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【ヒャダイン】それってもしかして,任天堂への反抗期かも?
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印刷2017/01/31 19:00

連載

【ヒャダイン】それってもしかして,任天堂への反抗期かも?

ヒャダイン /  音楽クリエイター

ヒャダインの「あの時俺は若かった」

ブログ:http://ameblo.jp/hyadain/


第55回「それってもしかして,任天堂への反抗期かも?」


 ども。Nintendo Switchが発売されますね!
 先日,ご縁があって触らせていただきました。最大のセールスポイントは,据え置きとポータブルのハイブリッドである点ですが,ポータブルでも二種類に展開できて,従来の携帯ゲーム機のように使う方法と,後ろのスタンドを立ててJoy-Conを取り外し,外出先をまるでリビングであるかのように変身させちゃうという方法。Joy-Conは二つ付いているので2人同時プレイもできます。
 実際に試遊しましたが,Joy-Conは小さいし軽いし反応バツグンだし,画面もキレイだし,まさに最先端です。新作ゲーム「ARMS」も,まさに新感覚でこれはすげえと思いました。すでにほかの皆さまがさんざっぱら記事にもしているでしょうが,これは任天堂からのスマホゲームへの回答だと思うんだな。いつでもどこでもプレイできて,簡易な内容かつ課金がシステムとしてしっかり組み込まれている時代の覇者・スマホゲームに対しての。


 そうそう,スマホといえば「スーパーマリオ ラン」iOS / Android)ももちろんプレイしました。これもスマホゲームへの,とくに課金ありきのゲームへの問題提起がいっぱい詰まっているんじゃないかなーという印象でした。無料でプレイできるのは3ステージで,あとは一括で1200円支払って全ステージを開放する,という。
 これももちろん課金システムであって,従来のマリオファンを名乗る人達から批判もきてましたね。一番興味深かったのは,「マリオもお金を取る時代になってしまったのですね,悲しいです」みたいなやつ。今までお前はどうやってマリオシリーズをプレイしていたんだ……と。ソフトを買ったことはなかったのな。ソフト買うほうが高いんだけどな。

【ヒャダイン】それってもしかして,任天堂への反抗期かも? 【ヒャダイン】それってもしかして,任天堂への反抗期かも?

 と,その時,一つのことに気付いたんですよね。僕がマリオを自分のお金で買ったのって,ある程度成長してからだなあ,って。僕の世代はファミリーコンピュータの「スーパーマリオブラザーズ」「スーパーマリオブラザーズ3」,それからスーパーファミコンの「スーパーマリオワールド」あたりがドンピシャなんですが,当時は子供だったし,マリオは家族もプレイするということもあって,全部親に買ってもらっていました。後々のタイトルにもファミリー向けが多いですよね,マリオ。
 「マリオまでお金を取る」って発言した人,もしかしたらマリオ関連はすべて親に買ってもらっていたのかもしれない。マリオは家族に買ってもらうもの,すなわち無料で遊べるもの,という固定観念がもし幼少期から植え付けられていたのだとしたら,この発言にも納得であります。

 そんなことを思ったあとで,ふと,我々日本人にとってのマリオや任天堂について考えてみたくなったんです。今回のこの連載はきっと,的外れな部分が多いだろうし,何言ってんだと思われる人も多いかもしれません。でも,自分なりに気付いたことを,このまま続けて書きます。

 任天堂はファミリーコンピュータというハードの生みの親であり,マリオはそのハードの顔として,それ以降もファミリー向けゲームのフラグシップとして頂点に君臨し続けました。ファミリー向けのゲームでは,絶対正義であり続けてきたんですよね。
 「ほかのゲームはダメ。でもマリオならいい」って親に言われたことがある人,多いんじゃないでしょうか。僕は言われた記憶があります。マリオは娯楽性が保証されている健全なコンテンツとして,任天堂はそれを保証するメーカーとして,ゲーム業界で変わらず立ち回っていた。そう考えると,リオのオリンピックの閉会式で安倍首相がマリオに扮したのも納得ですよ。だって健全で,誰からも愛されているんだもの。

 けれど,昨今は任天堂に対する風当たりが強いと感じます。最初から成功して当たり前,ちょっとでもうまくいってるように見えないと,鬼の首とったみたいな総攻撃をかける慈悲の無さ。でもね,僕,これに近しい感覚に思い当たることがあるんですよ。
 それは何かというと,反抗期における両親への態度なんですね。自意識が芽生えてある程度になるまで,両親って絶対正義なんです。怒られるのは自分が悪いから,両親は正義です,絶対に背けません。

 だけど,体も心もオトナになっていくにつれ,その正義というのは絶対ではないんだなあということを薄々と,そして徐々に理解してきて,それまでの反動がグワって来て,「親,ふざけんなよ!」って過剰に反抗してしまう。これが反抗期だと思うんですよ。
 今,任天堂にも同じ感情を持っている人が多いんじゃないかなって,勝手に感じています。前述のとおり,任天堂作品は幼少の頃から慣れ親しんだ人がとても多いんじゃないかと思うんです。そばにいるのが当たり前の存在であり,いつでも楽しさをくれる絶対的なエンターテイメント企業としての任天堂が幼少期に存在していたはず。
 しかし時代が進み,自分もオトナになっていくにつれ,ほかのゲーム機,さらにはスマホゲームという新しいエンターテイメント,言うなれば新しいお友達や先輩が出てきた。その反動で自分の中にあった絶対正義・任天堂が何だか憎らしくなっちゃって,必要以上に攻撃しちゃうんではないでしょうか。今まで信じていた絶対正義に反抗することによって自分のアイデンティティを確立していく思春期のように。
 任天堂は幼い頃,何も考えずに生きていた戻れない日々そのものであって,任天堂を否定することで戻れない日々への決別,殺伐としたオトナ社会を生きることへの決意表明みたいになるんではないでしょうか。

 もちろん,昨今の任天堂を冷静に批判している方々も多いでしょうし,実際Wii Uのソフト不足とかは僕も感じるところがありました。スマホゲームの充実や,PlayStation 4の素晴らしさなどなどと比較してしまうときもあります。
 しかし,やっぱり僕は任天堂を正義として育ってきた世代なので,任天堂が大好きです。ごまをする,とかそういうことじゃなくて,ある種DNAに組み込まれた“好き”なんだなあ。これはきっと皆さんも多かれ少なかれあると思うんです。
 Nintendo Switchが発売されたあとも,きっとみんないろいろなことを思うだろうし,言葉にもしていくと思うんです。しかし,今回僕が書いたような“反抗期”による衝動で,もし荒々しく感情を毛羽立たさせているのであれば,自分の幼少期を,コアにある優しい部分を,自ら攻撃することにもなるんじゃないかと僕は思います。刃は自分に向かうんです。
 だからといって任天堂ばんざーい,礼賛しろよお前ら! って言ってるわけじゃないんです。しかし,僕らの情緒を育ててくれた因子の一つである任天堂に,感謝の念も忘れちゃいけないと僕は言いたいのです。

 最後に何が言いたいかというと,外出先でもプレイできるようになった「Splatoon2」が発売されたら,しばらく僕は仕事をしなくなるのでしょう,てことですよ!!!!

■■ヒャダイン(音楽クリエイター)■■
年末年始をニューヨークで過ごしてきたというヒャダイン氏。そこでもサウナを発見して,もちろん入店。ウォール街の真ん中にも極楽があったそうです。
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