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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第147回「東京ゲイムショウ2011に参加して」
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印刷2011/09/22 19:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第147回「東京ゲイムショウ2011に参加して」

画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第147回「東京ゲイムショウ2011に参加して」

著者近影
画像集#003のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第147回「東京ゲイムショウ2011に参加して」
 今年の東京ゲイムショウも終わったわね
 もはや,かつてゲイムショウが3日間の開催だったことなんて思い出せないくらい,4日間開催がしっくりきている自分がいるわ。
 今年は過去最多の来場者数(関連記事)だったわけだし,このペースでいくとなし崩し的に開催日が増えていって,気が付くと一週間ぐらいぶっ続けで開催されることになる日が来そうで,想像するだに恐ろしいわね。イヤ,ゲイムファンおよびゲイムショウ関連の業者としては,それはそれで嬉しいのかもしれないけど。
 例えばホラ,7日間開催が実現すると,一日に一つの玉を配って,7日間で七つの玉を集めれば,あなたの願い事を叶えます! 的な催しを行うブースが現れるわね確実に。そんな催しがあったら,私はそのメーカーの商品を一生買い続けるわ。この世はでっかい宝島そうさ今こそアドベンチャー!
 しかし! 今を大事にできない人間が未来を大事にできるわけがない,というわけで,起こるかどうかすら分からない将来の7日間よりも,ひとまず4日間行われた今年のTGSについて振り返ってみようと思うのです。

 まずは,何を差し置いてもPlayStation Vitaでしょうね。今年のゲイムショウの主役といっても過言ではないと思う。
 実は私,このTGSのほとんどを4Gamerが出展していたブースの中で過ごしていたの。というのも,4Gamerがゲイムショウの開催時間中ぶっ続けでUstream配信を行っていて,私はMCの1人としてそちらに出演していたからなの。
 その配信では,各ゲイムメーカーのプロデューサーさんやディレクターさん,広報さん達に,担当ゲイムの魅力を紹介してもらったわ。
 アーカイブが残っている映像もあれば,都合によりこの世から抹殺されたっぽい映像もあるので,すべてとは言えないんだけど,まあ興味があればもう一度視聴してみてくださいな。コチラで。
 というわけで,私はTGS期間中に幕張メッセにいたほとんどの時間を,ろくに冷房の効かない半密室で過ごしていたわけで,例年のように各ブースを回っての体験プレイ乱舞ができなかったの。だから当然,今年の目玉であるVitaを触ることができなかった……かと思いきや!
 いやあ,諦めなければ夢は叶うんですね。Ustreamでソニー・コンピュータエンタテインメントのタイトルを紹介するってときに,なんとVitaの実機を持ってきてもらえたのです!関連記事
 その瞬間の上がりっぷりったらなかったわよ。何がって視聴者数もそうなんだけど,やっぱり私達MCのテンションが! 今年のTGSで新しい発見をすることは諦めかけていたのに,一つのゲイムハードが我々の目の前にやって来てくれたことの喜びと言ったら,もう筆舌に尽くしがたいものがあったわ。まだ実戦投入されていないプロトタイプガンダムが,ザク3体を倒したその瞬間を目の前で見た兵士達の気持ちが分かった。

 で,Vitaの印象から話しましょう。まず,サイズとしてはPSPよりもほんの一回り大きいわね。これはつまり,PSPよりもディスプレイのサイズが大きくなったからこそ,ね。全体的な大きさに関していえば,事前に想像していたよりも小さく見えたわ。スッキリしたデザインというか。
 そして画質が半端なく美しくなっていたわね。アナログ放送から地デジ放送に変わったときに,画質に対して我々が抱いた印象と同じだと思ってもらえれば。ホラ,アナログ放送が現役のときは「え? 地デジに変えなきゃいけないの? 別に画質が良くなるっていったって,今の画質で不満があるわけじゃないし」って思ってたでしょ? 少なくとも私は思ってた。でも,必要に迫られて地デジに対応して,地デジの画質を見たら……さすがにアナログとの違いに驚いたじゃない。少なくとも私は驚いた。そのときの驚きと同じ。Ustreamでは,どこまでその違いが伝えられたか分からないけど,私はそれぐらい驚いたってわけ。
 あとはタッチスクリーン。タッチスクリーンといえば,ニンテンドーDSが発売されたときにも驚いたけど,それに勝るとも劣らない新鮮な驚きを感じたわ。とくに私が驚いたのは,背面タッチパッドも使うことで「つかむ」「つまむ」といった操作が可能になっていること。これによって,私達にどのような遊びがもたらされるのか,今から楽しみでならないわ。ちなみに,背面タッチパッドは,思っていたよりツルツルした感触でした。

画像集#004のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第147回「東京ゲイムショウ2011に参加して」

 ところで,全体的にVitaのローンチタイトルの情報を調べたり,実際にクリエイターさんに聞いてみたりして感じたのは,Vitaで実現できることを出し惜しみなくブチ込んでしまおうという“気迫”ね。
 今更かつそのままだけど,突き詰めるとゲイムって遊びなのよ。で,その遊びを提供するのがクリエイターで,私達プレイヤーはその遊びにお金を出すわけね。Vitaというハードを得たのは,何も私達プレイヤーだけじゃなくて,実はクリエイター達も同じなのではないか,と。
 私達が体感する遊びの幅が今までよりも確実に広がるのと同様,遊びを提供する側もより多くの可能性から商品となる遊びを創りださなければならない。プロレスラーである私ならではの表現で言えば,作り手と遊び手の真剣勝負,ゲイム巌流島決戦がまさに今繰り広げられようとしているわけですね山本さん。
 我々プレイヤーもこれからの多趣味時代を生き抜きつつ,より面白いゲイムを正々堂々とゲイムクリエーターに求めようではありませんか。

 そんなわけで,Vitaを触ってみた感想をお届けしたわけだけれども,そのほかのTGSの感想をざっくりと。
 今回のTGSで感じたのは,もはや携帯ゲイム機と据え置きゲイム機の違いなどあってないようなものなのかな,ということ。
 というのも,世相を反映して,今回は携帯電話用のゲイムやソーシャルゲイムのエリアが拡大してたのよ。この現象は,それだけこれらのジャンルが数字を伸ばしているってことだし,実際に携帯電話用ゲイムのクオリティも上がってきている。というか,ソーシャルゲイムはゲイムとしてのクオリティではなく,ソーシャルならではの要素で勝負している。
 それらを踏まえて,例えば今回でいうVitaにしろ何にしろ,それぞれのハードが持つ特色を生かしたゲイムが生き残っていくのかな? という印象を持ったわ。
 携帯電話が話すためだけのツールだった時代が終わって,情報を得たり遊んだりするために機種を使い分けるようになった。同じように,これからはゲイムすら用途で使い分ける時代なのかもしれないわね。
 あと,個人的にXbox 360でも遊んでみたくなったタイトルがいくつか発見できたのは収穫かも。今まではXbox 360の情報を積極的に得れてなかった部分があるけど,こういうショウでは,まず目に入ってきて,それが興味に繋がるケースもあるんだな,と再認識したわ。
 だから私みたいに,普段は特別注意を払っていないけど,潜在的にゲイムを欲している層に対しては,こういう場はとても大切なんだな,と。
 ゲイムが好きで幕張に来ることができる人なら,来年のTGSに足を運んでみるといいと思います! 来年も7日間開催じゃないけどな。
 という一年越しのおススメをして,今週は筆を置かせていただきたいと存じます。

今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
幕張のホテルで,ひたすら「ももいろクローバー」のDVDを見せられていました

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスでは,9月25日(日)正午から,「DDT48総選挙 最後のお願いスペシャル」を後楽園ホールで開催します。昨年のDDT48総選挙では,見事1位に輝いたディーノ選手ですが,今年は9月10日時点で3位と苦戦気味。果たしてここからの巻き返しはあるのか? 成り行きが注目されます 。
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