タイトーより2月25日に発売されるPSP用陣取りアクション「
QIX++」で,
最新情報が公開されたので紹介しよう。また,プロモーションムービーも公開されたので,あわせて掲載する。
本作は,敵が飛び交う長方形のフィールドに線を引き,陣地を広げて条件を満たし,ステージをクリアする陣取りアクションゲームだ。
今回は,本作に登場する便利なアイテムについてや,オリジナル版では見ることができなかった,QIXのバックストーリー,初めてプレイするときに役立つ攻略方法,そしてQIXの歴史が公開されている。
舞台となるフィールドには,“コンテナ”と呼ばれるアイテムボックスが設置されており,コンテナを自身のエリアで囲うことで,アイテムが出現する。コンテナから出現するアイテムを紹介しておこう。
◆アイテム
◆QIX++にはゲームを有利に進められるアイテムがフィールドに設置されています。フィールド上には“コンテナ”と呼ばれるアイテムボックスが設置されており、このコンテナの周りを囲んで自分のエリアにすることでコンテナが開かれてアイテムが出現します。
◆コンテナは、QIXが何度かぶつかると壊れてしまいます。壊れてしまうとアイテムは取得できません。
◆アイテムは6種類あり、すべてがプレイヤーにとって有利なものばかりです。また、対戦プレイ時にも相手プレイヤーの妨害にも有効に使うことができます。
◆どこにどのアイテムが設置されているかは開いてみないとわかりません。アイテムを使ってゲームを有利に進めるか、アイテムに頼ることなくQIXに挑むかはプレイヤー次第です。
コンテナ
これを囲むとアイテムが出現します。
破壊寸前のコンテナ
コンテナが破壊されてしまうと中のアイテムも失われてしまいます。
◆フロートでは図のようにピンポイントでアイテムを狙うことも可能です。
◆QIX++にはゲームを有利に進められるアイテムがフィールドに設置されています。
Time Freeze(タイムフリーズ)
解放したプレイヤーのMarker以外を5秒間停止します。
Crush(クラッシュ)
画面上に存在しているSparxとPawnにダメージを与えて消滅させます。マルチプレイでは相手プレイヤーのMarkerにダメージを与えます。
Recovery(リカバリー)
Markerのシールドを回復させます。Recoveryも種類があり、回復の度合いが異なります。
PowerDrain(パワードレイン)
QIXにホーミング攻撃を浴びせて、一時的に弱らせます。
Freedom(フリーダム)
Markerのシールドを一時的に強化してダメージを無効にします。
Bonus(ボーナス)
表示された数字がそのままスコアに加算されます。
また,本作では,オリジナル版では見られなかった,バックストーリーが見られるようになっているという。製品の「Help&Option」を開くと,QIXの起源や,プレイヤーであるMarkerの存在など,一見ただのデジタル陣取りゲームのように見える本作にも,その背景となるストーリーが存在していたのだ。その冒頭部分を紹介しておこう。
■ストーリー
◆QIX++ ではオリジナル版QIX では見ることができなかったバックストーリーを見ることができます。
そもそもQIX とは何か?といった疑問がゲームの中で読み取ることができます。ストーリーは「Help&Options」からいつでもご覧いただけます。
無機質なゲーム画面ではなかなか想像できないバックストーリーを読んでからプレイすると、また違った印象を受けるのではないでしょうか。
ここでは前半部分をご紹介いたします。
<QIXの起源>
近未来、ネットワークは人々に浸透し、特別に意識されなくなっていた。
それだけに、人々の生活に脅威を及ぼすコンピュータ犯罪者の罪は重く、極刑が適用されることも珍しくなかった。
更に犯罪者の情報に対して莫大な賞金が懸けられこともあり、徐々に淘汰されていった。
こうしてコンピュータウィルスという言葉も、人々の記憶から消え去ろうとしていた中、「QIX」は現れた。
QIXは、進入したコンピュータの情報を蹂躙しつくす不可思議でかつ、脅威的なコンピュータウィルスの総称として、瞬く間に勢力を広げて、国際的に認知された。
◆QIXと同じくプレイヤーであるMarker (マーカー)の存在についても述べられています。
<QIXと対峙する者>
このQIXの脅威に対して、人類は有効な解決手段を見出し始めていた。
QIXの存在するサイバースペースを封鎖して、更にQIXの活動範囲を狭め続けて、確実な所在を特定してから消滅プログラムを送り込む事という手法である。
ただし、この手法も万全ではなかった・・・
そんな本作をプレイしたことがある人は,大体どうやって攻略していくかはご存知だろうが,こういった陣取りゲームをプレイしたことのない人に向けた,基本的な攻略法が紹介されているので,プレイする際の参考にしてもらいたい。
◆攻略について
QIX++ のルールは非常にシンプルです。規定占有率以上、カッターで切り取るように自陣エリアを占領することだけが目的なので、プレイヤーによってさまざまなスタイルで遊んでいただくことができます。
これが“正解”という解法はありませんので自由に楽しんでいただければよいのですが、高得点につながるプレイ例をご紹介いたします。
高得点を狙うのであれば、なるべく一度に大きなエリアを占領することに注力し、なるべく100%に近い占有率でクリアすることを目指すことをお勧めします。
(ちなみに100%を占有することはシステム上、不可能ですので90%以上を目標にしていただくのがよいと思います)
■あまり良くない例
規定占有率が75%なので少しずつエリアを拡大していくのはいいのですが、75%に近い占有率ではあまり高得点にはなりません。ただし、堅実にクリアを目指すのであればこういった方法も手段のうちです。
■お勧めプレイ例
なるべく少ない占有率をキープしつつ、QIXの動きを制限して最後に一気に閉じ込める感覚でフィニッシュを決めるのがより効果的かつ、クリアした時の爽快感が得られます。パワードレインやタイムフリーズなどのアイテム効果も有効です。
QIXの行動範囲を狭めていきます。終盤はドット単位で詰めていくことも・・
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ここぞというところで囲み切ってフィニッシュ!
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QIX初代は,1981年に登場した。長方形に区切られたフィールドを,Markerを操作して自陣を広げていくシンプルなゲーム性ながら,不規則に動くQIX(敵)に触れないようにドット単位で自陣を広げ高得点を狙うという戦略性がウケた理由だ。
その後,「スーパクイックス」や「ヴォルフィード」などシステム面が強化されて進化していったのである。
そんなQIXの歴史を簡単に振り返っておこう。
◆QIXの歴史
1981年、初代QIX は登場しました。時代に逆行するかのようなシンプルな画面に誰しもが不思議な感覚を持って見られました。しかし、実際にプレイしたお客様にはそのシンプルさからは想像できない戦略性の高さで評価を頂きました。
その後、お客様からのご期待にこたえ、1987年にはグラフィック面やアイテムなどのシステムを強化した「スーパークイックス」をリリースいたしました。続いて「ヴォルフィード」と名前を変えて、宇宙でのエイリアン討伐という明確な世界観とボスキャラ、ザコキャラなどの動きにも工夫を加えて見た目にも賑やかなゲームへと進化することになりました。
(初代QIXを加えたこれらのゲームはPlayStation 2「タイトーメモリーズ」に収録しております)
1987年スーパークイックス(画面はタイトーメモリーズ版)
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1989年ヴォルフィード
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世紀も変わった現在、再び初代QIXのシンプルさと戦略性の高さを踏襲しつつ、新しく生まれ変わった「QIX++」を、当時のお客様だけでなくその次の世代のお客様にも楽しんで頂ければ幸いです。