驚異の大ヒット。ベラルーシ生まれの「World of Tanks」のプレイヤーアカウントが1800万に到達。やはり戦車は強かった

　ベラルーシに開発拠点を置くWargaming.netは，戦車を使ったオンライン対戦が楽しめるFree-to-PlayタイプのMMOG（大人数参加型オンラインゲーム）「World of Tanks」のプレイヤーアカウント数が，1800万に達したことを発表した。

「World of Tanks」公式サイト

　World of Tanksは，ドイツ，ソビエト，そしてアメリカの各国が第二次世界大戦で使用した戦車を操って対人戦を行うというオンラインゲーム。グラフィックスはリアルだが，シミュレーション性はあまり高くなく，戦闘を繰り返して経験値やゴールドポイントを溜め，エンジンや砲塔をアップグレードしたり，新たな戦車を購入したりするというゲームシステムになっている。ポイントを現金で購入することも可能だ。

　ニッチな市場を狙ったオンラインゲームとして，2010年3月にロシアでの正式サービスが始まったWorld of Tanksだが，その後，アメリカやヨーロッパ，そして中国語圏でも次々とサービスが開始され，確実にプレイヤー数を増やしていったのだ。
　今回の発表はアカウント数であり，この数字がそのままプレイヤーの数を意味するわけではないが，それにしても驚くべき数ではある。

　「World of Warplanes」の制作発表も行われているが，Wargaming.netは，今後イギリス，フランス，日本，さらにイタリアやスウェーデンなどの戦車を実装し，総計で500種類程度の戦車が使えるようにするとしている。もっとも，日本の戦車については，ずいぶん前からやると言っていたのに，一向に実装されていないのも事実。気長に待っていたほうがよさそうだ。