イベント
「GAMEは、元気です。」東京ゲームショウ2009は9月24〜27日開催
たしかに「日本はもはや世界一のゲーム大国ではなくなった」と言われるようになって久しく,それどころか最近は存在感にすら縮小傾向が見られる。当然これは我々日本人にとって,はなはだ不本意な話だ。今年9月のTGS 2009を目処に,再び日本は世界をギョッとさせるゲーム大国として君臨しようというのだろう。これは大賛成である。
また,和田会長はTGSとCEDEC(CESA DEVELOPERS CONFERENCE,開発者カンファレンス)との“有機的な連携”についても言及し,日本のゲーム開発力の強化などを提言。ハリウッド映画並みの資金でゲームを開発するアメリカに対し,日本もキャラクターや叙情的な物語面だけではなく,技術力で戦える土壌を築こうというのだろう。これも大賛成である。
最後は日経BP 事業局事業部長 中村均氏がスライドを交えて,昨年のTGS 2008の結果報告や今年の開催テーマなどを発表。今年のテーマは
に決定した。これはえーと何か元ネタあるんでしょうかね。通常であれば心にも残らないようなありふれた言葉にも聞こえるが,世界中の誰も彼もが元気を失い,しゅーんと膝を抱えて落ち込んでいる今,「GAMEは、元気です。」と高らかに宣言する意義はとても大きいように思える。
そんなこんなで閉会となった東京ゲームショウ2009 開催発表会。気になる新発表としては,「アドバンスド モバイル&PCコーナー」の新設が挙げられる。昨年は「PCオンラインゲームコーナー」が新設され,PCオンラインゲームに造詣の深い我々4Gamerは勇んで乗り込んでいったものだが,なんかちょっぴり残念に感じなくもない規模だった思い出がある。今年こそは激しくアドバンスドした,大規模な出展に期待したいものだ。
◆開催概要◆
名称:東京ゲームショウ2009(TOKYO GAME SHOW 2009)
主催:社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
共催:日経BP社
後援:経済産業省(予定)
会期:2009年9月24日(木) ビジネスデイ 10:00〜17:00
2009年9月25日(金) ビジネスデイ 10:00〜17:00
2009年9月26日(土) 一般公開日 10:00〜17:00
2009年9月27日(日) 一般公開日 10:00〜17:00
会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)
入場料:一般(中学生以上)・・・前売1000円 / 当日1200円
小学生以下・・・入場無料
「東京ゲームショウ2009」公式サイト
##### 以下,リリースより #####
2009 年のテーマは『GAME は、元気です。』
会期:2009 年9 月24 日(木)〜9 月27 日(日)/会場:幕張メッセ
社団法人コンピュータエンターテインメント協会
日経B P 社
社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA、会長:和田洋一、所在地:東京都港区西新橋)が主催する「東京ゲームショウ2009」は、日経BP社(社長:平田保雄、所在地:東京都港区白金)との共催のもと、2009 年9 月24 日(木)〜27 日(日)の4 日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)にて開催することを決定いたしました。会期の前半2 日間は、過去2 年と同様にビジネスデイとして、後半2 日間は一般公開日として開催いたします。
昨年の「東京ゲームショウ2008」は、出展小間数が過去最多となった2007 年を上回る1768 小間という最大規模での開催となりました。出展タイトル数も過去最多の879 で、市場のさらなる拡大を狙う、ゲームソフト業界全体の積極的な取り組みを反映した展示会となりました。
世界経済が停滞する中で、ゲームをはじめとするコンピュータエンターテインメント市場は堅調に推移しています。「東京ゲームショウ2009」は、この実績を踏まえて、国内外における一層の市場拡大を図るべく、世界中の人々に多種多彩な最新情報を発信する展示会とする所存です。
「東京ゲームショウ2009」のテーマは、『GAME は、元気です。』に決定いたしました。本テーマには、ゲームを通じて、世の中を少しでも明るく、楽しくすることができればという思いが込められています。
■テーマ 『GAME は、元気です。』 について
自由な発想やアイデア、画期的なストーリー、斬新な表現。創造性に満ちたゲームは人にパワーを与えてくれます。遊ぶ人も、創る人も、みんなが夢中になれるからゲームにはいつも希望があふれています。経済の混乱が影を落とし、世界から元気が失われつつあります。だからこそゲームは、世の中をもっと明るく楽しくする存在でありたい――。「東京ゲームショウ2009」は、ゲームを通じて世界を元気にしていきたいと思います。
また、「東京ゲームショウ2009」では、(1)あらゆる最新・最先端情報が集結する場にする、(2)ビジネス面の充実と報道・来場・出展の国際化を進める、(3)ライトユーザー、新規ユーザーの対応強化――の3点を重点ポイントにいたします。これらの実現に向けて、「アドバンスド モバイル&PC コーナー」の新設、欧米へのニュースリリース配信サービスの強化など、着々と準備を進めています。
#####################
- この記事のURL: