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いつでもどこでもゲームができる技術がいよいよ現実に。OnLive,米国内向けクローズドβテスターを募集へ
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「OnLive」公式サイト
OnLiveは,ホストサーバーにインストールされているゲームに,ユーザーがインターネットを使ってアクセスしてプレイするというサービス。
クライアント側のPCにゲームをインストールしなくていいだけでなく,ゲームプレイのための処理はすべてホストコンピュータが行うため,ネットにアクセスできる環境さえあればハイスペックPCを用意する必要さえないという夢のようなサービスだ。PCでゲームをプレイするだけでなく,専用セットトップボックスを用意すれば,家庭用のテレビでもゲームができるようになるとされている。
OnLive公式サイトでは現在,「Crysis Warhead」「Unreal Tournament 3」などのFPS,「Tomb Raider: Underworld」「Mirror's Edge」といったアクション・アドベンチャー,「Race Driver GRID」「Burnout Paradise」のようなレースゲームなど,さまざまなジャンルから16タイトルが対応ゲームとしてリストアップされている。Electronic ArtsやTake-Two Interactiveなどの大手ゲームパブリッシャが参加しているため,今後も最新ゲームを中心に対応ゲームはどんどん増えていきそうだ。
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今回クローズドβテスターの募集が行われるのは,アメリカ国内に在住する18歳以上で,ブロードバンド接続環境を持っており,Windows VistaまたはIntel Mac(Intel製CPUを搭載したMacintosh)を所有する人のみという制限が付けられており,家庭用テレビでの接続テストは行われない。
OnLiveのCEOであるSteve Perlman氏は,公式ブログにおいて,「遅延ストレスのないハイクオリティなゲームプレイ経験を,あらゆる状況において提供するというOnLiveが掲げる目標をクリアするためにも,今回のテストは重要である」と語っている。
こうしたサービスは,OnLive以外にもGaikaiが開発を行っており(関連記事),次第に注目度の高まりつつあるテクノロジーといえる。
ゲームを購入するために販売店へ出向いたり,数GBもあるクライアントを何時間もかけてダウンロードする必要もなくなり,さらにはWindowsやMacintoshといったOSの違いによる制限どころか,PCとテレビ,そしてコンシューマ機というハードウェアの垣根さえ取り払ってしまう,ゲーマーにとっては夢のような時代が,もうそこまでやって来ているのかもしれない。
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