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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第436回「まっすぐなRPG」
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印刷2017/06/29 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第436回「まっすぐなRPG」


著者近影
 我々は犬や猫などの愛玩動物に癒されるわ。もちろん,そうでない人もいるだろうけど,基本的に犬やペットを愛すべき存在と言って差し支えないと思う。では,なぜ人間は犬や猫に癒されるのか。かわいいから,というのが一番簡単な答えでしょうね。
 でも,“かわいい”なんて自分の思い込みで何とでもなる感情なのよね。みんながかわいいと評価している人が,自分にとってはそうでもないってこと,まあまああるでしょ。よく見ればあんまりかわいくなくても,雰囲気でかわいい感じを出しているってケースもあるし。「かわいいは作れる」とはよく言ったもんで,演出次第でかわいいという感情はある程度引き出すことが可能なのよね。
 で,ペットの話ですよ。犬や猫をかわいいと感じるのにも理由があって,それはズバリ“まっすぐ”だからだと私は思っているの。余計な計算がない。本当のところは分からないけど,少なくとも人間側はそう思い込んでいる。要は,他人からどう思われるかを気にしながら行動している人間という動物からしてみれば,まっすぐな行動っていうのは,ほほえましく感じてしまうってことだと思うの。
 かわいいって感情だけではないわ。まっすぐな行動は,人の心を打つことも多いわね。まっすぐに愛することもそうだし,まっすぐに一つのものに打ち込むことだってそう。よく美談として紹介されるわよね。それはひとえに,まっすぐに行動することの難しさを,多くの人が知っているから。

 ところで,私はプロレスにおいてゲイレスラーという立ち位置で仕事をしているわ。これって,まっすぐじゃないのよね。正統派というまっすぐな存在に対して,イロモノという変化球で勝負しているわけで。だから,評価されづらい。いや,別に私が評価されないことへの恨み節ではなく。現実としてそうなのよ。評価をいただいたとしても,それはあくまでイロモノとしての評価なのよね。
 ただ,それでいいとも思っていて。というのも,まっすぐに取り組んでいる存在が正しく評価される世の中であってほしいのよ。変化球はストレートありきだから。バッターを打ち取る――プロレスの場合は見ている人を楽しませる――のが目的で,そのためにはストレートが速いほうが当然いいけど,それだけでは打ち取れない場合は変化球があったほうがいい。変化球なんて,あくまで打ち取るための方法の一つなわけ。で,いいストレートを持っていれば変化球も生きてくる。ちょっと話はそれたけども,どんなに多様性がある世の中でも,ひとまずはまっすぐが大事だってことが言いたかったわけです。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第436回「まっすぐなRPG」
 で,今週は「アライアンス・アライブ」。まっすぐなRPGだというのが,率直な私の感想ですな。まだ途中だからストーリーに関する総評はできないけども。でも,RPGというジャンルに対してまっすぐに向き合って作ったんだなって気はしているわ。
 オムニバスのストーリー展開で,境遇の違う仲間が集まってくる感じ。レベルという概念ではなく,急に技をひらめいたり,技の熟練度が上がったり,戦闘後にHP等のステータスが上がったりといった,ゲイムならではのランダム性。数いる主人公をそれぞれどの武器を得意とするキャラクターにするか,チームの中での役割を自分の好みにカスタマイズできる育成要素。どれもこれも丁寧に作られている印象。
 ここでいうまっすぐって,ヤりたいことをストレートに表現しているって意味ね。例えば何かのストーリーのパロディだったり,「普通のRPGはこうだけど,裏をかいてこうする」っていうのが変化球。ファンタジーならファンタジーで,設定した世界観を独自のルールで貫くってのがまっすぐ。そういう意味ではアライアンス・アライブはひたすらにまっすぐよね。目新しさってよりも,RPGとしての純度が高い。公式Twitterでは「タダのRPGじゃない!」っていうキャッチを用いているんだけども,逆に言うとRPGであるということにはこだわっているのよね。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第436回「まっすぐなRPG」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第436回「まっすぐなRPG」
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第436回「まっすぐなRPG」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第436回「まっすぐなRPG」

 もうこれはハッキリと言っておくんだけど,そこまでの目新しさはないわ。ただ,目新しさっていうのはあくまで,面白さを追求するための手段の一つ。だから,目新しくなくたって,面白ければそれでいい。打者を打ち取ればそれでいい。面白いRPGを作る,そのためにまっすぐに積み上げてきたんだろうなって,プレイしていると感じるの。
 現代というのは,高度な情報化社会でね,まっすぐに物事に向き合うのが難しいんですよ。良くも悪くも個人の意見が鮮明に可視化される時代ですから。それって賛否両論が可視化できるってことでもあるのよ。基本的に,エンターテイメントって人の目に触れる以上は賛否両論が発生するの。そして,規模が大きくなればなるほど賛否の声の数は多くなっていく。だから目に触れやすくなるし,そうなると意識せざるを得ない。そんな中で,自分の作りたいものと,ただひたすらまっすぐに向き合うことの難しさよ。
 そういう意味ではね,こういう時代にまっすぐRPGに向き合って,ちゃんと面白い作品に仕上げた制作陣が,正当に評価されてほしいと思うわ。いや,きっと制作陣としては自分達というより,生み出した作品を評価してほしいんだろうけども。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第436回「まっすぐなRPG」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第436回「まっすぐなRPG」
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第436回「まっすぐなRPG」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第436回「まっすぐなRPG」

 とまあ,こんなに上から目線で語ってきた私だけれども,本当に言うべきことは,「面白いRPGを生んでくれてありがとう」ということなんだけどね。
 ほかのどのゲイムにも当てはまることではあるけども。今,我々は当たり前のようにゲイムをプレイしているわ。でも,作る人達はスゲー苦労をしていると思うの。まっすぐのゲイムでも,ちょっとひねったゲイムでも。面白いゲイムを作るべく尽力してくれている。結果,我々が面白いゲイムに巡り合えている。そりゃ,「ありがとう」としか言えないわよね。世の中に面白いものを生み出してくれて,ありがとう。
 ……という感じで,たまにはまっすぐお礼を言ってみました。まっすぐも,悪くないな。続けるのは難しいけどね。そんな感じでまた来週。

今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「ソルト アンド サンクチュアリ
PlayStation Vita:「追放選挙
Nintendo Switch:「ARMS
ニンテンドー3DS:「アライアンス・アライブ
iOS:「実況パワフルサッカー

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の7月2日に東京・新宿村スタジオC106大会「新宿村からおはこんばんちわ2017」を開催します。この日のディーノ選手は,マッド・ポーリー選手とシングルマッチで対戦予定。意気込みを聞いてみたところ,「とにかくケガのないように頑張ります」とのことでした。
  • 関連タイトル:

    アライアンス・アライブ

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