KONAMIから2010年4月29日に発売される,PSP用ソフト「
METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」(メタルギア ソリッド ピースウォーカー,以下MGS PW)。先日,完成披露会が華やかに開催された本作の注目要素をあらためて紹介しつつ,新たに公開されたスクリーンショットを一挙に掲載する。また4Gamerでは,現在配信中の「未完成抑止版」(体験版)プレイレポートを掲載しているので,こちらも合わせて目をとおしてほしい。
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本作は,“敵に見つからないように潜入する”という,ステルスアクション“メタルギア”シリーズ最新作。「メタルギア」シリーズは,1987年7月にMSXで第1作が発売されて以来,さまざまなプラットフォームでシリーズタイトルが発売され,2008年6月にはPlayStation 3で「
METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」(メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット,以下MGS4)を発売。全世界でシリーズ累計2770万本以上を売り上げている。そして「MGS PW」では,シリーズの生みの親である小島秀夫氏が,監督/脚本/ゲームデザイン/プロデュースを手掛けており,まさに正統続編といえるタイトルだ。
“メタルギアサーガ”の一篇が描かれる本作の舞台は,1974年の中米・コスタリカ。伝説の戦士“ネイキッド・スネーク”(=BIGBOSS)は,かつての上官ゼロと袂を分かち,コロンビアで独自に“国境なき軍隊”を組織していた。そんな彼の前に,“軍なき国家”コスタリカからの来訪者が現れる。コスタリカは,冷戦当時,東西のパワーバランスの狭間で奇跡的に平和を保っていたが,各地で謎の武装集団が不審な動きを見せ始めていた。“軍なき国家”を守るために動き出したBIGBOSSの“国境なき軍隊”は,のちにアウターヘブンと呼ばれる組織の前身だった――。というのが,本作のプロローグである。
時系列でいうと,「METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」(以下MGS3)の10年ほどあと,「MGS4」の40年ほど前のお話。主人公はMGS3同様,のちの“BIGBOSS”ことネイキッド・スネークで,初代「メタルギア」に登場した武装要塞国家「アウターヘブン」の前身となる,“国境なき軍隊”がストーリーの中心となる模様だ。BIGBOSSはそもそも何を目指していたのか,これまでのMGSシリーズではあまり語られてこなかった部分が,本作で明らかになる――のかもしれない。
今回は,YouTubeの「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」公式アカウントで公開されているオープニングムービーを以下に掲載したので,ぜひ動画を見て気分を盛り上げてほしい。
プラットフォームをPSPに移した本作では,アドホック通信による協力プレイ(CO-OPS)に対応し,ミッション遂行のため共に潜入する仲間(=“潜友”)と一緒に遊べる,さまざまな新要素が導入されている。
まず,紹介したいのは“CO-OPイン”だ。CO-OPSミッション中(協力プレイ中)は,各操作キャラクターの周囲に「CO-OPリング」という黄色いリングが表示される。そして,各プレイヤーのCO-OPリングが触れるほど接近すると,CO-OPイン状態となる。ちなみに,CO-OPリングの上に表示される▲は,仲間のプレイヤーのいる方向だ。
CO-OPイン状態になると,各プレイヤーのLIFE/気力ゲージが共有されて1本になる(画面左下のゲージ)ほか,武器/アイテムの共有も可能になる。仲間にCO-OPインすれば,かなりミッションが楽になるというわけだ。そのほかにも,防御力や回復力が向上したり,瀕死状態でも仲間の救命措置で蘇生できるといったメリットがある。
また,CO-OPインには「CO-OP境界線」という概念が存在し,CO-OP境界線のリング内がCO-OPイン状態を保持できる領域となる。CO-OPインするキャラクターの人数が多いほどCO-OP境界線のリングも大きくなるが,CO-OP境界線を越えて「CO-OPアウト」すると,LIFE/気力ゲージはまた個別になり,借りていたアイテムや武器は消えて仲間の元に戻って使えなくなる。
もう一つ,CO-OPSに存在する要素で紹介しておきたいのが,「スネークフォーメーション」である。
これは,仲間と接触するほど近づいてスネークフォーメーションを実行すると,移動操作を仲間に委ねられるというシステムだ。実行中は,自分は探索や攻撃といった移動以外の操作に集中できるという,CO-OPSならではといえる独特なシステムである。
スネークフォーメーション中は,リーダーとなるキャラクターのあとを付いていくだけでなく,リーダーキャラクターが前転すると,追従しているキャラクターも前転するなど,シンクロした動きを取る。また,フォーメーション中は,通常では越えられない大きな段差を乗り越えられたり,CO-OPS時のみ活用できる潜入ルートがあったり,といったメリットも存在する。
そのほか,プレイヤー間でのコミュニケーション方法として「CO-OPS通信」が用意されている。いわゆる定型文のショートカット機能のようなものだが,単なるコミュニケーションツールではない。たとえば「俺はここだ!」と発言すると,自分のカムフラージュ率が低下するというように,言葉によっては“言霊効果”があるのだ。
そのほか,シリーズでおなじみの「ダンボール」も健在なのだが,本作では2人で中に入ることが可能。種類も増えており,動かずじっとしていると,なにやらもぞもぞ動くこともあるようだ。
完成披露会で,MGS PWのジャンルは既存シリーズの「タクティカル エスピオナージ アクション」から「タクティカル エスピオナージ オペレーション」に変わったと,小島秀夫監督が述べていたが,それを象徴する要素の一つが,プレイヤーの拠点となる「マザーベース」である。
マザーベースは,ミッション中の物資補給や支援攻撃といったサポートをしてくれる施設。また,ミッションで兵士を捕虜にして回収したり大型兵器を鹵獲したりすることで,マザーベースを強化/拡張することが可能だ。また,強化/拡張のバリエーションも豊かで,プレイスタイルによって,その姿も変わってくるとのこと。
今回公開された“マザーベースでできること”は,以下の六つだ。
傭兵部隊の派遣/OUTER OPS
志願兵の募集/RECRUIT
アドホック対戦/VERSUS OPS
兵士の交換/TRADE
アイテムの配送/DELIVERY
データ確認/DATABESE
まず「傭兵部隊の派遣」は,「実戦部隊」のスタッフを紛争地帯に傭兵として派遣するミッション。ミッションとはいっても,物語の進行にかかわるMAIN OPSや,サブミッションとなるEXTRA OPSとは異なり,ミッションごとに各地の敵部隊の編成に応じて,部隊を編成して派遣すると,自動的に戦闘が終了する。勝敗に応じて,資金や新たな任務などさまざまな報酬が獲得できるほか,兵士も成長して資金力(GMP)が増加する。
ミッションでの回収以外に,マザーベースの兵士を増やす方法の一つが,「志願兵の募集」だ。全国各地の公共施設などに設置されている無線LANアクセスポイント(AP)で,兵士のデータを入手可能。そのデータの兵士を制限時間内に屈服させれば獲得できるという仕組みだ。また,特別な兵士が入手可能なAPも存在する。
そのほかマザーベースでは,最大6人(チーム戦は3人対3人)での対戦が可能な「アドホック対戦」,アイテムをダンボールに入れてほかのプレーヤーに配送(プレゼント)できる「アイテムの配送」,他プレイヤーとマザーベースのスタッフ交換ができる「兵士の交換」,プレーヤーのやり込み度や“潜友”との友情度などを確認できる「データ確認」などが行える。また,ミッションを進めてある条件を満たすと,マザーベースにさらなる進化が訪れる模様。どのような進化なのかは,発売後,ぜひプレイして確認してほしい。
今回紹介した要素については,YouTubeの「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」公式アカウントにおいて,ムービーで紹介されている。以下に
完成発表会レポートで紹介した,カプコンの「
モンスターハンターポータブル 2nd G」とのコラボ企画とともに,ムービーを貼りつけておいたので,まだ見ていない人は,ぜひチェックしてほしい。