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「League of Legends」で腕を上げたければ,ランク戦に挑むべき! ノーマルだけでは上達できない10の理由
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印刷2016/08/24 13:46

プレイレポート

「League of Legends」で腕を上げたければ,ランク戦に挑むべき! ノーマルだけでは上達できない10の理由

 「League of Legends」日本サーバーが稼働してそれなりに時間も経った。2016年3月から始めたという人も,今ではサモナーレベル30になって,存分に遊んでいることだろう。しかし,基本的にノーマルばかりプレイしていて,ランク戦に手が出せていないという人も多いのではないだろうか。筆者の周囲でも,ランク戦に興味はあるが「レーティングが決定されるのであれば,腕を上げてから挑みたい」と考える人が多い。なかなかハードルが高いようだ。
 その気持ちは非常によく理解できる。先輩プレイヤーも皆が通った道だ。それでも,あえて言いたい。

上達したければランク戦に行こう!

 長くやっているプレイヤーなら,こう言うだろう。では,なぜランク戦をやると上達するのか? ランク戦をやるとどんなメリットがあるのか? ノーマルだけではなかなか上達できない,10の理由を挙げてみよう。


(1)ノーマルには目標になる報酬がない

 まずは,ざっくりとランク戦がどういったものなのかを説明しておこう。これは,試合結果によってレートが上下し,プレイヤーの格付けが決まり,おおまかな実力が計れるというモードだ。格付けとなるティアは,下からブロンズ,シルバー,ゴールド,プラチナ,ダイアモンド,マスター,チャレンジャーに分かれていて,さらにその中で,I〜Vの細かなディビジョンに分かれている。
 個人的な感覚で言えば,ゴールドからが中級者,ダイアモンド以上が上級者といったイメージだろうか。

最上位のティアとなるチャレンジャー。サーバートップレベルのプレイヤーということになるので,真似しようと思ってもさすがにムリ
画像集 No.002のサムネイル画像 / 「League of Legends」で腕を上げたければ,ランク戦に挑むべき! ノーマルだけでは上達できない10の理由

 また,ランク戦はシーズンと呼ばれる期間に区切られて展開されている。現在のシーズン6の場合は,2016年1月から11月まで実施され,これが終了した時点での格付けが,シーズン6で残せた成績になるのだ。ランク戦に初挑戦したシーズンの場合,だいたいブロンズかシルバーに配属される人が多いだろう。

 ランク戦には報酬も用意されている。報酬のメインとなるのは,毎シーズン,ゴールド以上の成績でシーズンを終了したプレイヤーにのみ配布されているスキンだ。「勝利の栄光」とついたスキンがそれで,これまでにジャーヴァンIV,ジャンナ,エリス,モルガナ,シヴィアのスキンが実装されている。
 今シーズンの報酬がどうなるのかははまだ発表されていないが,勝利の栄光スキンは販売が行われない限定品なので,初心者にとってゴールドへの昇格は大きな目標になる。ランク戦であれば,限定報酬を目指してがんばるモチベーションが生まれ,勝利のために必要なことも積極的に学べるというものだが,ノーマルにはそれがないのだ。

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(2)ノーマルは運の要素が強い

 ノーマルとランク戦のゲームシステム面での大きな違いは,「試合が始まる前のチャンピオン選択の方法」だ。日本サーバーでは,サモナーズリフトをノーマルでプレイする場合,試合開始まで敵が選択したチャンピオンが分からない「ブラインドピック」しか選べない。これがランク戦になると,まったく手順が異なる「ドラフトピック」になるのである。

画像集 No.003のサムネイル画像 / 「League of Legends」で腕を上げたければ,ランク戦に挑むべき! ノーマルだけでは上達できない10の理由

 ドラフトピックは,チームごとに3体のチャンピオンをバン(選ばれたチャンピオンをその試合で使用不可にする行為)して,その後,交互に使用チャンピオンを1体ずつ選んでいくという形式だ。ここでポイントになるのは,敵のチャンピオンがどのレーンに行くのかはある程度予測できるので,先に見えていれば自分は有利なチャンピオンを選べるということ。逆に,自分にとって不利なチャンピオンを選ばれることもある。
 こうした相手との相性は,レーンでの勝敗を大きく左右する要素であり,ランク戦では有利不利を学びやすい。ノーマルの相手が運で決まってしまうのとは,ここが大きく異なる。
 また,ドラフトピックの場合,最初に自分がやりたいロールを2つ選んでからプレイするので,苦手なロールをやらされることがないのも利点と言える。

 また,ドラフトピックの形式は,味方のチーム構成――タンクの有無,物理or魔法ダメージの偏り,あるいはCC(行動妨害)は足りているかなど――を考える機会にもなる。チームにとってどんなチャンピオンが必要なのかを意識することで,よりゲームへの理解が深まるというわけだ。


(3)ノーマルではチャンピオンプールを広げる意欲が湧きづらい

 ドラフトピックに慣れてくると,それまで自分が得意としていたチャンピオンであっても,「もしかして先に選ばないといけない場合,めちゃめちゃ不利じゃない?」といった欠点にも気付く。実際,ドラフトピックの性質上,「先に出しやすいチャンプ」(不利な相手をぶつけられてもファームはできる,適正ロールが多いのでどこに行くのか予想されにくいなど)と,「先に出してはいけないチャンプ」(苦手な相手をぶつけられると,何もさせてもらえない)は存在する。

 もし自分のチャンピオンが後者で,どうしても勝てない試合を体験した場合,「こいつは無理」という経験を積めると同時に,違うチャンピオンを使ってみる契機となる。使えるチャンピオンが増えれば,相手に合わせた選択ができるし,そのチャンピオンへの理解も深まり,敵に選択されたときの対処もできるようになる。チャンピオンプールを広げることは,このように上達につながってくるのだ。

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(4)ノーマルではアイテム選択の重要性を見逃しがち

 チャンピオン同士の相性が出やすいということは,裏を返せばアイテムの選択を考える機会にもなる。普段はほとんど同じアイテムを買っているという人でも,明確に苦手な相手が分かってくれば「こいつが対面で武器を積むと負ける,防具を選ぶべき」といった判断ができるようになってくるからだ。

 相手がランダムのノーマルだと,適当に選んでしまったり,あるいは「今回はこのビルドを試したい」といった感じでアイテムを決めたりしていないだろうか。相手によって効果的なアイテムを選べるかどうかは,レーン戦での勝敗に大きく関わってくるので,ここを意識して決められるようになるために,ランク戦は有用なのだ。


(5)ノーマルでは敵も味方も勝利以外の目的を持って行動する

 システム面だけでなく,プレイヤーの意識もノーマルとランク戦ではまったく異なる。勝敗によってレートの上下が発生するランク戦の場合,基本的に参加者全員が勝利を目指して戦う。そのため,できるだけ得意なチャンピオンや勝利につながる動き,アイテム選択などをそれぞれが行うことになる。
 これがノーマルの場合,練習中のチャンピオンを使ったり,変わったアイテムやルーン,マスタリーを試していたりと,プレイヤーごとに「そのゲームでやりたいこと」が違っている。ノーマルで自分が活躍したとしても,「たまたま対面が不慣れな相手だった」などが勝因になっているケースもあるだろう。
 全員が勝利を目指して真剣にプレイする環境のほうが,腕は上がるのだ。


(6)ノーマルでは「気持ちよくなる」ために動いてしまう

 ノーマルをプレイ中,自分が活躍しているので調子に乗っていたら,うっかりミスして死んでしまい,そのままチームが敗北という経験をしたことはないだろうか。勝利を第一に考えていない場合,敵や味方だけでなく,自分もつい「気持ちよくなれれば良い」という考えで行動してしまいがちだ。
 アサシンを使っているときに,とにかくキルを取って楽しくなりたい,楽しくてつい,敵に向かって突撃あるのみ! ……的なプレイをしてしまうことなどが,例として分かりやすいだろうか。

 ただ,チームの勝利を考えた場合,アサシンであっても「敵に構っていないでオブジェクトを取得すべきではないか」「突っ込めばキルは取れるが自分も死ぬ。この交換は割に合わない」「自分は十分にお金を稼いでいるからこのキルは譲るべきだ」といった判断が生まれる。気持ちよくなるための動きと,勝つための動きは違うのだ。
 こうしたことを意識し,実践して身につけていくには,やはりランク戦が最適だろう。

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(7)ノーマルでは失敗しても「まあいいか」となりやすい

 全員が真剣となると,「失敗したときが怖い」と思うもの。対面にコテンパンにやられてしまうかもしれないし,それによってチームメイトから怒られることがあるかもしれない。ただ,それを怖がってランク戦をやらないというのは,非常にもったいないのではないかと思う。なぜなら,「ランク戦のような重要な場で失敗した」という経験は,確実に上達へとつながるからだ。
 確かに,重要なところで失敗するショックは大きい。しかし,だからこそ,失敗の内容を本気で見つめ直すことになる。適当にプレイしていると「負けたけど,まあしょうがない」と流してしまいがちだが,これが「二度と同じ失敗をしないように対策を練る」に変わることは,大きなプラスになる。


(8)ノーマルでは「自分が勝利に導く」ことを意識できない

 ランク戦を始めてしばらく経つと,おそらく「勝敗は味方の運で決まるのではないか?」という考えが頭をよぎるはずだ。自分は活躍していても,酷いプレイの味方がいるとどうにもならない。上のティアに上がるために必要なのは,良い味方を引き当てる運なのではないか。
 こうした考えに至るのは理解できるというか,実は誰しも思うことだ。ただ,上達してくると,それがまったくの間違いであったことに気付く。

 極端な言い方になるが,ランク戦は「自分だけで試合に勝つ」ことを目指すモードなのである。ランク戦は「同じ強さの人が5vs.5で戦う」仕組みではなく,マッチングしている人の中でもある程度腕に差があるものだ。その中で自分が「格上のプレイヤー」としてマッチングされている場合,チームの強さのバランス的に,当然「格下のプレイヤー」もいる。つまり,「試合中にやらかしてしまう腕前のプレイヤー」というのは,基本的に存在するものだと考えていい。
 その状態で試合に安定して勝つには,「自分がチームをキャリーする(勝利に導く)」のが重要。負けている味方をカバーして活躍できるくらいの腕がなければ,上のティアには上がれない仕組みなのだ。

 ノーマルだけをプレイしていると,「対面を倒せたから今回はがんばった」程度でも満足してしまいがち。これでは,「キャリーするにはどうすべきか」といったところまで考えられない。そして,「キャリーするための動き」を考えたり実行したりできるかは,上達に大きくつながる部分であり,ランク戦ではそこを意識して戦わないと,勝ちにつながらないのである。

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(9)ノーマルでは“できているつもり”になってしまう

 チームをキャリーすればレートが上がるということは,逆に言えば,敗北が続いて上がれない状態は「自分のプレイに原因がある」ということになる。とくにランク戦の場合,自分が得意としているチャンピオンやロールを続けてプレイすることが多い。その状態で連敗しているのであれば,「そのチャンピオンで勝利に結びつくプレイができていない」,あるいは「そのロールに求められている動きをしていない」可能性が高いと言える。
 ノーマルでなんとなくでプレイしていると,“できているつもり”になってしまうものだが,ランク戦ではレートの上下という結果が出るため,こうした“つもり”を見つめ直しやすい。


(10)ノーマルでは情報の重要性に気付きにくい

 勝敗にこだわるようになると,情報が大きな武器になる。強いチャンピオンや弱いチャンピオンというものは,アップデートのちょっとした調整で変わるもの。先週まで猛威を振るっていたチャンピオンが,パッチによってこれまでと同じ戦術では通用しなくなってしまう,というのはよくあることだ。
 強いプレイヤーほど,こうした流行り廃りには敏感で,きっちり情報を仕入れてプレイに反映し,勝率につなげているもの。実際,ランク戦では,強力なチャンピオンがバンされるか,あるいはどちらかのチームに選択される確率は非常に高い。どのチャンピオンを選ぶべきか,どのように対策すべきか,情報を仕入れる姿勢を身に着けるだけで,それは上達につながるのだ。

公式サイトで公開されるパッチノートは必ずチェックしよう。ちょっとした調整で,チャンピオンの流行り廃りは大きく変わる
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 以上,若干強引ではあるが,ノーマルだけをやっていても上達できない10の理由を述べてみた。端的にまとめてしまえば,ランク戦の場合,とにかく「どうやったら勝てるのか」を意識することになるので,これが上達につながるわけだ。
 また,今シーズンのうちにランク戦にチャレンジしておくべきだとも思う。初挑戦のシーズンでゴールドまで到達するのはなかなか難しいが,仮に結果が振るわなかったとしても,次のシーズンで限定スキンを狙えるのだから。むしろ,挑戦を後回しにすることで,スキンがもらえるチャンスを逃してしまうことになる。

 ランク戦に尻込みしてしまう人から,よく「怒られるのが怖い」ということを耳にするが,筆者はまったく気にすることはないと思う。なにせ,その怒っている人も初挑戦のプレイヤーとマッチングする程度の腕しかないのだ。正直,正しいことを言っているかも怪しい。正しい内容なら自分の上達のために取り入れればいいし,暴言が酷いようならミュートしてしまえばいいだけだ。
 上達と特典のチャンスが得られるランク戦。まだノーマルでしか遊んでいないという人は,ぜひ挑戦してみよう。

「League of Legends」公式サイト

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