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本大会は国内では初となる,フランチャイズチームによる対抗戦。全国各地からエントリーした4チームが,「StarCraft II」(Windows/Mac),「FIFA 12 ワールドクラス サッカー」(PlayStation 3/Xbox 360),「鉄拳6」(PlayStation 3/Xbox 360)の3種目をプレイし,順位を元に与えられたポイントの合計を競い合うという内容だ。
本大会のルールをざっくりと説明しよう。各チームには,それぞれの種目をプレイする選手が1名ずつおり,合計3名で構成される。
まず,種目ごとに2チームに分かれ,準決勝が行われる。準決勝で勝ったチームは決勝に進み,負けたチームは3位決定戦へ。決勝戦と3位決定戦を行ったあと,優勝チームには3ポイント,準優勝チームには2ポイント,そして3位のチームには1ポイントが与えられる(StarCraft IIのみ,3位と4位のチームに1ポイントずつ与えられるルールとなっていた)。
なお,オープンマッチとして開催される「FIFA 12 ウィメンズリーグ」は,ポイントの対象にはならない。
全種目の終了時点で,合計獲得ポイントが最も多いチームが総合優勝となり,初代チャンピオンの栄誉を獲得できる。
優勝チームには賞金5万円とトロフィー,そしてRazer製のゲーマー向けデバイスセットが贈られる。また,各種目の優勝者には賞金10万円と,副賞としてLGエレクトロニクス製の3D液晶テレビ「CINEMA 3D」シリーズの任意の機種,そしてチケットぴあのギフトカード1万円分などがプレゼントされる。
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大会にエントリーしたチームは,以下のとおり。
●出場チーム
・Naturals HOKKAIDO(北海道代表)
・東京ストロベリーフィールズ(東京都代表)
・e-DOGS Chiba(千葉県代表)
・Games okinawa(沖縄県代表)
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今大会では,出場チームによる試合のほか,ゲストによるエキシビションマッチも行われたので,それぞれの様子をレポートしよう。
「StarCraft II」では日本屈指のプレイヤーが激突し,ハイレベルな戦いを展開
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準決勝戦で勝利を収め,決勝に駒を進めたのは,Terranを使用した尾崎大悟選手(東京都)と,Protossを使用した小池 光選手(千葉県)。いずれも,さまざまなオンライン/オフライン大会で優勝経験を持つという,日本屈指のプレイヤーだ。
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第1試合では,小池選手が事前にデバイスの設定をきちんと行えなかったようで,本来の力を発揮できなかった。終始自分のペースでゲームを支配した尾崎選手が,まずは1勝を上げた。
第2試合では,あらためてデバイス設定を行った小池選手が的確に拠点を構築していった。両軍が激しくぶつかり合う中,小池選手はその裏で次なる拠点を次々に作り上げ,ゲームを支配。尾崎選手を圧倒し,勝利を収めた。
最終試合となる第3試合では,小池選手の反撃の芽を丁寧に摘んでいくなど,尾崎選手が隙のない試合運びを見せ,見事にゲームをリードした。最後まで相手にペースを握らせなかった尾崎選手が勝利し,優勝を果たした。
FIFA 12のエキシビションマッチにはパッパラー河合さんが登場。ウィメンズリーグも男性顔負けの白熱の展開に
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エキシビションマッチでは,今大会に出場しているNaturals HOKKAIDOのコーチを務める,ミュージシャンのパッパラー河合さんがゲストとして登場。対戦相手は,過去にWorld Cyber Gamesアジアチャンピオンシップで行われた「FIFA 08 ワールドクラス サッカー」部門に日本代表として出場した経験を持つ,東京ストロベリーフィールズの前田選手だ。チームは,河合さんがアーセナル,前田選手がレアルマドリードを選択した。
河合さんは,普段もゲームをプレイしているが,FIFA 12は今回の大会を機に遊び始めたため,プレイ歴はまだ2週間ほどだという。とはいえ,「勝つつもりでやりますよ!」とやる気を見せていた。
対する前田選手は,「魅せるプレイをしながら勝ちたいですね」と話した。
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後半に入ると,空気を読んだ(?)前田選手がディフェンスを開け,河合さんにチャンスを与えた。河合さんもしっかりと反応し,52分にゴールし,ガッツポーズを決めた。この調子で追加点をあげたいところだったが,前田選手もそうやすやすとは点を与えない。スキルムーブでディフェンダーを翻弄し,次々と敵陣に斬り込んでいく。87分に4点目をあげ,ダメを押した。
試合を終えて河合さんは,「FIFA 12はリアルで面白いね。廃人にならないようプレイしたいね」「(3D立体視による)奥行き感が,映画『アバター』と一緒ですね」と話し,興奮した様子。
また,前田選手がループシュートを打ったり,さまざまなスキルムーブを使っていたのを見て,「いろいろなプレイを楽しみたいですね」と大いに刺激を受けたようだった。
続いて行われたウィメンズリーグでは,東京都代表の佐瀬弥咲選手(使用チームはFCバルセロナ)と,沖縄県代表の小出沙姫選手(使用チームはマンチェスター・シティ)が激突した。
前半戦は,佐藤選手が操るFCバルセロナペースで進んだが,後半戦は小出選手が調子を上げ,マンチェスター・シティが優勢に。だが,90分間で決着がつかず,試合は延長戦へともつれ込んだ。
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マンチェスター・シティは最初のPKを外したものの,それ以降はしっかりと決めていった。それに対し,最初の2本を決めたFCバルセロナは3本目以降を外してしまい,沖縄県代表の小出選手が操作するマンチェスター・シティが勝利を収めた。
続いて,FIFA 12部門の決勝トーナメントがスタート。6分ハーフでゲームを行い,決着がつかない場合は1分ハーフの延長戦を実施する(引き分けの場合はPK戦で勝負を決める)というルールだ。
決勝戦に勝ち進んだのは,東京都代表の前田選手と,沖縄県代表の水品栄二選手。初めて戦う相手ということで,序盤は相手の出方を見る展開となったが,37分にレアルマドリードがゴールを決め,均衡を破った。
後半もレアルマドリードがペースを握り続け,57分に追加点を決め,勝負を決定づけた。対するマンチェスター・シティは79分に決定的なチャンスを迎え,シュートを放ったが,惜しくも枠を捉えられなかった。だが,試合終了直前の90分,見事なゴールを決めて一矢報い,会場を大いに沸かせていた。
試合は,2対1でレアルマドリードを操作した前田選手が優勝し,3位決定戦ではNaturals HOKKAIDOの河合 亮選手が勝利を収めた。
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「鉄拳6」のエキシビションで総師範KSK氏と喜屋武ちあきさんが激突。本選並みの盛り上がりを見せた
鉄拳6部門の決勝トーナメントを前に,格闘ゲームの凄腕プレイヤーとして知られる総師範KSK氏と,アイドルの喜屋武ちあきさんによるエキシビションマッチが行われた。喜屋武さんが格闘ゲームを遊んだことがないと話すと,総師範KSK氏は「指導対戦のようにプレイして,場を盛り上げていきたいですね」とコメント。喜屋武さんは,「格闘ゲームの経験はありませんが,スキあらば“窮鼠猫を噛む”という気持ちです(笑)」と話し,意欲を示した。
![]() 鉄拳6のエキシビションマッチに登場した総師範KSK氏(写真左)と,喜屋武ちあきさん(写真右) |
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総師範KSK氏が「ASUKA」,喜屋武さんが「LILI」を選択して行われた対戦では,先ほどの発言とは裏腹に,総師範KSK氏が本気モードでバトルに臨み,第1,第2ラウンドは相手に何もさせずフルボッコにしてしまった。
運営側が「このままではまずい」と感じたのか,総師範KSK氏は,第3ラウンドからアイマスクを装着してプレイすることに。さすがの総師範KSK氏も,何も見えない状態では思うように反撃できず,喜屋武さんが2ラウンドを連取した。最終ラウンドでは,総師範KSK氏がこっそりアイマスクをずらして戦い,何とか勝ちをものにした。
![]() 総師範KSK氏は初心者相手にも手を抜かず,見事な空中コンボを決めるなどやりたい放題 |
![]() アイマスクを付けてのプレイにはさすがにお手上げ。喜屋武さんがハンデを生かして2ラウンドを連取し,勝負はファイナルラウンドへもつれ込む |
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鉄拳6部門では,1ラウンド60秒の試合を行い,先に3本先取したプレイヤーが勝ちとなる。準決勝の結果,東京都代表の福士博之選手(使用キャラクターはラース)と,沖縄県代表の荻野 遼選手(使用キャラクターはデビル仁)による決勝戦が行われることになった。
決勝戦で使用されるマップは壁がなく,壁コンボによる大ダメージを狙えないため,守りを重視するプレイヤーにとって有利な条件といえる。福士選手は守りが固いとのことで,荻野選手はそれをどうやって崩すかが勝負の鍵を握る。
第1ラウンドは,荻野選手が最大ダメージを与えられるコンボを見事に決め,幸先良く1ラウンドを先取。続く第2ラウンドは福士選手が厳しい状況をはねのけて勝利をつかみ,勝負を振り出しに戻した。
しかし,荻野選手は,テクニカルで使いにくいとされるデビル仁をしっかりコントロールし,試合の流れを引き寄せていた。第3,第4ラウンドを連取した荻野選手が,見事に優勝を決めた。
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なお,総合成績は以下のとおりだ。
1位:東京ストロベリーフィールズ(8ポイント)
2位:GAMES okinawa(6ポイント)
3位:Naturals HOKKAIDO(3ポイント)
4位:e-DOGS chiba(2ポイント)
最後に筧氏は,「このJAPAN CUPは来年,再来年とどんどん大きくなっていきますし,プロリーグ化を目指したいと思います。また,選手の中からサッカーの長友選手や,野球のイチロー選手のようなスタープレイヤーが現れ,世界に向けて挑戦してくれるものと信じています」と述べ,イベントを締めくくった。
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