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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第48回はアドベンチャーゲーム「MYST」のNDS版を紹介
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印刷2008/06/11 22:23

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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第48回はアドベンチャーゲーム「MYST」のNDS版を紹介

画像集#001のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第48回はアドベンチャーゲーム「MYST」のNDS版を紹介
 PCゲームと関連のあるNintendo DS/ PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載「PCゲームを持ち出そう!」。48回めとなる今回紹介するのは,アドベンチャーゲーム「MYST」のNintendo DS版(以下,MYST DS)だ。

 なお,MYST DSは日本国内では正規に販売されていないため,入手するには,海外ゲームを取り扱う販売店で並行輸入品を購入する必要がある。
 編集部で試した限りでは,本作は国内版のNDSでも動作したが,4Gamer編集部および任天堂は国内版NDSでの動作を保証しかねるので,その点はあらかじめご了承を。また本作は海外版のソフトであり,ゲーム画面や各種メッセージ,マニュアルなどはすべて英語なので,その点にも注意してほしい。


あの大ヒットアドベンチャー「MYST」がNDSに


画像集#006のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第48回はアドベンチャーゲーム「MYST」のNDS版を紹介
 MYST DSは,1993年のMacintosh版の発売以来,さまざまなプラットフォーム用にリリースされ,空前の大ヒットを飛ばしたアドベンチャーゲーム「MYST」をNDSに移植した作品。余談だが,MYSTといえば,私は当時所有していたMacintosh LCに,転送速度が150KB/sのいわゆる“等速”のCD-ROMドライブ「Apple CD-150」を接続し,むさぼるように遊んだものである(遠い目)。
 MYST DSには,NDSの特性に合わせてアレンジされた部分や,追加要素があるものの(後述),基本的にはゲームのエッセンスをとても忠実に再現した作品になっている。そこで,まずはMYST DSのベースとなっているPC版MYSTについて,おさらいしておこう。

 PC版MYSTは,一人称視点で描かれるポイント&クリック型のアドベンチャー。おおまかにいうと,画面の左端/右端でマウスをクリックすると向きが左右に変わり,画面中央部でクリックすると,その方向に移動するようになっている。プリレンダされた静止画が多数用意されており,それらを切り替えることで,向きの変更や移動を表現する方式だ。個々の画面は当時としてはとても美しく,独特の世界観を持つMYSTワールドに没入できたものだ。
 なおMYSTの場合,プリレンダされた静止画に動画を組み込むことで,たくみに動きを表現していた。例えば,森の中を蝶が舞う様子などをアニメーションで加えることで,より高い臨場感を生み出していたのである。

 また,画面内にあるオブジェクトをクリックすることで,開いたり,動かしたり,押したり,回したりといったアクションが可能。ゲーム内には多数のパズルが用意されており,それらを解き進めることでストーリーが展開していくのだが,そうやすやすとはクリアできず,何日も悩み続けたっけなあ(再び遠い目)。

画像集#003のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第48回はアドベンチャーゲーム「MYST」のNDS版を紹介 画像集#005のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第48回はアドベンチャーゲーム「MYST」のNDS版を紹介 画像集#002のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第48回はアドベンチャーゲーム「MYST」のNDS版を紹介

画像集#004のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第48回はアドベンチャーゲーム「MYST」のNDS版を紹介
 MYSTのストーリーを簡単に説明しよう。「Myst」というタイトルの本にけつまずいた主人公(=プレイヤー)。その本を開くと,とある島に関する事柄が書き込まれている。最後のページを開いた主人公は,手をそのページに置いた瞬間に気を失ってしまう。目が覚めるとそこは,先ほど読んだ本に書かれた島そのものだった……。
 主人公は,島にある図書館に置かれた2冊の本に閉じ込めれた,「Sirrus」「Achenar」の二人から,救出を依頼されることになる。Myst島は,「Linking book」を介してさまざまな「Age」(時代)に通じている。雰囲気が大きく異なる,それぞれのAgeに用意されたすべてのパズルを解くことが,ゲームの最終目標だ。

 さて,私は最初にMYSTのNDS版の話を聞いたとき,「realMYST」「MYST Uru: Ages Beyond Myst」のようにグラフィックスがフル3D化されたり,パズルそのものが刷新されたりするのではないかと思っていた。しかし実際に遊んでみるとその逆で,初代MYSTと同様のプレイフィールがしっかりと受け継がれている。
 根っからのMYSTファンとしては,MYST DSが,MYSTシリーズの生みの親であるミラー兄弟の作品ならまだしも,そうでないデベロッパが開発している以上,ヘンに手を加えられてイメージが壊されてはたまったものじゃない。
 おそらく,そんなファンのために,あえて大きな機能追加/変更を行わなかったのではないかと思うのだ。まあ,開発コストとか,いろんな事情があるのでしょうけどね。

 ちなみに,このことは操作性の面からもうかがえる。というのもMYST DSでは,すべての操作を下画面(タッチスクリーン)のみで行うようになっており,十字キーやA/B/X/Yボタンには操作が一切割り当てられていないのだ。マウスのみで操作する,PC版MYSTのプレイフィールに対するこだわりがあったのではないかと思うのだ。まあ,開発コストとか(以下略)。

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MYST DSの見どころはココ!


画像集#007のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第48回はアドベンチャーゲーム「MYST」のNDS版を紹介
 MYST DSがオリジナルに完全に忠実な移植作かというともちろんそうではなく,NDSならではの要素が盛り込まれている。例えば,下画面のマップボタンを押すことで上画面に島の地図を表示できるほか,虫眼鏡ツールを使うことで,下画面内に表示されている本の内容を,上画面で詳しく確認できるといった具合だ。
 またMYST DSには,初代MYSTには登場せず,そのリメイク版「realMYST」で追加された「Rime」と呼ばれるAgeが用意されている。

 ともあれ,最初にMYSTを遊んだときのあの感動が,再び,それもNDSで味わえることに,隔世の感を覚えずにはいられない。すでにMYSTはPCでクリアしたという人も,懐かしさをかみしめつつ,もう一度チャレンジしてみよう。


MYST


対応機種:Nintendo DS
メーカー:Empire Interactive Europe
発売日:2008年5月13日
価格:29.99ドル
公式サイト:http://www.myst-ds.com/

  • 関連タイトル:

    MYST

  • 関連タイトル:

    ミストV:エンド オブ エイジス 日本語版

  • 関連タイトル:

    ミストV:エンド オブ エイジス 日本語版(Macintosh)

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