ブラウザで遊べる，簡単で手軽なスペースシューティングMMO「Outer Galaxies」のオープンβテストがスタート

　ドイツのゲームデベロッパCore Engineeringは，開発中のブラウザゲーム「Outer Galaxies」のオープンβテストを現地時間の2010年4月13日に開始した。
　Outer Galaxiesは，宇宙を二分する勢力のどちらかに参加したプレイヤーが，スペースシップを駆って敵と戦ったり資源を採掘したりして楽しむMMO（多人数参加型オンラインゲーム）だ。ブラウザでプレイできるので，クライアントのインストールなどは不要で，簡単なユーザー登録さえ済ませればすぐにプレイができる。

「Outer Galaxies」公式サイト

　公式サイトはオープンしているが，ゲームの特徴やバックグラウンドストーリー紹介などはなく，“START GAME”という黄色いボタンがあるだけという，シンプルなもの。オープンβテストに参加してゲームをプレイしたければ，このSTART GAMEボタンをクリックして，あとは自分の所属する勢力を決め，プレイヤーキャラクターの顔写真を用意されたいくつかの中から選択，そしてゲームアカウント用のメールアドレスとパスワードを入力すればオッケーだ。対応するブラウザについての記述はないようだが，筆者が試したところ「Internet Explorer」（バージョンは8.0.6001.18702）と「Firefox」（同じく3.6.3）で問題なく起動した。

　上にも書いたように，ゲームは2Dで表示された宇宙空間をスペースシップで駆けめぐり，敵と交戦したり，資源を採掘したりするもの。スクリーンショットを見て分かるように，最新ゲームとしてはいささか古いグラフィックスだが，そのぶん動作は軽快だ。

　あまりにもゲームの情報が少ないので，分かった範囲でバックストーリーを説明しておこう。宇宙は“Centauri Empire”という大帝国によって支配されているが，それに抵抗する“Andromeda Federation”がレジスタンスのような活動を行っている。プレイヤーは，この二大勢力のどちらかに参加しなければならないわけだ。さらに第三の勢力がゲーム中に存在しているが，それはNPC専用のようだ。


　ゲームがスタートすると，チュートリアルも何もなくスペースシップに乗った状態で宇宙に放り出される。運悪く，敵がすぐそばにいることもしばしばあるので，まずは，画面右側の“Activate Station Docking”というボタン（赤く点滅しているはず）をクリックしてスペースステーションの中に入ってしまおう。
　自分のキャラクターを操作して動き回るといったことはできないが，ステーションの中では，宇宙船ドックの画面が表示され，ここでスペースシップの装備変更などが行える。ドックにスペースシップが浮いている画面の構成などは，「EVE Online」を思わせる雰囲気だ。
　また，画面右側メニューから“Video Tutorial”をクリックすると，戦闘や資源採取，装備変更の方法などを教えてくれるいくつかのムービーが見られる。ムービーはどれも短く，テキストを読む必要もないので，気楽に見てみよう。

　あとは宇宙に飛び出して（ステーションのメニューで“Leave Station”をクリック），戦闘や資源採取などを気ままに楽しむのだ。戦闘の際は，まず敵スペースシップをクリックしてから，攻撃ボタンを押せばいい。敵の船にはシールドが張られているようなので，シールドのない後方へ回り込んで攻撃をすると，ダメージを与えやすいようだ。宇宙に出てから，画面右側のメニューにある“SECTOR MAP”や“GALAXY MAP”ボタンをクリックすると，ほかの宙域への移動も行える。かなり広いマップが用意されているようなので，あちこちと見て回るのもいいだろう。


　グラフィックスやシステムはシンプルこの上なく，空いた時間に簡単に楽しめる手軽さが身上といったゲームだ。ブラウザさえあればすぐにゲームを始められるので，興味があるなら試してみよう。オープンβテスト終了時期や正式サービス開始時期などは，現在のところ発表されていない。