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印刷2011/07/28 16:31

ニュース

ニンテンドー3DSが8月11日以降,1万5000円に。購入済みのユーザーには,合計20種類のバーチャルコンソールタイトルを無償配信

 任天堂は本日(2011年7月28日),携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」のメーカー希望小売価格を,8月11日(木)より1万5000円(税込)に値下げすると発表した。
 ニンテンドー3DSは,今年(2011年)2月26日の発売開始以来,メーカー希望小売価格2万5000円(税込)で販売されてきた。だが,発売からわずか半年も経たないうちに,1万円もの値下げが実施されることとなった。
 なお,すでにニンテンドー3DSを購入した人に向けては,ファミコン・バーチャルコンソールタイトルを10タイトル,ゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールタイトル10タイトルを無償配布するという「アンバサダー・プログラム」が提供される予定だ。詳しくは,任天堂公式サイトの「こちら」のページで確認してほしい。

 任天堂の岩田 聡社長は,ニンテンドー3DSを購入済みのユーザーに向けた声明文を発表している。
 声明文では,「このような前例のないタイミングで値下げに踏み切った」と前置きをしつつ,今回の価格改定の理由を「ニンテンドー3DSの発売前と、現時点で大きく状況が変わり、今思い切った手を打たなければ、多くのお客様にニンテンドー3DSを楽しんでいただく未来がつくりだせない可能性が高まったと判断」したことにあるしている。
 確かにニンテンドー3DSに限らず,ソーシャルゲームやスマートフォン市場の隆盛により,“ゲーム機向けのゲーム”が大ヒットしづらい市場環境にあるのは確かだ。ただ一方で,(タイトル不足などの理由もあるだろうが)ニンテンドー3DS本体の販売台数,および対応ソフトの販売本数が,任天堂が当初期待していたほど伸びていないであろうことは,ここ最近のゲームソフト週間販売ランキングなどを見ても明らかだ。
 こうした状況から目を背けるのではなく,今一度,“ニンテンドー3DSというプラットフォーム”の普及を促し,活性化を図ろうという思いが,今回の価格改定には込められているのだろう。
 ちなみに,本件については任天堂からメディアへ向けてのリリースはなく,さらに4Gamer編集部で販売店へ簡単なヒアリングを行ったところ,バイヤーの各担当者は一様に驚きの声をあげていた。販売店が知らないほどの思い切った値下げ戦略が今後どういう結果を生むのか,動向に注目が集まりそうだ。

岩田社長からのメッセージ

「ニンテンドー3DS」値下げ発表リリース

「アンバサダー・プログラム」の詳細



 声明文ではさらに,すでにニンテンドー3DSを購入済みの人(および,8月10日までに,2万5000円で購入する人)への補償として,「アンバサダー・プログラム」が発表されている。これは該当者に対し,「バーチャルコンソール:ファミコン」の10タイトルと,「バーチャルコンソール:ゲームボーイアドバンス」の10タイトルを,無償で配信するというもの。
 アンバサダー・プログラムの対象者になるためには,8月10日23:59までにニンテンドー3DSをインターネットに接続し,ニンテンドーeショップに一度以上接続する必要がある。自宅にインターネット接続環境がない人は,全国のNintendo Zoneなどを利用して,ニンテンドーeショップにアクセスしてほしい。
 ちなみに,ニンテンドー3DS向けのバーチャルコンソールとして,ファミコンおよびゲームボーイアドバンスのタイトルが発表されるのは,今回が初めてのことである。配信予定タイトルは,以下のとおり。

■バーチャルコンソール:ファミコン(9月1日以降配信)
  • 「スーパーマリオブラザーズ」
  • 「ドンキーコングJR.」
  • 「バルーンファイト」
  • 「アイスクライマー」
  • 「ゼルダの伝説」
  •  ほか5タイトル
    ※上記タイトルは,年末までに配信予定のものが,アンバサダー・プログラム対象者に向けて“無償”で先行配信されるという形になっている。後日,追加機能のある正式版が有償配信された場合は,正式版へ無償でアップデート可能となる

■バーチャルコンソール:ゲームボーイアドバンス(2011年内配信)
  • 「スーパーマリオアドバンス3」
  • 「マリオカートアドバンス」
  • 「メトロイドフュージョン」
  • 「メイドインワリオ」
  • 「マリオvs.ドンキーコング」
  •  ほか5タイトル
    ※こちらは,アンバサダー・プログラム参加者のみへの配信が予定されており,ニンテンドー3DS用としては将来的にも販売される予定はないとのこと

 このように,往年の人気タイトルを含む合計20タイトルが,ニンテンドー3DSを購入済みのユーザーに対して,無償で配信されるというわけである。ざっと計算して,1タイトルあたり500円,つまり20タイトルで1万円分の価値を,任天堂としては見込んでいるということだろう。
 実際,ニンテンドー3DS用のバーチャルコンソールでは,ゲームボーイおよびゲームボーイカラーのタイトルが,300〜400円で販売されており,ファミコンやゲームボーイアドバンスのタイトルとなると,販売価格も500円前後になることが予想できる。
 ざっくりした粗い計算ではあるが,1万円の値下げ前に購入したユーザーに対し,相応の補償をしようという狙いは見てとれる。

 問題は,これらのタイトルに魅力を感じられるかどうかだが,ゲームボーイアドバンス用タイトルに関しては,アンバサダー・プログラム参加者しか手に入れられないことを考えると,そこに価値を見いだせる人も決して少なくはないだろう。

 いずれはニンテンドー3DSを購入するつもりだったという人は,8月10日までに“20タイトルの無料ダウンロード権付きニンテンドー3DS”を2万5000円で購入するか,値下げ後に本体のみを1万5000円で購入するか,早急に決断する必要がありそうだ。

岩田社長からのメッセージ

「ニンテンドー3DS」値下げ発表リリース

「アンバサダー・プログラム」の詳細

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