Microsoft，誰でもゲームが作れる開発環境「Kodu Game Lab」のRC（リリース候補）版を公開

　Microsoftはゲーム制作のための開発環境，「Kodu Game Lab」のRC（Release Candidate）版を現地時間の2011年3月11日に公開した。2010年1月14日に掲載した記事にもあるように，最初はプレビュー版となる「Kodu for PC Technical Preview」が公開されていたが，途中で現在の名称に変更され，このたびついにRC，つまりリリース候補版が公開されたわけだ。現在，公式サイトから誰でもダウンロードができるようになっている。

「Kodu Game Lab」公式サイト

　Kodu Game Labは，MicrosoftのFuture Social Experiences（FUSE）Labsが開発を進めているIDE（Integrated Development Environment）で，グラフィカルなGUI操作だけで簡単にゲームが開発できるところが特徴。Microsoftが提供している開発環境「XNA」をベースとして開発されているため，完成したゲームは，PCだけでなくXbox 360でも動作させられる。
　Koduは子供を含めて誰でも使えることを開発目的の1つとしており，シンプルで直接的なソフトウェア開発が可能だ。

　もっとも，筆者を含め，「簡単にプログラムが作れる」というキャッチフレーズに惹かれてプログラム言語を購入し，あっさり挫折した人も少なくないはず。このKoduが本当に誰でも使えるものなのか，興味のある人はぜひダウンロードして試して，こっそり教えてほしい。もっとも，マニュアルを含めた資料全般が英語なので，まずそこでつまずいてしまいそうだけど。