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3月27日に配信する「World of Tanks 1.0」の記念イベント「WoT 1.0 Secret Gathering」が開催。WoT開発陣が最新バージョンを解説,ファンからの質疑応答も
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印刷2018/03/26 14:36

イベント

3月27日に配信する「World of Tanks 1.0」の記念イベント「WoT 1.0 Secret Gathering」が開催。WoT開発陣が最新バージョンを解説,ファンからの質疑応答も

 Wargaming.netは,PC版「World of Tanks」(以下,WoT)の最新バージョン「1.0」の配信に先駆け,ファンイベント「WoT 1.0 Secret Gathering」を2018年3月24日に開催した。会場には抽選で招待されたファン約50名が集まり,開発者による最新バージョンについてのトークセッションや交流を行った。その模様をレポートしていこう。

左からMCの井澤美香子さん,ASIAリージョンパブリッシングディレクターAlexander de Giorgio氏,ASIAリージョンプロダクトマネージャーNick Yu氏
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「World of Tanks 1.0」特設サイト

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 トークセッションにはWargaming.netのAlexander de Giorgio氏とNick Yu氏が登壇。2018年3月27日に配信予定の大型アップデート1.0(以下,WoT 1.0)以下,の内容や日本版の仕様,そして来場者からのQ&Aなどのトークを展開した。
 今回のアップデートは過去最大の内容であり,Wargaming.netが4年(構想1年)をかけて独自開発したグラフィックスエンジン「CORE Engine」を採用し,ゲームのグラフィックスを最適化している。さらにHDマップや物理エンジンの採用などで,ゲームをさらにリアルに,臨場感のあるものへと進化させている。Giorgio氏はCORE Engineについて「自社開発のエンジンを採用することで,今後は他社のエンジンに頼ることなく,何でも自由に作っていけるようになる」と開発理由を語っている。

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 アップデートではこれまで実現不可能だった新マップ「氷河」が追加される。要所に氷づけになった軍艦が配置され,雪と氷が覆うこのマップは,CORE Engineによって実現したことの1つだ。また既存のマップもCORE Engine基準でアップデートされ,グラフィックス表現や演出だけでなく,一部はオブジェクトの配置なども変わっているそうだ。

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 その他,これまで使っていたPCを買い換えることなくWoT 1.0に対応できるよう,ゲーム側でPC環境に対する最適化や,サウンド面の演出強化なども実装。必要スペックはそのまま,プレイ体験が向上しているという。低めのスペックで遊んでいたプレイヤーも,心配なくプレイを続けられるだろう。
 また日本だけのアップデートとして,搭乗員のボイスを新たに置鮎龍太郎さん山口由里子さんが担当することも発表され,より多くのプレイヤーが楽しめるアップデートとなる。

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 Giorgio氏とYu氏は,WoT 1.0の配信を「これがスタートライン」だと語る。現在も新たなマップや戦車ツリー,ゲームモードなどが準備中であり,さらに初心者やゲームからしばらく離れていたプレイヤーに対する救済処置なども充実させる予定だということなので期待したい。また配信を記念したイベントやコラボなども行われることも決定している。

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WoT 1.0配信記念のメディアキューブが六本木ヒルズに設置。写真のプリントサービスや写真によるモザイクアート作りを開催
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バンドSABATONの日本ツアーをWoTがサポートすることも決定
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 トークの後半では来場者から事前に集めたWoT 1.0に関する質問に開発陣が回答した。

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質問:WoT 1.0の実装にあたり,とくにこだわったところや,開発が大変だった点を教えてください。(以下,回答要約)

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 開発が一番大変だったのは,PCの「最適化」という部分だったと答えたGiorgio氏。ユーザーの様々なPCへの対応させるという目的がある一方,新しい技術や機能を導入したいという気持ちもあり,それを両立させることもこだわりの1つだったとか。
 またもう1つこだわりとして,ゲームとは直接関係ない演出について挙げている。マップ上の草花が風でなびき,戦車の上に雪が降りそれが徐々に溶けていくなど,ゲームプレイでは見逃してしまいそうな細かなディテールも作り込んでいる。またHavok Destruction Technologyの物理演算による建物の破壊なども実装し,見慣れたマップも遊ぶたびに新しい発見があるという。

質問:新しくなったマップの中でぜひ見てほしい場所は?

 とくに大きく変わったのは「ERLENBERG」「STEPPES」「FJORDS」の3つで,ここに関してはビジュアル面だけでなく,マップのバランスに難があったので,形も作り替えたことで,戦略も変わってくるという。また新マップは「氷河」の他にもあり,PVにも登場している「廃戦場」や「飛行船」といった場所も印象的だと答えている。

質問:今後より綺麗なグラフィックスになっていくことに対して,どこまでPCの性能が必要ですか。

 グラフィックスが向上したことに関しては,前述の最適化が働くことで,これまでプレイしていた環境なら,これからもプレイできると両氏は語る。CORE Enginはこれからもさらに改良されていく予定で,さらなる最適化を行っていくことを約束した。

質問:「隠れ里」や「珠紅」のような,日本やアジア風のマップのHD化や新規マップの実装予定はありますか。

 「具体的な予定は決まっていませんが,アジア風マップのHD化や新しいマップも作っていて,テスト中です」とGiorgio氏。復活の可能性はかなり高そうだ。

質問:配布されているMod機能を,今後ゲームで実装する予定はありますか。

 Mod機能をサポートしようという提案は社内でも出ていて検討中だが,Giorgio氏は「こういうMod機能を実装してほしいという要望があればそれに応えていきたい」と述べている。

質問:マッチングを「WoT Blitz」と同様,Tier±1にしてほしいのですが,今後このようなマッチング形式にする予定は? またチームフレンドリーファイアをなくすことはできませんか。

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 Tier±1はあくまでWoT Blitzだからこその設定であり,WoTにおいては現状のTier±2が,ベストな対戦バランスだと考えていて変える予定はないとのこと。何より,格上の戦車を倒したときのドラマチックな感覚が味わえるのは,このバランスだからこその設定であり,ぜひそれを味わってほしいとYu氏は語る。
 フレンドリーファイアも同様で,とくに自走砲を使うときなど,味方に当たってしまうリスクがないと駆け引きが単調になってしまうので,こちらも今のところ変更予定はないという。

質問:日本戦車で現在実装済み以外のツリーあるいは車両の追加予定はありますか。またイタリアとポーランド以外に追加予定の国籍ツリーはありますか。

 ツリーの追加はバランス取りが難しいので,すぐに追加の予定はないものの,日本のツリー追加はテストベースで検討していて,順調にいけば来年あたりに実装できれば理想だとGiorgio氏。今年はあくまでイタリアとポーランドのツリーに専念するが,イタリアはかなりユニークな戦車が登場するとのことなので,楽しみにしてほしいとのこと。

質問:プレイできる時間の関係で,手持ちのTier10車両が1両しかなく,集団戦がTier10集中型になっていくと自分のような非ガチ勢は参加が難しいのですが,今後のクランウォーズなどの集団戦はやはりエンドコンテンツ色が強まっていくのでしょうか。

 そこは非常に難しい問題で即答はできないが,今後もっと多くのプレイヤーがコンテツンを楽しむために,これから半年以内の検討事項として,そうした意見も参考にしていきたいとのこと。今後はアジア向けのイベントや,低めのTierでも参加できるようなイベント実施なども検討していくことを伝えている。

質問:今後のWoTでのeスポーツへの取り組みや新たな試みなどの予定はありますか。

 eスポーツへの取り組みについては開発陣も前向きで,Giorgio氏はeスポーツに特化した新機能を年内中に実装予定だと明かした。アジアに限定した独自のeスポーツイベントの開催計画もあり,それが終了したところでWoT 1.0におけるeスポーツに対する取り組みについて発表していきたいとのことである。

トーク終了後はファンとの懇親会に。当日はGiorgio氏の誕生日であり,来場者がお祝いした
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軽食が振る舞われる中,開発陣もファンの席に混じって楽しんだ
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配信直前のWoT 1.0を使った試遊を兼ねた来場者によるオフライン対戦も行われた
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会場で披露された氷河のマップについて早くも研究を始める来場者の姿も
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