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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第277回「次回のニコニコ超会議に向けて」
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印刷2014/05/01 19:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第277回「次回のニコニコ超会議に向けて」

画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第277回「次回のニコニコ超会議に向けて」

著者近影
画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第277回「次回のニコニコ超会議に向けて」
 この間の日曜日(2014年4月27日)に,幕張メッセに行ってきたわ。「ニコニコ超会議3」に参加するためにね。
 念のため説明しておくと,「ニコニコ超会議」(以下,ニコ超)っていうのは,ニコニコ動画を幕張メッセで再現する,というイベントね。めっちゃくちゃ簡単に言うと,規模がケタはずれにでかいオフ会って感じかしら。去年は2日間で10万人,そして今年はどうやら2日間で12万人以上が足を運んだんだとか。私は去年も参加してるんだけど,イベントとしての規模がどんどん大きくなっているんだなっていう実感がある。

 イベントの特徴としては,東京ゲイムショウや東京モーターショーとは違って,展示されているコンテンツが雑多だという点が挙げられるでしょうね。だからってわけでもないけど,統一感がないというのが去年を含めての私の印象。もちろん,いい意味でも悪い意味でも。
 例えば,“ゲイムが好き”という人を例に考えてみましょうか。ゲイムショウだったら,幕張メッセの会場内は細かな好みに個人差はあれど,基本的に好きなものだらけ。でも,ニコ超の場合は,ゲイム関連以外のものについて,必ずしも好きだと感じられるかどうかは分からないわけ。
 でもそれは,いろんな価値観が一堂に会している場であることの証明だとも思うの。そしてそれこそが,ニコ超というイベントが持つ個性なんでしょうね。もちろん,とくに目的がないままイベントに参加して,興味の持てそうなブースやコンテンツを見つけるっていうのも一つの楽しみ方なんだろうな,とも思ったわ。
 あと,気付いた点としては,やはりゲイムメーカーが出展していたブースは,空間の使い方というか見せ方がうまいな,ということ。これは単純に経験値の差なんでしょうね。ゲイムショウっぽい装飾が施されていて,スペースに無駄がないように考えられていたわ。
 一方でゲイム以外のジャンルのブースによく見られたのが,展示物が置かれているほかには,ほぼ何もないケース。確かに来場者の目的は展示物かもしれない。でも,その展示物に対しての世界観の作り方であったり,展示物周りの来場者の導線作りであったりといった部分に関しては,ゲイムというジャンルに一日の長があった感じがするわね。私がゲイム好きだからそう感じただけかもしれないけどね。あとは予算の問題もあるかもしれないし。

 まあ,何にせよ去年よりも規模が大きくなっている分,ブースを出す企業や団体も去年よりは今年のほうが成熟してきてるのかなあというイメージは持ったわ。今年で3回目なんで,今後ひょっとしたら展示方法なんかについても,もっと向上していくかもしれないわ。そういった,イベントそのものの成長を楽しむこともできそうね。
 あ,言い忘れていたけど,ニコ超とゲイムショウ,どちらがイベントとして優れているかを論じたいんじゃないわよ? イベントの良し悪しなんて,体感した人にしか判断できないんだから。自分の意見で他人の意見を変えさせたいってわけでもない。単純に,私が感じた印象の違いを述べてるだけ。結果,ニコ超ならニコ超,ゲイムショウならゲイムショウにまだ行ったことがないなら,機会を見つけてぜひ参加してもらえればな,と思っとる次第なのです。
 イベントって,参加して初めて語る資格が生まれると思ってるからね。もちろん,参加の形は来場だけではないわ。例えばニコ超だったら,自宅のPCの前でニコニコ生放送(以下,ニコ生)を通じて視聴者として参加してもいい。自分で動画コンテンツを持って,生主として参加しても構わない。
 参加の形はいろいろあると思うのよ。結局のところ,ニコ超は来場者だけでなく,参加できるきっかけをほかのイベントよりも多く提示しているイベント。そういう捉え方を私はしているわ。

 さて,そもそもどうして私がニコ超に参加していたかというと,私の所属するDDTプロレスでも,実は「DDTプロレスアワー」という,ニコニコチャンネルを持っているのね。それの出張版企画として,幕張から生放送したのよ。だから,出演者として行ったわけね。
 放送内容自体は「なぜ人は好きな対象にあまりにも寛大であるのか」「他人を一瞬で自分のファンにさせる方法」など,ここで語るような内容ではなかったから割愛するとして,放送が終わった後にちょっとだけ会場内を歩いてみたのね。
 その中で気になったと言えば,やはり相撲でしょうね。幕張メッセ内に土俵が作られていて,そこで相撲が行われていたの。で,そこでお相撲さんが相撲甚句を歌ったり,相撲のルールなどをコミカルに説明する初っ切りを披露したり。どちらも生で見るのは初めてだったから,テンションが上がったわ。
 私はアイドルにはさほど興味がないうえに,敵意もないゲイなんだけど,相撲甚句をヤってる時に隣で歌っていたアイドルのことは,さすがに敵視してしまったわね。隣でファンが歌の間に「笑顔が可愛い○○ちゃーん!」(たぶん正確には違うけどだいたいこんな感じ)の合いの手を入れて盛り上がってるわけですよ。
 Tバック男子としては,幕張メッセという珍しい場所でせっかくTバック祭りが行われているのだから,負けるわけにはいかないわけ。歌ったね。合いの手を入れたね。「はー どすこいどすこい!」と。私だけだったよね。負けてたよね。
 最近は「アナと雪の女王」がはやっていて,映画館でお客さんが一緒に歌うっていう文化が生まれてるんだって。ニュースで言ってたわ。まあ,どれほどの範囲なのかは分からんけど。そもそも文化なのかどうかも分からんけど。でも,はやってるんだったらそれを相撲でも取り入れたらいいのよ。「はーどすこいどすこい!」って。じいちゃんばあちゃんが。外国人が見たらビビるでしょうけどね。
 あとは,職業病か分からないけど,初っ切りに関してはちょっとヤってみたいって思った。相撲会場で相撲を見に来たお客さんの前で,私なりの初っ切りをヤってみたい。初っ切りって,乱暴な言い方をすると土俵を使ったシチュエーションコントなわけよ。
 私だったら,「もし対戦相手が自分のことを好きだったら」っていうアプローチで行くかなあ。今簡単に思いつく範囲だったら,「はっけよいのこった!」のあと,がっぷり四つに組む。で,力の入る攻防の際に,一方の力士が耳元で「ずっと好きでした」って告白するんでしょうね。で,それを聞いた対戦相手がはっ! てなって,小田和正の歌が流れる。見つめ合う力士。そして熱い口づけ。拍手する行司,そして観客から割れんばかりの祝福の拍手……。
 その時! 「待った」の声が。見ると,こわもての審判団。そしてマイクを持ち「お前らここで何やってんだ!」と一喝。凍りつく会場。「今の勝負は取り直しだ! ……今度は支度部屋でな。幸せに暮らせよ」。再び場内からは大喝采。場内に流れる「ただいまの恋の決まり手は,ほんの少しの勇気〜,ほんの少しの勇気で両者の勝ち!」というアナウンス……っていう感じ。ハッピーエンド。うん,ヤってみたい。絶対怒られるけど。

 とにかく! ニコ超で思わぬいいものを見ることができたよっていうお話でした。そして,あんだけTバック男子が半裸でくんずほぐれつしてもいいんだったら,私にプロレスをヤらせてくれてもいいんじゃないかなあって思った。ウン,あらためて目標ができたわ。ニコ超は,おそらく今後も規模を大きくして開催されていくでしょう。そこでプロレス(もしくは初っ切り)をできるようにする! 無理かもしれんよ。でも,無理って言ってたら何も出来ん。だから,目標として掲げてみる。ひどいことができるのはニコ動ならではだしね。
 ……ここまで書いて気付いたけど,今週はまったくゲイムについての話がない! けど気にしないわ。だってゴールデンウィークだから! ではまた来週! そして,あるのならまた来年,ニコ超でお会いしましょう。では。

今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 4:「龍が如く 維新!
PlayStation 3:「魔都紅色幽撃隊
PlayStation Vita:「Winning Post 8
PSP:「サモンナイト5
Wii U:「The Wonderful 101
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
ニンテンドー3DS:「マリオパーティ アイランドツアー
Xbox 360:「Minecraft:Xbox 360 Edition

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ゴールデンウィークも本番。普通の人達が休んでいるときこそ働くのが,興行のお仕事! ということで,ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,5月4日にエルパーク仙台大会「Road to Ryogoku in SENDAI〜ドラマティック・ドリーム・タン〜」,5月5日に青森はまなす会館大会「Road to Ryogoku in AOMORI〜ドラマティック・ドリーム・津軽三味線〜」,5月6日に山形ビッグウイング大会「Road to Ryogoku in YAMAGATA〜ドラマティック・ドリーム・玉こんにゃく〜」という東北三連戦を開催します。ディーノ選手は,「もし帰り道に渋滞に巻き込まれたりしたら,来週の原稿を書く時間がないかもしれないわ」とぼやいていましたが,ディーノ選手は原稿を落としたことがないので大丈夫だと信じています。
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