スクウェア・エニックス，英国パブリッシャ大手Eidosを買収へ

　スクウェア・エニックスは，同社のイギリス子会社SQEXが，パブリッシャ＆デベロッパ大手のEidosを，株式公開買い付けで買収すると発表した。
　今回の買収にあたって，SQEXがEidos株主に支払う額は1株あたり32ペンスで，全株式の買い付け総額は8430万ポンド（約108億円）となる。

　Eidosは，イギリスに本拠を置くゲームパブリッシャ＆デベロッパで，トゥームレイダーシリーズやヒットマン，デウスエクスなどの人気タイトルを数多く発売している。傘下にはCrystal Dynamics，IO Interactiveといった開発スタジオを有し，開発から発売までを手がけられる大手ゲーム会社だ。しかし，ここ数年は販売の不振が伝えられており，UbisoftやWarner Bros.など，複数の企業から買収の打診を受けていたとされる。
　つい先月にも，とある企業から買収を提案されているという記事（関連記事）を掲載したばかりだが，もしかするとこの話が，スクウェア・エニックスからの買収提案だったのかもしれない。