キーの応答速度を切り替えられるZOWIE GEAR製メカニカルキーボード「ZOWIE CELERITAS」，12月26日に国内販売開始

　ゲーマー向け周辺機器ブランドZOWIE GEARの販売代理店であるマスタードシードは，ゲーマー向けキーボード「ZOWIE CELERITAS」（CELERITAS：セレリタス）を2010年12月26日に発売すると発表した。予想実売価格は1万4800円前後。


　ZOWIE CELERITASは，キースイッチにいわゆる“Cherry茶軸”を採用したメカニカルキーボードだ。2010年11月に欧州地域での発売が発表されたときに，英語104キー配列のキーボードとして紹介したが，今回国内に登場するのは日本語108キー配列となる。

　そんな本製品が持つ最大の特徴は，「ZOWIE RTR」（RTR：Real Time Response）という機能が搭載されていること。この機能は，PS/2接続時にキーの応答速度を切り替えられるというもので，「1x」「2x」「4x」「8x」という4段階の設定から応答速度を選択すると，入力速度の向上を可能にするという。

　また，［Windows］キーの“誤爆”を防ぐため，同キーを左［Ctrl］キーとして動作させる機能が搭載されているのも大きな特徴の一つ。ゲーマー向けキーボードで［Windows］キーの無効化というと，取り払うとか，ストッパーを噛ませて物理的に押せなくするとか，別の場所へ追いやるとかいった“チカラワザ”系が多かったので，機能を切り替えられるというのはなかなか珍しいといえるかもしれない。
　［Ctrl］キーとして動作させられることのメリットとしては，RTSなどのプレイ時に，［Ctrl］キーと同時に押せるキーの範囲が広がることが挙げられている。それに加えて，「［Ctrl］キーを押そうとして，間違って［Windows］キーを押してしまっても，押すつもりだった［Ctrl］キーの入力が行われる」というのは，ついつい誤爆しがちだった人にとってはアリだろう。

　なお，キーの同時押し対応は，PS/2接続時に全キー，USB接続時に6キーまでとなっており，ゲームをプレイするうえで十分なスペックは確保できているようだ。
　基本的には，ゲーマー向けメカニカルキーボードとして押さえるべき点は押さえていそうな製品なので，ZOWIE RTRの使い勝手によっては，なかなか面白い存在になるのではなかろうか。


●ZOWIE CELERITASの主なスペック

• 接続インタフェース：USB，PS/2（付属の変換コネクタを使用）
• キー数：日本語108キー
• キーピッチ：未公開
• キーストローク：未公開
• 押下特性：未公開
• 複数キー同時押し対応：USB接続時6キー，PS/2接続時全キー
• キー耐久性：未公開
• 重量：未公開
• ケーブル長：約1.8m
• 発売時期：2010年12月26日
• 予想実売価格：1万4800円前後

マスタードシード公式サイト