オーストラリアのBigWorld社が開発した,MMOタイトル開発用ソリューション「BigWorldテクノロジースイート」。その日本総販売代理店であるソリッドネットワークスは本日(10月9日),ガンホー・オンライン・エンターテイメントの
「北斗の拳ONLINE」を開発するゲームアーツに対して,BigWorldテクノロジースイートを提供したことを正式に発表した。
ニュースリリースによれば,今回の発表に関連してガンホー・オンライン・エンターテイメント 社長室プロデュースチーム所属ディレクター 兼 ゲームアーツ「サンダードーム」開発スタジオ「北斗の拳ONLINE」プロジェクトディレクターである谷川ハジメ氏は,以下のように述べている。
「北斗の拳ONLINE」におけるクライアントヴィジュアルクオリティの向上,サーバーの高い安定性,耐障害性,可用性の確保,コンテントの迅速な実装環境は,BigWorld テクノロジによってもたらされたものといっても過言ではないでしょう。BigWorld の採用によって,チームはゲームそのものの面白さの追求と豊かなゲーム体験の提供に注力し,急速に開発を進めております。
北斗の拳ONLINEでの採用は,言うまでもなくBigWorldテクノロジースイートの,日本における最初の採用例となる。インスタンスゾーンの生成機能や,ゾーニングのないプレイフィールドの設計能力,Shader Model 2.0(DirectX 9)やShader Model 3.0を活かした描画能力などは,部分的にせよ全面的にせよ,おそらくは北斗の拳ONLINEの制作に,生かされるものと思われる。
また今回の発表と同時に,BigWorldテクノロジースイートの
日本語公式サイトが開設された。同ゲームエンジンの概要や採用作品について興味のある人は,訪れてみるとよいだろう。