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印刷2009/06/26 15:25

インタビュー

謎のベールに包まれていたPSPgoの実態が少しずつ明らかに。“PSPgo商品企画担当者インタビューセッション”レポート

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下,SCE)は6月17日,SCE青山安田ビルにてPSPgo商品企画担当者インタビューセッションを実地した。

 E3 2009での電撃発表も記憶に新しい,PSPの新ラインナップである“PSPgo”だが,まだまだ明らかにされていない部分も多い。UMDドライブを取り外したことで,手持ちのUMDは使えなくなってしまうのか,またサイズがコンパクトになったことで,操作性はどのように変化するのかなど,色々と気になっている読者も多いことだろう。

商品企画部部長の松井直哉氏(左)と,同じく商品企画部でPSPgoを担当している柳瀬和大氏(右)。それぞれ手にしているのはもちろん,PSPgoである

 同インタビューセッションは,そういったPSPgoに対する数々の疑問を,SCEの商品企画に関わる商品企画部部長の松井直哉氏と,同じく商品企画部でPSPgoを担当している柳瀬和大氏が直接答えていくという,Q&Aセッション形式で行われた。本稿ではその模様をお伝えしていこう。PSPgoの関連記事にも,必要に応じて目をとおしてほしい。

噂はやっぱりホンモノだった! SCE,UMDを廃した新型PSP「PSP go」を発表。日本では11月1日に発売


[E3 09]“モンハン持ち”は難しいがホールド感は良好。SCEブースでPSP goを触ってみた


 まず最初に,PSPgoの開発コンセプトについて質問を受けた松井氏は,ずばり「ネットワークセントリックモデル」であると語り,PSPgo最大の特徴ともいえる,UMDドライブを使用しない理由について言及した。
 松井氏によれば,PSP誕生のタイミングから,UMDスロットを使用しない商品の構想はあったらしいのだが,当時のインフラ環境やネットワークサービスの充実度合いなどを鑑みて,UMDドライブは必須であるとの結論に至ったそうだ。
 しかし現在,PLAYSTATION 3との連携やPlayStation Networkの充実など,デジタルコンテンツを提供できるインフラやサービスの環境が整ってきたこともあり,PSPgoを本格的に展開することが決定したのだという。
 またPSPgoは,基本的にすべてのコンテンツがネットワークを介して配信されるため,ある程度ネットワークの利用に慣れている人を,主な対象ユーザー層と見ているとのこと。
 そういった松井氏の発言を整理してみると,PSPgoは「誰でも気軽に楽しめる携帯ゲーム機」というよりは,若干玄人向けの,ネットワーク対応機器に明るいユーザー向けのPSPであると言ってもいいのかもしれない。

 また,スライド式のディスプレイパネルを採用したことについて柳瀬氏は,PSPの基本コンセプトである「持ち運びができる手軽さ」を前提として掲げ,「画面をスライド方式にすることで,さらに小型化/軽量化が計れるのでは」と考えた結果,スライド式を採用するに至ったらしい。


 次に,PSPgoというネーミングのコンセプトに関する質問が出た。それに対し柳瀬氏は,出かける際には常にPSPgoを持っていてほしいという想いのもと,ネーミングしたと語った。さらに,ワールドワイドで親しみやすいように「go」という理解しやすい言葉を用いたという。
 なお柳瀬氏は,ユーザーが抱くPSPの商品イメージを,できる限り統一したいと考えているらしい。当然PSPgoも,PSPファミリーの一員なので,これまでのPSPユーザーが引き続き違和感なく楽しめるように,ボタン配置などのインターフェイスを大きく変えることはしなかったとのことだ。
 その上で,使い勝手を良くするために,Bluetoothやゲームスリープ(ゲームを一時中断した状態で,クロスメディアバー上の操作が行える新機能)といった新機能の追加を行ったのだと語る。

 またユーザーが最も気になるであろう,従来のUMDはもうPSPgoで利用できないのかという疑問について,松井氏は「前向きに検討しています」と発言した。将来的にはPSPgoでも,UMD版PSP用ソフトが使えるようになる可能性はあるかもしれない。それが,ネットワークや特定の店舗(設置機器)を介したデータ変換によるものなのか,外付けタイプの周辺機器を利用する形なのかは分からないが……ぜひ期待したいところだ。


謎のベールに包まれていたPSPgoの実態が少しずつ明らかに。“PSPgo商品企画担当者インタビューセッション”レポート
 また柳瀬氏によると,ディスプレイパネルを閉じた状態でも,L/Rボタン,およびボリュームの+/−ボタンは効くらしく,例えば音楽などのアプリケーションを開いている状態でディスプレイパネルを閉じても,操作になんら支障はないとのこと。
 加えて,これは現段階では未定だが,上記のことからL/Rボタンのみでプレイ可能な作品が生まれる可能性も大いにありそうだ。(基本的に)L/Rボタンで遊べるゲームというと「Loco Roco」が挙げられるが,今後は同作のように,シンプルな操作性と奥深いゲーム性を兼ね備えたタイトルが,どんどん生まれることになるかもしれない。

 さらに柳瀬氏の説明によれば,Bluetooth機能を用いて,PS3用コントローラでPSPgoのソフトが遊べるようにもなるらしい。
 これによって,今まで操作性がネックだったPSP用のアクションゲームや対戦格闘ゲームなども,より遊びやすくなるし,デベロッパの開発構想の幅もグンと広がることだろう。
 既存のPSPでは,ケーブルを接続することで,テレビモニター上でPSPのソフトを遊ぶことができた。しかしケーブルの長さがネックとなり,プレイ環境によっては,くつろいだ姿勢でプレイすることが難しいケースもあるだろう。そういった反省点を踏まえ提案されたのが,今回のBluetoothを用いたPS3コントローラによるリモートコントロールなのだという。
 一見地味な機能だし,携帯ゲーム機にそこまでの操作性は求めないという向きもあるだろうが,プレイスタイルの自由度が増すのは単純に喜ばしいことと言えよう。


 なお,PSPgoの価格が,PSP-3000よりも高くなった理由については,主に16GBのフラッシュメモリを搭載したことが挙げられていた。「16GBのフラッシュメモリを搭載することで,PSPgoを一つ持っていれば,それだけですべて完結するような形にしたかった」と松井氏は語っていたが,16GBといえば,UMDのソフトが10本程度は収まる容量だ。旅行や外出先などに,10枚前後のUMDを持って行くというケースはあまり現実味がないが,PSPgoが一つあれば,そういった煩わしさが解消するというわけだ。

 インタビューセッション後は,PSPgoを自由に試遊する機会が設けられた。事前の情報でも伝えられているように,やはりかなり小さい。また,スライドも実際に開け閉めしつつ操作してみると,デジタルガジェットとしての面白みを確かに感じもした。
 液晶のサイズは若干小さくなっているものの,解像度自体はPSP-3000と同様なので,グラフィックスのきめ細やかさなどはPSP-3000と比べてもまったく遜色ない。
 ケーブル類の接続部は“マルチユース端子”という新しいものに変更されており,すべての端子は一つに統一されている。複数のケーブルを本体に接続する必要がなく,非常にスッキリとまとまっている印象だ。従来のPSPでは本体上部に存在したミニUSB端子は,電源端子とひとまとめにされたため,既存のGPSアンテナやワンセグチューナーは,当面の間PSPgoでは使用できないようだ。ただし,それらの周辺機器を接続するための施策,および新たな周辺機器の開発は検討されているそうなので,そのあたりの展開にも期待したいところだ。

謎のベールに包まれていたPSPgoの実態が少しずつ明らかに。“PSPgo商品企画担当者インタビューセッション”レポート 謎のベールに包まれていたPSPgoの実態が少しずつ明らかに。“PSPgo商品企画担当者インタビューセッション”レポート
謎のベールに包まれていたPSPgoの実態が少しずつ明らかに。“PSPgo商品企画担当者インタビューセッション”レポート 謎のベールに包まれていたPSPgoの実態が少しずつ明らかに。“PSPgo商品企画担当者インタビューセッション”レポート

 E3 2009での電撃発表以来,賛否両論さまざまな意見が入り乱れているPSPgoだが,対象ユーザー層はどちらかというと,「ある程度ハードやネットワークの知識を有している人」とのこと。すでに所有しているUMDや,既存の周辺機器をどう対応させるのか……といった懸念点はあるものの,ダウンロード購入専用機としての軽快な取り回しや,メディアプレイヤーとしての面白みなど,すでにPSPを十分使いこなしているユーザーにとっては,魅力的な要素が多々ある。何より,カラーバリエーションも含め,PSP本体のラインナップが増えることは純粋に喜ばしいことだろう。PSPユーザーのための新たな選択肢の一つとして,PSPgoの発売を楽しみに待ちたい。

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