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セガ,ネットで本格的に将棋が学べる「日本将棋連盟オンライン将棋スクール」を9月に開講
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印刷2010/07/09 19:15

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セガ,ネットで本格的に将棋が学べる「日本将棋連盟オンライン将棋スクール」を9月に開講

画像集#001のサムネイル/セガ,ネットで本格的に将棋が学べる「日本将棋連盟オンライン将棋スクール」を9月に開講

 聞くところによると,将棋は子供の頃から始めたほうが強くなるらしい。羽生名人/王座/棋聖は小学校1年生で将棋を始め,中学3年生でプロ棋士に,そして19歳で初のタイトル(竜王)を獲得している。とはいえ,周囲にそれなりに強い人がいないと練習にならないし,奨励会など,それなりのところへ通いたくても,地理的に遠い場合もあるだろう。
 というわけで,登場したのが「日本将棋連盟オンライン将棋スクール」だ。セガと日本将棋連盟は本日(7月9日),小学生を対象にオンラインで将棋が学べる,日本将棋連盟オンライン将棋スクールを2010年9月に開講すると発表した。

「日本将棋連盟オンライン将棋スクール」公式サイト


画像集#005のサムネイル/セガ,ネットで本格的に将棋が学べる「日本将棋連盟オンライン将棋スクール」を9月に開講

 セガが日本将棋連盟と共同で開発したこのシステムでは,受講者が月2回,Webカメラとマイクを使ってプロ棋士から直接指導を受けられるほか,詰将棋などの練習問題に挑戦したり,同じくらいのレベルのほかの受講生と対局したりできる。また,自分のホームページを使って友達とコミュニケーションできるような機能も備えているので,切磋琢磨しながら,楽しく実力を伸ばすことができるという。
 しかも,このスクールで認定された級位や段位で,日本将棋連盟認定の免状や級位認定状の申請もできる。会費は,入会費が5000円で,月々の会費が6300円(いずれも税込)となっている。

 セガの持つデジタルエンタテイメントのノウハウを投入したというこのスクール。もっと昔からあれば,筆者も受講し,のちのち小学生相手に“二歩”で敗れることはなかったのにと悔やまれるが,後の祭りだ。

画像集#006のサムネイル/セガ,ネットで本格的に将棋が学べる「日本将棋連盟オンライン将棋スクール」を9月に開講

 日本の伝統的なゲームである将棋は,このところプレイ人口が減りつつあるという。小学生のお子様をお持ちの人や,小学生そのものの人は,日本の将棋界を背負って立つ勢いで公式サイトをチェックしたり,以下のリリース文を読んだりしよう。


セガと日本将棋連盟、ネットワークで将棋が学べる
『日本将棋連盟オンライン将棋スクール 』を共同開発
〜オンラインでプロ棋士から対面指導を受けられる、
小学生対象の新しい「おけいこごと」〜

 株式会社セガ (本社:東京都、代表取締役社長COO:臼井興胤(おきたね)、以下セガ)と、社団法人日本将棋連盟(本部:東京都、会長:米長邦雄、以下日本将棋連盟)は、小学生を対象にインターネットを通じて将棋を学ぶことができる『日本将棋連盟オンライン将棋スクール』を共同開発いたしました。本スクールは9月より開講を予定しております。今回の取り組みにおいて、セガはeラーニングという新たな分野でのサービス提供を行い、日本将棋連盟は広く子供たちへの将棋の普及を目指してまいります。

●伝統文化とデジタルエンタテインメントの融合、eラーニングで楽しく将棋が上達できる

 本スクールは、一定の棋力をもった小学生を対象としており、受講生を小学生に限定した将棋教室をeラーニングとして展開するのは、国内でも初めての試みとなります。
 昨今、教育的な側面も注目される将棋という伝統文化を子供たちに楽しく学んでいただけるよう、本スクールにはセガの豊富なデジタルコンテンツの開発ノウハウを投入しています。受講生はWebカメラとマイクを使用して、プロ棋士の対面指導を受けられる月2回の授業をはじめ、いつでも利用可能な詰将棋などの問題演習、実力にあった対戦相手とのフリー対局などで棋力をさらに向上させることができます。また、自分専用のマイページを持つことができ、自分の分身キャラクターとなるアバターのカスタマイズや、友達登録したユーザーにアイテムをプレゼントができる機能などで、他の受講生とのコミュニケーションが楽しめます。また、本スクールにて認定された級位や段位で、日本将棋連盟認定の免状や級位認定状を申請することもできます。

 このたび『日本将棋連盟オンライン将棋スクール』について、小学生から将棋を始め、将棋界を代表するトップ棋士である羽生善治名人と、日本将棋連盟学校教育アドバイザーであり、暁星小学校教諭の安次嶺隆幸氏より推薦文をいただいておりますので、ご紹介させていただきます。

●将棋で考え、感じて本質を見抜く力を付ける

 本当に大切なものというのは、目に見えないところに隠されているものです。将棋は「考え」、「感じる」ことで、それを学べる最高の素材だと思います。また、「礼儀作法」や「集中力」、「決断力」なども自然に身につけることができます。近年、インターネットを通じて対局をする方も飛躍的に増加しているので、今後は国際化が進んでいくのだろうと思います。そのため人と人とのつながりが一層広がり、さらなる将棋の発展が期待されます。おそらく世代を超えて楽しむことができるという面が、将棋の最大の魅力であると思います。
 今回開講される『オンライン将棋スクール』は、遠距離の多くの子供も手軽に指導を受けることができ、大変素晴らしいものだと思います。このシステムによって、より深く将棋に興味を持ってもらい、子供に秘められた無限の可能性を少しでも引き出せれば大変嬉しく思います。

棋士 名人・王座・棋聖
羽生 善治(はぶ よしはる)

●将棋を通じて「集中力」や「考える力」を!

 今、「将棋の教育的意義、その効用」に注目が集まっています。新学習指導要領の中に盛り込まれている内容に「日本の伝統文化の奨励」があります。子供達にとって、人と人が対峙し、お互いが一つのことに向き合うことで生じる様々な効果が将棋にはあります。「集中力」「考える力」「相手の手番を待つこと」「我慢する力」などを自然と身に付けることができ、「思考力」、「持続力」を伸ばすだけでなく、礼儀作法など「相手の気持ちを察する」思慮深さも学べます。
 遠くに離れていても相手の顔を見て、リアルタイムで対峙し、対局できるこの『オンライン将棋スクール』は画期的なシステムです。時間が無くて、場所が遠く無理だったことを気にしなくても良くなりました。そして、これを見守る『プロ棋士の眼』があることもこの『オンライン将棋スクール』の格と言えます。プロ棋士に見守ってもらうことで、「がんばる力」、「自分で生き抜く力」も育まれるからです。是非、多くの子ども達が将棋を通じてしっかりと『負けました』を言い、お互いが「感想戦」という学びの場で次へ向かう意欲を育んでもらいたいと願っています。

日本将棋連盟学校教育アドバイザー、暁星小学校 教諭
安次嶺 隆幸(あじみね たかゆき)

【『日本将棋連盟オンライン将棋スクール』概要】
■将棋スクールコンテンツ
<授業(月2回:60分/回)>
指導対局オンライン:プロ棋士による指導対局
生徒対局オンライン:実力の近い生徒同士での対局

<学習コンテンツ(いつでも利用可能)>
問題演習:実力にあった詰将棋と次の一手問題集
ビデオ講座:実力にあったテーマ別映像での講義
フリー対局オンライン:実力にあった相手を検索して対局

■入会条件:棋力判定テストに合格された小学生
※棋力7級以上を合格の目安としています

■対象棋力:初段まで(初段昇格で卒業となります)
※本スクールにて認定された級位や段位で、日本将棋連盟認定の免状や級位認定状を申請することができます。

■申し込み方法:公式サイトよりお申し込み下さい

■料金:入会費:5,000円 月会費:6,300円

■対応OS:Windows/XP/Vista/7日本語版
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