ターン制の歴史ストラテジー，「Rise of Prussia」のデモ版を4GamerにUpした。
　本作は18世紀のヨーロッパを舞台に，イギリスの支援を受けたプロイセン（プロシア）が，オーストリア，フランス，スペインなどの列強と戦った，「七年戦争」を描く作品だ。
　開発はフランスのデベロッパAGEODで，アメリカ独立戦争を描いた「Birth of America」や，南北戦争をテーマにした「AGEOD's American Civil War」，第一次世界大戦を描く「World War One」など，どちらかといえばマイナーな戦いをモチーフにしたストラテジーゲームを制作してきたメーカーだ。

　デモ版ではチュートリアルのほか，2種類のシングルプレイシナリオが用意されている。チュートリアルでは画面の見方やユニットの移動方法，編成のやり方や戦闘などについて，英文テキストによって解説される。テキスト量は割と多めなので，がんばろう。

　シングルプレイキャンペーンでは，プロイセンがザクセンに侵攻した1756年8月〜1757年1月までのシナリオ「1756 Invasion of Saxony」の9ターン分と，シナリオ「1756−1764 Campaign」のうち，1756年9月〜1757年2月にかけての11ターンがプレイ可能だ。プレイヤーが選択できるのは，どちらのシナリオでもプロイセンまたはオーストリアのみとなっている。


　マップはヨーロッパ中央のかなり広い範囲をカバーしており，細かく地域が分けられているところは，Hearts of Ironシリーズを思わせる。ただし，本作は戦闘に特化しており，経済や外交などを考える必要はない。戦闘はユニット同士が接触すると発生するが，すべてオートで行われるため，プレイヤーは結果が出るのを手に汗して眺めることになる。
　戦闘が終了すると，両軍の被害状況などが一覧となって表示される。このデモ版では，プレイできるターンが限られているため，最初から積極的に攻めていったほうが楽しめるだろう。

　七年戦争という，あまりメジャーとはいえない戦争をフィーチャーしていることもあってか地味な雰囲気のゲームとなっている。ターンの待ち時間が少し長めに感じるが，戦略を練りながらじっくりプレイしてみよう。

「Rise of Prussia」公式サイト

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