リリース
3Dゲーム開発向けのクライアントライブラリ「Graphyte」が発表される
Graphyte | |||
配信元 | フェニックスソフト | 配信日 | 2011/05/24 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
− パフォーマンスの高い安定したコンテンツ開発を実現 −
大規模オンラインゲーム開発を手がける株式会社フェニックスソフト(以下フェニックスソフト、本社:東京都新宿、代表取締役:青木 健悟)は、通信ライブラリ「nine」に続く新しい開発ツールとして3Dクライアントライブラリ「Graphyte」を開発したことを発表いたします。
■背景
ハードウェア、OSの進化の目まぐるしい昨今において、3Dアプリケーション開発におけるエンジニア不足は、開発スピードの大きなボトルネックになっていると思われます。
そこで、マルチコア対応や数学部分のライブラリ化は勿論、MAP作成ツールやスクリプトでのウィンドウ生成ツール等、開発に必要なシステムを、アプライアンス性高いライブラリとして提供する事で、3Dアプリケーション開発における開発効率の大幅な改善を目指します。また、物理エンジンの差替えやWEB表示への対応など、外部システムへの柔軟な対応も可能となっておりますので、システムとしてもビジネスとしても拡張性を担保しております。
弊社より既にリリースしております通信ライブラリ「nine」と「Graphyte」を組み合わせる事で、オンラインゲームやWEBでのリッチコンテンツ開発をサポートします。
■「Graphyte」
「Graphyte」とは、マルチコア型ハードウェアをターゲットとした、3Dコンテンツ用の開発プラットフォームです。シェーダー機能やモデル、アニメーション等の描画システムのサポートは勿論、システムレイヤー、数学レイヤーでの高速なライブラリを提供いたします。
「Graphyte」の利用により、難易度が高く時間のかかるコーディングに悩む事無く、アプリケーションの開発に専念することが可能となり、開発工数を大幅に削減できます。
- コリジョン処理
- Sheder管理機能
- タスク管理機能
- エフェクト機能
- 物理演算機能
- サウンド機能
- WEBでのゲーム画面表示機能(ブラウザ用プラグイン)
- MAPエディットツール
- XMLベースでのウィンドウ管理システム
【名前の由来】
「Graphyte」とは、炭素原子の一種であり鉛筆の芯からカーボンナノチューブまで幅広く使用されています。同素体にはダイヤモンド等も存在しており、弊社商品でダイヤの様なコンテンツを精製頂けたらと言う商品イメージであります。綴りが若干異なるのは、Byteの世界での「Graphite」となりたいと言う事から、i⇒yとしています。
■今後の展開
この度の、Windows版をはじめとして、2011年9月にAndroid版を予定しており、その後も各種スマートフォン、家庭用ゲーム機などより多くのデバイスへの対応を行い、マルチプラットフォーム、クロスプラットフォームでの開発環境の提供を目指します。
フェニックスソフトは、ネットワークと3Dをキーワードに、今後より拡大するであろうリッチコンテンツ市場に、より良い開発環境の提供を行う事で市場活性と技術革新に貢献してまいります。
※すべての会社名、ブランド名、および製品名は各社の商標または登録商標です。
フェニックスソフト:http://www.fenixsoft.co.jp
- この記事のURL: