連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第252回「ジョジョの微妙な冒険 〜ミャンマー編〜 その2」
一時帰国したとはいえ,トータルで10日間ほど海外にいたわけですが,もうアニメやゲームが恋しくしてたまらなかったですよ。まぁ,ネットさえつながっていればアニメは配信でもどうにかなる時代ですが,さすがにコンシューマゲームは厳しいですからね。めっちゃ「Bloodborne」をやりたかったです。
しかし,どこで何をしていようとゲームのことが頭から離れないあたり,やはり自分は根っからのクソオタクなのだなぁと。
さまざまな名所を巡り,さまざまな人々と交流するのはもちろん楽しかったんですけれども,それとこれとは別ですね。俺にとってゲームは食欲,性欲,睡眠欲の三大欲求と並ぶ,四つめの欲求なんだろうと思います。よし,しばらくは外に出ないでゲームやりまくるど!
隔週金曜日での放送としては最後となった「RADIO 4Gamer Tap(仮)」第7回では,3か月にわたってアシスタントを務めてくれた原嶋あかりさんの卒業スペシャルをお届けしました。短くも濃ゆい思い出を振り返りつつ,リスナーの皆様からいただいたメールを多めに紹介しました。
せっかくの卒業回なのに祁答院 慎さんだの,男色ディーノさんだの,しこりん(岡本信彦さん)だの,サプライズが多すぎてしっちゃかめっちゃかになってしまった感はありますが……原嶋さん,本当にありがとうございました! せっかくできた縁をこれで終わりにするのはもったいないので,また何かしらでご一緒したいもんです。……共演NGさえ出されなければ!
そして,しこりんが相方として復活し,放送時間が隔週火曜日22:00〜23:00へと移動したRADIO 4Gamer Tap(仮)の第8回。残念ながらこの回は俺が台湾取材で不在だったので,“つるしこ”の本格復活はいまだ果たされていない状態ですが……Twitterの反応などを見ると随分面白いことになっていたようですね。
次回,2015年4月14日の放送からはいよいよ二人そろって番組をお届けできると思いますので,どうぞお楽しみに!
前回から引き続きお届けしていく,ミャンマー旅行記。今回は観光地の写真など載せていこうと思うのですが,ミャンマーは敬けんな信者を多く抱える仏教国なだけあってとにかく寺院が多いです。
中でも,とくに有名なのが黄金に輝く「シュエダゴン・パゴダ」。見た目の美しさもさることながら,外界から隔絶されてそこだけ時間がゆっくりと流れているかのような錯覚を覚えてしまう空気感が素晴らしいです。毎日多くの参拝客が訪れる賑やかな場所なのですが,不思議なことに“うるさい”とは感じないんですよね。
ミャンマーの寺院は土足厳禁で,必ず靴と靴下を脱いで裸足にならなければいけないのですが,そのせいかお爺ちゃんもお婆ちゃんも若者も幼児も坊さんも,みんなそこらへんの地面に座り込んでリラックスしているんですよ。
そんな光景が独特の温かい雰囲気を形作っているのかもしれません。裸の付き合いならぬ,裸足の付き合いといったところでしょうか。
そしてもう一つ,見て回った寺院の中で印象に残っているのが「ミンガラカントウエー・パゴダ」。通称“蛇寺”です。こちらの寺院,なんと敷地内で大蛇を放し飼いにしており,気持ち良さそうにそこら中でとぐろを巻いているんですよ。
人形か何かだろうと思っていたら,よく見ると質感が完全に生物で仰天。天井を見上げたら窓の上にまで居座っていて,さらに仰天ですよ。絶賛脱皮中のやつもいたりなんかして,機嫌の悪いやつが襲ってきたりしないもんかとヒヤヒヤしました。
また,面白いことにミャンマーでは日本製の中古車両を頻繁に見かけます。多くはもともと使われていた場所や店名がそのまま残っていて,中にはどういうルートでミャンマーまで流れてきたのか首を傾げてしまうようなものまでありました。
さらには,驚くべきことに電車も日本の中古車両を改装して使っていたりします。……安全性が気になる? 大丈夫! ミャンマーの線路はとんでもなく状態が悪く,どの電車も走っている最中に飛び降りることができるほどの低速運転です。逆に安全です。ただ,遊園地のアトラクション並みに揺れます。酔い止め必須です。
それにしても,自動車,電車,バイクなどなど……日本ならとっくに引退しているロートルが現役バリバリで走っているのを見ると,ちょっと嬉しくなってしまうのはなぜでしょうかね。日本人に染み付いた「もったいない」精神がそう感じさせるのでしょうか。
次回は,この電車にのんびり揺られて訪れた場所について書きたいと思います。ジョジョの微妙な冒険,もう少しの間,お付き合いくださいませ。
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