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下り最大110Mbpsの「SoftBank 4G」が本日よりスタート。ウルトラマンが駆けつけた記念イベントのレポートも掲載
SoftBank 4Gは,下り最大110Mbpsでの通信が可能なデータ通信サービスである。2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステム「XGP」(eXtended Global Platform)を高度化したとされる「AXGP」(Advanced eXtended Global Platform)方式を採用するのが特徴だ。
ULTRA WiFi 4G SoftBank 101SIは,下り最大76Mbps,上り最大10Mbpsに対応した製品だ。AXGP方式とW-CDMA方式での通信が行え,連続通信時間は前者が約3時間,後者が約3時間30分となっている。付属のモバイルバッテリーを併用することで合計約9時間の通信ができるとのこと。
IEEE 802.11g/n準拠の無線LANに対応し,最大10台までの機器を同時に接続可能だ。
料金プランには,月額5985円(税込)の「4Gデータし放題フラット」が用意されており,2012年4月30日まで行われている「4Gデータ通信スタートキャンペーン」期間中に申し込みをすると月額4980円(税込)になるという。
また,スマートフォンやタブレットなどをすでに所持していて,2回線めとして4Gデータし放題フラットの契約を行う場合は,2012年4月30日までの契約に限り,月額3980円(税込)になる「スマホセット割」が適用できるそうだ。
なお,2012年9月30日までデータ転送量などに制限はないが,10月以降は月間5GBを超える通信を行うと送受信が128Kbpsに制限されることになる。ただし,データ転送量2GBごとに2625円(税込)を支払うことで制限なく使えるとのことだ。
定額プランの通信料に上限が設けられている点は,NTTドコモが提供しているLTE通信の料金プラン「Xiパケ・ホーダイ フラット」などと同じ。「し放題フラット」という言葉に惑わされないように注意したい。
新サービスということで気になるのは対応エリアだが,ソフトバンクモバイルによれば,2011年の会計年度末(2012年3月末)までに札幌市,さいたま市,東京23区,横浜市,名古屋市,大阪市,神戸市,福岡市,北九州市およびそれらの周辺でSoftBank 4Gが利用できるようになるとのこと。さらに2012年の会計年度末(2013年3月末)には全国政令指定都市の人口カバー率を99%に拡大するという。
ただし,開始時点での対応エリアは明かされておらず,ソフトバンクモバイルの公式サイトでサービスエリアを確認してみても,2012年7月末のエリアが掲載されている状況に留まっていた。
月間のデータ転送料に上限があるため,SoftBank 4Gをメインに使ってPCオンラインゲームなどをプレイするのは難しいかもしれないが,転送速度自体が向上することは歓迎すべきところだ。モバイル無線LANルーターだけでなく,SoftBank 4Gに対応したスマートフォンやタブレットの登場にも期待したい。
SoftBank 4Gの開始を記念したイベントが開催
ULTRA WiFiだけにゲストはウルトラマン
SoftBank 4Gの開始を記念したイベントには,“ULTRA” WiFiということでウルトラマンがゲストとして駆けつけたほか,お笑い芸人のサバンナ(高橋茂雄さん,八木真澄さん)とトータルテンボス(大村朋宏さん,藤田憲右さん)と2700(八十島さん,ツネさん)が登場している。サバンナ 高橋さんが司会を務め,トータルテンボスと2700,そしてサバンナ 八木さんがそれぞれお笑いのネタを披露し,ウルトラマンが審査するというという形式で進められた。
そんな不思議な流れでイベントはスタートし,今回披露されるネタは早送りで行われることになった。
トータルテンボスは,この日のために用意したという新ネタを披露。2700はお得意の歌ネタ,そして八木さんも新ネタを披露した。ただ,八木さんは,ネタのスピードが速くなりすぎて,結果的によく分からない状況に。
スピーディーな展開で,あっという間にイベントは終了してしまったが,どうしてお笑いだったのかは謎である。何とも不思議なイベントながらも会場は盛り上がりを見せていた。
トータルテンボス |
2700 |
サバンナ 八木さん |
ソフトバンクモバイル公式Webサイト
ULTRA WiFi 4G SoftBank 101SI製品情報ページ
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