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世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催
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印刷2007/11/19 21:46

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世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催

画像集#002のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催
 韓国ソフトウェア振興院(KIPA)が主催するE-Sportsイベント,「GNGWC2007」(Game & Game World championship 2007)の国内決勝戦が11月17日,東京の原宿クエストホールで開催された。オンライン予選を勝ち抜いた,あるいは抽選で選ばれた選手102名が一堂に介し,12月2日に韓国で開催される予定の世界大会へのキップを賭けて激しい戦いを繰り広げたのである。
 今回で2回目となるGNGWCは,この手の大会として新しめ。昨年の競技種目は3タイトルしかなく(うち一つは日本でのサービスが行われていなかったため,実質2タイトル),選手/来場者共に少なめのこじんまりしたイベントだったが,今年はタイトル数も5つに増え,わずか1年で来場者も含め200名近い人が集まる大会にいきなり成長していたのが印象的だった。というわけで,今年の競技種目は以下の5タイトルだ。


 ご覧の通り,ゴルフあり,MMORPGあり,オンラインFPSありといった感じでバラエティ豊富。息詰まる個人戦から,10人以上のチーム対戦まで,戦いのパターンもいろいろで,見ていて飽きない。しかし,E-Sportsイベントとして個性的なのは,そのスタイルかもしれない。大きな会場にはPCがズラリと並び,タイムテーブルに従ってそれぞれの戦いが繰り広げられていくのだが,正面の大スクリーンだけでなく,観客は自由にプレイヤーの背後に立ち彼らの戦いっぷりを見学できたのである。

画像集#020のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催 画像集#019のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催 画像集#018のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催

 こうした大会では,プレイヤーと観客が厳しく分けられているのが普通なので,これはかなり新鮮な仕様だが,もっとも,イベントの途中から観客数が増え,さすがにプレイヤーの集中力に影響が出るということで,プレスとスタッフを除き,観客がPCの背後に立つことはできなくなってしまった。ちょっと残念。
 イベントの開始にあたり,まずは韓国ソフトウェア振興院デジタルコンテンツ事業団のクォン テックミン団長から開会の挨拶。続いて,オープニングセレモニーとして,東京外語大学ベリーダンス部による,ベリーダンスの実演が行われた。えーと……ベリーダンス? きらびやかな衣装に身を包んだ皆さんのダンスはたいへん見事で美しく,なんとなく妖しい雰囲気に包まれる会場であったが,ちょっと不思議な空間であったことは間違いないかも。ともあれ,会場のムードは絶好調になったのである(と思う)。

画像集#003のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催
韓国ソフトウェア振興院デジタルコンテンツ事業団のクォン テックミン団長。韓国(の世界大会)で,またお会いしましょうと語る
画像集#001のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催
東京外語大学ベリーダンス部によるベリーダンスの実演。なぜベリーダンス,などと聞いてはいけない。たいへん美しく,ダンスもお見事

 最初に書いたように,このGNGWC 2007は日本だけでなく,アメリカ,ドイツ,ベトナム,韓国の計5カ国で予選が開催されて各国の代表選手/チームが選ばれ,韓国の世界大会決勝でそれぞれのゲームの世界一が決まるというシステムだ。詳しいことは公式サイトにゆずるが,ロサンゼルスでのアメリカ国内予選や,ライプチヒのGC(Games Convention)会場で行われたドイツ大会などはすでに終了しており,スケジュールでは日本が一番最後となる。すでにほかの国々の代表選手/チームはスタンバイ状態に入っているということで,まさに「世界は日本を待っている」のだ。
 そんなGNGWC2007では,誰がどんな戦いを経て日本代表の座を射とめたのだろう。順不同でちょっとレポートしてみよう。

NAVYFIELD NEO


イベントの途中で重大発表もあったNAVYFIELD NEO
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 なにしろ,参加チームのメンバー数が10〜13人ということで,会場の半数近いPCを占拠して戦っていたのが,ベルクスのオンライン海戦ゲーム,「NAVYFIELD NEO」だ。
 ランダムに選ばれたマップの上で,時間内に沈めた敵艦のスコアを競うのである。当然ながら,彼我ともに艦の種類や編成は同一で,参加4チームによるトーナメント戦を行い,1〜2位のチームが世界大会へコマを進めることになる。ただし,さすがにチーム全員で遠征とはいかず,両チームの代表2名が実際に韓国へ行き,残りのメンバーはオンラインでの参加になるとのこと。
一位になった「Rex Caelestis」(レックス・セレスティスと読む)の皆さん。毎週土日に2〜3時間の練習を繰り返してチームプレイを磨いてきたとのこと。韓国では,世界の見本となるように,さらには日本の実力を見せつけるべくがんばりたいとのことであった。ちなみに同じく世界大会へ向かう2位は,「OS2」チームの上に輝いた
画像集#016のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催
 実力が伯仲したチーム同士の試合は白熱し,ある試合では終了直後に一艦が沈んだため,両チームのスコアがまったく同じになり,この扱いをどうするかについて審判団が協議するといった一幕もあった(結果は引き分けで再試合)。うーん,熱いかも。
 ちなみに,試合の合間に重大発表があったりして,詰めかけたNFファンを驚かせた。
 詳しくはいずれ正式発表になると思われるが,ベルクスの企画部プロデューサー,安藤邦宏氏によると,現在アメリカでテスト中のさまざまな新仕様が年末から来年にかけて実装される予定だ。まずは,大艦隊戦に仕様変更が行われ,DD(駆逐艦)とCV(空母)の部屋が実装される。さらに,BB(軍艦)とCVが合わせて4隻追加されるのである。
 さらには,ゲームシステムを大幅に変更するポテンシャルを持った「潜水艦」の導入も発表された。これは来年半ばのことになりそうだが,以前から要望の多かったアイテムだけに,それを聞いたファンの皆さんは拍手喝采。続く試合の盛り上がりは一段と高まったのである。

WarRock


息詰まる戦場の様子
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 参加3クランによる総当たりのリーグ戦を行ったあと,トーナメントによって一位を決めたのがLievoがサービス中のオンラインFPS,「WarRock」。クランメンバーは5名で,小規模戦用マップ2枚を使った歩兵戦闘が展開された。トーナメントは,一試合9マッチからなる試合を5本やり,3試合先取したほうが勝ちというルールである。
 FPSらしく,マウスは全員持ち込みで,キーボードまで持ってきたチームも多い。8月からオンライン予選が続けられていただけあって,参加したのはいずれも高い実力/実績を誇るチームばかり。両チーム残り一人になったときの緊張感は,応援している二人のLievoガールもドキドキさせるほどだった。

(左)一位の座を獲得したのは,「Team: Japan」。WarRockのβテストが始まった頃に結成されたクランで,出た試合では負けたことがないという実力派。今回はちょっと練習不足だったというが,下馬評通りのトップに輝いた。とはいえ「これは通過点」と彼らは語る。世界大会で一位になることが目標なのだ。FPSの大会で日本人が一位になったことはほとんどないが,彼らならやってくれそうだ(右)会場では,おなじみの「リアルがらっチャ!」も行われた
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ショットオンライン -プロフェッショナル-


画像集#025のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催
 公式サイトのスコアボード上位8名が参加して,トーナメント形式で戦われたのがエキサイトのオンラインゴルフゲーム「ショットオンライン -プロフェッショナル-」。ランダムに選ばれたコースの9ホールでスコアを競うマッチプレイで,上位4名が世界大会に参加する。
 ゲームそのものはリアルなゴルフシミュレーションだが,切り立った崖の上のグリーンや巨大な障害物など,コースはかなり手強いものばかり。正面の大スクリーンに表示されたゲームシーンに応じて「ナイスショットですねえ」とか「ここはアプローチが難しいんです」といった解説が入り,まるで本物のゴルフの試合を見ているような雰囲気だ。
 決勝戦も大会にふさわしく白熱したものになった。結局2位になった「najya」さんは,途中まで大きくリードしていたのだが,第9ホールで痛恨のO.B.。トリプルボギーを叩いてしまう。これを見た焼きうるめさんは尻上がりに調子を上げ,最後の2ホールで連続イーグルを達成したのである。まったく見応えのある試合だった。
 というわけで優勝した焼きうるめさんは,「これ以外のPCゲームはやったことがない」という。勝利など考えてもいなかったため,残念ながら仕事の都合で韓国には行けないのだが,勝利の喜びをギルドメンバーの全員に早く伝えたいとインタビューに答えていた。


ルニア戦記


画像集#021のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催
 ネクソンジャパンがサービス中のMMORPG「ルニア戦記」は,MMORPGでありながら多彩な戦闘が楽しめるアクション性の高いゲームだ。ゲームセンターっぽいノリで,例えばレベル20のキャラクターでも,戦い方が巧みであればレベル40の敵を倒せるのです,と語るのは実況中継を行ったネクソンジャパンの今濱氏。
 対戦は,応募のあった8人の選手が勝ち抜きトーナメントを行い,上位1〜2位の選手が世界大会へ進出するわけだ。使用するのはレベル65以上の専用キャラクターで,アイテムも同一のものを使うため,全員が同じ条件で戦うことになる。
 というわけで,左上の写真は見事に一位に輝いたフォルさん(右)と2位のユーキさん(左)。フォルさんに勝利の理由を聞いたところ,四国にいるライバルが都合で出場できなかったことだとか。うーん。私が勝ってしまってもうしわけありません,と必要以上に謙虚だが,韓国に行くからには優勝を目指します,と力強い発言も。
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SiLKROAD ONLINE


一位となった竹中さん(右)と成瀬さん(左)。勝利のコツは,やはり戦い方で,雑魚モンスターには目もくれずユニークモンスターをハントしたのが良かったらしい。かなり厳しい戦いだったが,最後は適応力がものをいったとのこと。世界大会について成瀬さんは「世界を楽しんできます」とのこと。オリンピック選手みたいで,なんかカッコいいなあ
画像集#027のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催
 ゲームオンが提供するMMORPG「SiLKROAD ONLINE」は,“敦煌石窟”というイベント用のフィールドを使い,参加者16名がA,Bの二つのブロックに分かれて勝ち抜き戦を行い,各ブロックの優勝者を決めるのだ。
 MMORPGでどうやって優劣を決めるのかといえば,それはモンスターを倒した数。雑魚モンスターなら1点,ユニークモンスターなら50点から180点という具合である。ただし,PKも可能になっていて,その場合相手のポイントを20点ほど減らせるのである。したがって,トップをひた走る選手がモンスター退治に熱中しているところを背後からキュ! という感じの駆け引きが重要になってくる。ただモンスター退治しているだけではダメなのだ。
 いずれにせよ,普段のゲームとはかなり違うマップとルールで戦うわけだから,練習もできなければ,日頃使い慣れたアイテムなども使用できない。適応力が大切な対戦だったわけである。

表彰式(左)と早稲田大学のサークル「シナウィ」の演奏(右)
画像集#028のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催 画像集#026のサムネイル/世界大会へ行くのは誰だ? 「GNGWC2007」国内大会決勝戦が東京で開催

 ざっと試合の様子を紹介してみたが,かくして国内決勝戦は終了し,それぞれのゲームの日本代表がつつがなく決定したのである。締めのアトラクションは,早稲田大学のサークル「シナウィ」による韓国音楽サムルノリの演奏。会場はすっかり世界大会会場となるソウルのムードだ。行ったことがないので,想像だが。
 それから各対戦の成績発表および賞品の贈呈と続いたわけだが,朝の9時半から夜7時まで(予定より1時間遅れてしまった)の長丁場にもかかわらず,イベントが終了してからも人々がなかなか帰らずゲーム談義に花を咲かせていたのは,こうしたオフラインイベントならではだろう。
 GNGWCはまだ若いイベントであり,これからも変化を続けていく予定だ。韓国情報通信国際新興院のキム・ヒョンヨン氏によれば,来年はさらにタイトルを増やし,参加国も増やしていきたいとのことだった。今回は知らなかったので参加できなかったが,来る2008年こそはオレ様もしくはオレ様達の実力を世界に見せつけてやりたい,と思っている人もしくは人々は,今後の開催情報などにも注目してほしい。
  • 関連タイトル:

    WarRock

  • 関連タイトル:

    ゲーマーズワン

  • 関連タイトル:

    ルニア戦記

  • 関連タイトル:

    ShotOnline

  • 関連タイトル:

    SiLKROAD Revolution

  • 関連タイトル:

    NAVYFIELD

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