリオが変化することもあるという。


・バトル中に発生する特殊会話

　バトル中，特定キャラクターが出撃していると特殊な会話イベントが発生することがある。たとえば“因縁のある者同士”といったキャラクターがいたら，あらかじめ編成画面でその気になるキャラクターを出撃させておくといいだろう。

「タクティクスオウガ 運命の輪」公式サイト