イベント
ウォーボーンは実在した!? 愛で極めるスリーパーホールドを伝授された「ArcheAge」ウォーボーン&柔術体験記
ところで,7月23日に開催された「ArcheAge3.0」メディアカンファレンスを皮切りにアップデート内容をレポートしてきたこの半年間。「これ,ArcheAgeの取材だよね?」と疑問を抱くような取材もあったが,今となってはいい思い出だ。アップデートも無事完了し,2016年のArcheAgeは,これで一段落だなと思っていたのだが,どうやらその考えは甘かったらしい。
ゲームオン「リアルウォーボーンを呼んだので,ぜひ来てください!」
そう,またである。
・「ArcheAge」の新種族「ドワーフ」は「漢!ヒゲ!ロボ!」が3拍子そろった熱いクラス。リアルドワーフが「ArcheAge」をプレイしながら熱く語る
イラストを見てもらえば分かるとおり,ウォーボーンは鋼のような屈強な肉体を持ち,頭に角が生えた種族だ。以前に取材したリアルドワーフは「なるほど,こうきたか」といった感じで納得のいくものだったが,そもそも角の生えた人間なんているわけがない。コスプレか何かだろうか。そう思いながらゲームオンに足を運んだ筆者を出迎えたのは,屈強すぎる,リアルなウォーボーンだったのだ。
リアルウォーボーンがArcheAgeをプレイ! いまどきのオンラインゲームにカルチャーショック
ひと目で誰だか分かる読者も多いだろうが,改めて紹介しよう。リアルウォーボーンこと,新日本プロレスの獣神サンダー・ライガー選手(以下,ライガー選手)である。
立派な2本の角が生えていることこそ,ウォーボーンである確かな証拠と言えよう。今回,ArcheAge日本運営プロデューサーの石元一輝氏の指導のもとで行われた,ライガー選手のウォーボーン体験記をレポートしたい。
普段,パソコンはネットを見るときぐらいにしか使わないと話すライガー選手は,Archeageはもちろん,PCでゲームをするのが初めてとのこと。まずは,分身となるキャラメイクからスタートした。
グラフィックスの綺麗さに驚いたサンダー・ライガー選手は,石元氏に教わりながら男性ウォーボーンを作り上げていく。ポイントとなるのは,やはり頭の「角」のようで,一番大きな角をチョイス。さらに燃えるような赤い髪と,褐色の肌のウォーボーン「ライガ」が誕生した。
石元氏から基本的な操作を教わり,ウォーボーンのチュートリアルをプレイし始めたライガー選手。だが,PCゲーム以外では一般的ではないW/A/S/Dキーでの移動と,マウスによる視点変更に大苦戦。それでもプレイを進めるうちに慣れてきたのか,やがて操作にわずらわされることなく進めていけるようになっていく。
それでも,移動とバトルの両立ははなかなか難しかったようで,ウォーボーンのチュートリアルイベントに出現する敵の数が多いこともあり,たびたびやられてしまう。それでも不屈の精神で何度も立ち上がり,見事にチュートリアルをクリアした。
続いてウォーボーン最大の特徴とも言える,ディアブロへの変身を体験。ここで通常フィールドに移動したのだが,ゲーム内でほかのプレイヤーと協力したり,戦ったりするだけでなく,農業や海賊行為,裁判なども行えるという説明を受けて驚くライガー選手。
「今どきのゲームは,そんなことまでできるんだ。どっちが本当の世界なんだか分からなくなっちゃうね」と,カルチャーショックを受けているようだった。
約1時間の体験プレイを終えたライガー選手は,ウォーボーンについて「とくにディアブロは,鎧をまとったような姿で,すごく格好いいですよ! 角ってやっぱり強さの象徴なんですよ。伊達政宗の兜の前立とか,『ウルトラマン』に登場するゴモラもそうだし,角はなんか力があります。いいキャラクターだと思います」と感想を語った。ここでゴモラの名が出てくるところは,さすがライガー選手といったところだろうか。
また「まったくの素人だけど,いろいろなことが覚えられるから面白くなってくるね。ハマるかも」とゲームそのものへの感想を述べるとともに,ひとつの世界でまったくの知らない人と一緒に遊べるということに驚いていたようだった。
リアルウォーボーンの指導で柔術を体験。愛の籠もったスリーパーホールドに石元氏も失神寸前!?
ウォーボーンの体験プレイが終了したところで,「じゃあ次は石元氏の番ですね」と,石元氏がライガー選手の指導で柔術を体験することとなった。もちろん,ゲームではなくリアルの話である。
しっかりと準備運動を終えた石元氏は,早速ライガー選手(とオヌマ先生)から指導を受けることとなった。
最初にマウントポジションの指導から始まり,石元氏の上にライガー選手が乗る。まったく動けないと話す石元氏に,マウントポジションは柔術では非常に大事なポジションであるとオヌマ先生が説明した。それというのも,下になった人から上の人にパンチは届かず,乗っている人から一方的に攻撃されてしまうからだ。だからこそ,このポジションを取れるように,また取られないようにトレーニングするのだと話してくれた。
そのための練習が,この体勢からのポジションの取り合いだ。
この時点では,まだマウントポジションが決まっていないため,上の人も下の人も条件はほぼ五分だという。ここから締められたり,簡単に転がされたりしてしまう石元氏だったが,「すごい!」と痛がりながら感嘆していた。石元氏を転がしたライガー選手は「これが逆の立場だったら,僕でも簡単に転がされちゃいます。でも,マウントを取られてしまったらもうダメです」とポジション争いの重要性を改めて説明してくれた。
一通り柔術の指導を終えたあと,メジャーなプロレス技であるスリーパーホールドとアキレス腱固めの指導も行われた。
スリーパーホールドは力を込めて首を締めるようなイメージがあるが,ライガー選手によると力はあまり要らないという。左腕を首に回したあと「愛を惜しむかのように,抱きしめるかのように肘を締め,右手で頭を押さえる」とスリーパーホールドのコツを伝授した。
さらにライガー選手は,プロレス流の簡単な関節技をいくつか披露。自身のみぞおちに石元氏の肘をあてて軽く手首を折り曲げるように極めると,石元氏は「あーだめだめ,折れる!折れる!」とあっさりギブアップ。周りからはまったく力が入っているように見えなかったが,かなりの痛がりようだった。
続いてアキレス腱固めの実演が行われたが,道場には石元氏の「痛い!」「やばい!」の声が響きわたる。石元氏によると「ピンポイントで痛い。筋がヤバイ」と,アキレス腱固めを受けた感想を漏らす。ライガー選手によれば,足を取った腕のポジションと,極めたあとに腰を上に突き出すのがポイントらしい。
ウォーボーンの闘法とは異なるだろうが,リアルウォーボーンことライガー選手より柔術とプロレスの指導を終えた石元氏は疲労困憊。
「肉体の強さはもちろんですが,心,技,身体すべて勝ち目がない。乗っかられた瞬間無理だと思いました」とライガー選手から指導を受けて感じ取ったことを言葉にした。
そして「ウォーボーンはライガー選手のように筋肉隆々で,強く見えるように勇ましい角が生えてますが,強さって見た目だけじゃないなと。同じようなことをやっているように見えて,技術が必要だったり,繊細さが必要だったりとか,ゲームのように中の人次第だなと痛感しました。ウォーボーンは戦うために生まれた種族ですが,こういったことも頭の隅に置いてプレイしていただければと思います。今日は本当に痛かったです」とウォーボーンのアピールもそこそこに,話を締めくくった。
というわけで,正直,本当にリアルウォーボーン(?)を連れてこられるとは思ってもみなかったが,その強さはやはり本物だ。筆者は実際に技を受けたわけではないが,道場での石元氏の叫び声と,指導後の披露した石元氏の姿を見ていると,それがよく分かる。
幸いなことに,ゲームでウォーボーンをプレイしても,石元氏のような痛みを受けることはない。年末年始には数々のイベントやキャンペーンも実施されているので,プレイヤーは安心してウォーボーンの強さを堪能つつ,楽しいArcheAgeライフを送ってもらいたい。
「ArcheAge」公式サイト
- 関連タイトル:
ArcheAge
- この記事のURL:
Copyright © XLGAMES Inc. ArcheAge ® is a registered trademark of XLGAMES Inc.
GOP is a registered trademark of GOP Co., Ltd. All rights reserved.