Forbes発表の「日本の富豪40人」にランクインしたゲーム業界人

　Forbesが5月7日に発表した，Japan's 40 Richest（日本の富豪40人）で，今回1位になったのは，推定資産78億ドル(約8100億円)の任天堂元社長，現相談役の山内溥氏だった。山内氏はすでに一線から退いているが任天堂の大株主であり，資産は任天堂の株価上昇によって，昨年だけで30億ドル（約3000億円）も増えたとのこと。株価上昇の背景には，ニンテンドーDSやWiiのヒットが影響しているはずなので，貢献（？）した読者も多いだろう。

　このほか，ゲームにゆかりのある会社に関連した資産家は以下のとおり。

12位　アルゼ 取締役会長　岡田和生氏
25位　エニックス創業者，現スクウェア・エニックス 名誉会長　福島康博氏
34位　コナミ代表取締役社長　上月景正氏　
36位　セガサミーホールディングス 代表取締役会長兼社長　里見治氏　
39位　コーエー　ファウンダー取締役最高顧問/ファウンダー取締役名誉会長　襟川陽一氏/襟川恵子氏

　ちなみに，ゲーム業界に直接関係はないが，一番若い人はミクシィ 代表取締役社長 笠原健治氏で37位にランクインしている。Forbesによると，40歳以下でこのリストに登場したのは堀江貴文氏以来だという。

　ここで紹介されているのは，あくまでも個人資産によるランキングなので，所属している会社の売り上げや業績に直結したものではない。とはいえ，ゲーム産業に携わっている/いた人達がこれだけランクインしているのを見ると，日本におけるゲーム産業の価値が垣間見えるのではないだろうか。