メジャーリーグの球団や選手などが，すべて実名で登場する大リーグファン待望の球団運営マネジメントゲーム，「Baseball Mogul 2010」のデモ版を4GamerにUpした。プレイヤーは，実在する球団のゼネラルマネージャ（GM），監督，そして選手自身となり，ワールドシリ−ズでの勝利を目指してリーグ戦を進めていくことになる。


　ゲームモードは，2009年データを網羅した「Modern」，1901年〜2008年までのデータで過去の名勝負などを再現できる「Classic」，そして架空の球団を運営していく「Fictional」の三つから選べる。表示される「Expansion」と「Custom」モードは，デモ版では選択できない。
　ゲームシステムは，2008年にリリースされた「Baseball Mogul 2009」とほぼ同じなので，前作をプレイした経験のある人にはおなじみだろうが，初めて本作をプレイする人は，やたら数字と文字で埋め尽くされたゲーム画面に圧倒されるかもしれない。

　プレイヤーは，GMとしてチケットの売り上げやテレビの放映権料などのデータに目を通し，監督として新人選手の育成やトレードを考えるなど，実に細かいところまでシミュレートされている。
　実際の試合になると，プレイヤーはGM，監督，選手いずれかの役割を果たすわけだが，GMとなった場合，試合に口出しはできない。監督を選ぶと試合途中に指示を出せるようになり，選手を選ぶと，ピッチングやバッティングを行えるようになる仕組みだ。
　フル3Dのグラフィックスではないので，画面にはやや寂しいところがあるが，ピッチャーはストライクゾーンのどこに投げ込むかを1球ずつ選択できるし，バッターになれば，投球を予測してバットを振るといったストラテジックな操作ができるため，これはこれで意外（？）と面白い。


　プレイする人を選ぶゲームだろうが，メジャーリーグが好きでたまらないという人には文句なくオススメだ。
　イチロー選手や松坂大輔選手といった，現役の日本人メジャーリーガーが登場するのはもちろんだが，Classicモードの1999年シーズン，ミルウォーキー・ブルワーズには，あの野茂英雄投手が所属しているので，そういうところもぜひチェックしよう。

「Baseball Mogul 2010」公式サイト

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