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  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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コンバットフライトアクション「Heroes in the Sky」,クローズドβテストで分かった魅力を紹介
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印刷2008/11/28 14:22

プレイレポート

コンバットフライトアクション「Heroes in the Sky」,クローズドβテストで分かった魅力を紹介

 本日(2008年11月28日)オープンβテストが開始された,JC Globalの新作「Heroes in the Sky」は,キーボードだけでも気軽にスリリングな空中戦が楽しめる,第二次世界大戦をモチーフとするオンラインコンバットフライトアクションだ。この記事では,10月10〜19日に行われたクローズドβテストに基づき,ゲームの概要や,本作の魅力を簡単に紹介していこう。

「Heroes in the Sky」公式サイト


画像集#037のサムネイル/コンバットフライトアクション「Heroes in the Sky」,クローズドβテストで分かった魅力を紹介

 さて,「第二次世界大戦をモチーフとする」と書いたものの,時代背景はあくまでモデルであり,必ずしも史実を忠実に再現しているわけではない。第二次世界大戦時をモデルとする架空の世界を舞台に,連合または枢軸のいずれかに参加した傭兵パイロットとなり,ほかのプレイヤーと空中戦を繰り広げるのである。

 用意されているモードは,「ミッション」「対戦」「占領戦」の三つ。ミッションモードは文字どおり,最大4人でさまざまなミッションのクリアを目指すというもので,対戦モードでは,16人までのプレイヤーが空中戦を繰り広げる。また占領戦モードは,最大25人対25人で,MMORPGでいう「攻城戦」のように,各戦域の支配権を奪い合うという内容である。
 これらのモードを通して飛行時間や撃墜数,破壊した施設の数を稼ぐことにより,パイロットのレベルを上げていく。また,獲得したゲーム内通貨でより高性能な機体に乗り換えたり,新たなパーツを装着して機体をアップグレードしたりでき,より難度の高いミッションに挑めるようになるわけだ。

チュートリアルでは,ストーリー仕立てで基本操作を学んでいく
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史実で採用されなかった幻の名機にも乗れる


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 チュートリアルを通してゲームの舞台背景や操作方法を習得したプレイヤーは,まず傭兵としてどちらの陣営に加担するか選ぶことになる。連合を選んだ場合はイギリス,アメリカ,ソ連,また枢軸を選んだ場合はドイツ,イタリア,日本の機体に乗れる。

 本作では,「開発ポイント」を消費して開発を行うことで,新たな機体に乗れるようになる。戦闘機については完全に国別の開発ラインが用意されているので,乗りたい機体の系統を開発していこう。
 開発する前に,それぞれの機体の速度や機動力,武装スロット数といったスペックを確認できる。機体の総合的な性能や将来性(=開発ツリーでそのあとに続く機体)をある程度見極めることが重要だ。

 なお本作では戦闘機以外に,爆撃機と管制機という機種が用意されている。参加するミッションや依頼されるクエストによっては,それらの機体に乗り込んだほうが戦いがスムースに進む場合もありそうだ。

それぞれ,日本(左上)とイタリア(右上)の戦闘機開発ラインと,枢軸側爆撃機(左下),管制機(右下)の開発ライン
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 このようにプレイヤーは,ミッションを通して開発ポイントを稼ぎ,用意されたツリーに沿って開発を進めていくわけだが,クローズドβテストでは「CPアイテム」の一つとして,開発をキャンセルしてポイントを回収できるアイテムが提供されていた。正式サービス開始以降,このアイテムは有料になるのかもしれない。


エンジンを積み換え,新しい武装で戦闘に臨む


 機体の基本的な強化手段となるのが,パーツの積み換えや追加である。積み換え/追加できる主なパーツは,エンジン/プロペラ/装甲/機銃/機関砲/ロケット弾/爆弾。そのほか機体の外観を変化させる「デカール」や,経験値/ゲーム内通貨/アイテムをより効率よく獲得可能にする「オプション」といったアイテムもある。
 オプションには,「アイドル」のブロマイドや,「愛する人」の写真といったものがあり,つまりこれらのアイテムのおかげで,実力以上のものを発揮できるようになるということなのだ。
 デカールには「国籍マーク」「戦隊マーク/ノーズアート」のほか,英字や数字などがあり,これらを組み合わせることで個性を発揮できる。

パーツは「ショップ」で売り買いし,「格納庫」で着脱する。いま装備されているパーツと比較もできる
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ミッションクリア後,ランダムボックス形式で褒賞アイテムが追加されることも
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戦隊マークやノーズアート,英数字といったデカールにも,きちんと御利益が
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確率上昇系アイテム
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現在利用中のパーツとの比較は,ショップでも表示され便利


 ……と,いきなり細かい部分から見てしまったが,エンジンや機関砲の積み換えは,大きくゲームプレイに影響する。というのも,例えばエンジンやプロペラには,速度重視タイプと機動力重視タイプがあるし,同様に武装パーツには,威力重視タイプと発射間隔重視タイプがある。これらの組み合わせにより,さまざまなタイプの機体に仕立て上げられるのだ。

 パーツは戦闘を通じて獲得できるほか,ゲーム内の「ショップ」でも入手できる。パーツごとにレベル制限があり,当然ながら,レベルを上げていくことで,より高価で高性能なパーツが利用可能となる。
 それぞれのパーツには耐久度のパラメータがあり,戦闘を重ねるとやがて損傷し,使えなくなってしまう。とはいえこれについては,ゲーム内通貨を消費することで,すべて一発で修理できる。

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機体乗り換え時の操作画面
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機体改造の効果は確認可能


キーボード操作で,当時の空戦の雰囲気を再現


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 冒頭で述べたように,本作ではキーボードのみで飛行機を操縦できる。具体的には武装切り替えはA/Sキー,方向舵/昇降舵の操作はカーソルキーで行い(エルロンやフラップの操作も含まれているが),スロットルはスペースバーで調整する方式だ。
 また,一人称視点と三人称視点の切り替えも可能だが,一人称を選んでも自機が表示されなくなるだけで,レティクル(照準)が大きくなったり,コックピット周りが表示されたりはしない。基本的には,三人称視点のフライトアクションと思っていいだろう。

 戦闘空域は狭く設定されており,それを越えると強制的に機体の方向が変えられる仕組み。また,飛べる高さも低く抑えられており,昇降舵を操作しようがスロットルを全開にしようが,ある程度以上は上昇できない。

 とはいえ,プレイを通しての印象としては,楽しむのにちょうどよい広さに調整されていると感じたし,高度限界が低いことについては,急降下したときに地上に激突するリスクが大きいため,戦闘時のスリルが増す結果となっているという印象だ。

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戦域の選択画面
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戦域選択後のミッション選択画面
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 第二次世界大戦の空中戦といえば,もちろん,単発戦闘機の固定機銃や機関砲の使用がメインとなる。敵をレティクルに捉えるには,自機の速度や方向をコントロールする必要があるのだ。
 ただし本作では,戦闘機の場合はロケット弾(とミサイル),爆撃機の場合はそれに加えて爆弾が使用できる。
 戦闘機同士の戦いなので,普通,ロケット弾はあまり有効ではないはずだが,ゲームとしては,バクチ的な要素として面白いギミックといえるだろう。

 機銃弾や機関砲弾はやや大きめに広がるし,弾薬数に制限はないので,レティクルの近くを敵が通過しそうになったら,とりあえず撃っておこう。
 基本的には爽快に撃ちまくれるが,銃身が過熱すると一時的に弾が撃てなくなる。肝心なところで弾が出ないという事態に陥らないように注意したい。

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敵に追尾されるとこんな感じで,弾痕と着弾音が痛い。急降下で逃げたいが,目の前にはロンドン・ブリッジ
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 本作では,とてつもない上昇角はそもそもとれず,垂直旋回も存在しないので,墜落につながるほどの失速は生じない。エルロンとラダー,フラップとエレベータの動作は分離されていないので,複雑な機動は生じない仕様だ。そのため機体の制御そのものより,基本に忠実に,すれ違いざまの一撃を食らわせたり,敵機を追尾したりすることに集中できる。
 その一方,フラップやエアブレーキを用いての急制動や,特殊な旋回は,別途スキルとして用意されており,クエストクリアの褒章として獲得できる。そのようなスキルを用いずに敵機の追尾を交わすには,これまた基本に忠実に,スロットルを全開にし,降下旋回や上昇旋回を行えばよい。

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スロットルを開くと,モーションブラーで加速感が強調される
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上昇反転時の失速はなぜか,プロペラの停止で表現されている

「占領戦」時の戦域選択(上)と,フランス戦域の現況(下)
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 機体にはヒットポイントのパラメータがあり,かなりボロボロになると機体から煙が出て,エンジン出力なども落ちるようだ。とはいえ正直なところ,撃ち落とされる寸前まで大きな影響を受けない印象。自機のヒットポイントにはかなり余裕があり,FPSでいうところの「スポーツ系」にあたるゲームといえるだろう。飛行機の挙動の再現より,爽快なアクションに主眼が置かれているのである。

 クローズドβテストには,Pentium 4/3.20GHz,GeForce FX 5950 Ultra,メインメモリ1GBという,おおよそ5年ほど前のスペックのPCで参加したが,とくに問題は生じなかった。いまどきのゲームとしては,非常に軽い部類といえる。

 Heroes in the Skyは,コンバットフライトものに対する難しげなイメージを払拭する,爽快なアクションゲームに仕上がっている。
 ソロプレイも十分楽しめるが,経験値などをより多く獲得するには,3人くらいのプレイヤーとともにミッションに挑みたいところ。ほかのプレイヤーの足手まといになるのが不安という人も,2時間も遊んでいれば,ほかのプレイヤーに手を貸すほうに回れるような難度なので,安心して飛び立ってほしい。

「Heroes in the Sky」公式サイト


クローズドβテストではやはり枢軸プレイヤーが多く,占領戦はワンサイドゲームとなっていた
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クエストは「作戦基地」以外に,なぜか酒場でももらえる。それにしては,まじめなクエストだと思う
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飛行場が事実上のロビーとなっている。マイキャラはパイロットではなく,いま乗っている飛行機そのもの
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