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完全ハンズフリーを実現する,ヘッドバンド型のコントロールデバイスが発売に
このコントローラ最大の特徴は,顔面を流れる電流によってソフトウェアをコントロールできるという点だ。
コントローラは,テニスの選手が頭に巻くヘッドバンドのような外見で,内側に付けられた3個のセンサーが,顔の表情の変化などで発生する電流を感知し,PC上で起動しているアプリケーションを操作できる。ヘッドバンドスタイルのため両手が自由になるほか,体の不自由な人でもPCなどを自在に操れるようになるという。
今回発表された最新型のコントローラでは,PCとはUSBによって接続され,DirectXのテクノロジによって動作するようにアップデートされている(以前のバージョンは,RS-232のシリアル端子で接続していたらしい)。
最初にコントローラのキャリブレーションを行えば,歯を食いしばるなどのさまざまな顔面の動作を,アプリケーションの動作に割り当てることができるということだ。
開発元のOCZ Technologyで,Neural Impulse Actuatorの開発にあたったメンバーの一人であるMichael Schuette博士は,実際に「Unreal Tournament 3」をこのコントローラで動かして見せたという。OCZ Technologyでは,このNeural Impulse Actuatorを数か月のうちに300〜400ドル程度の価格で発売する予定のようだ。
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