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NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
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印刷2011/10/18 12:47

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NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表

ドコモ代表取締役社長の山田隆持氏。Xiエリアの人口カバー率を2014年度末までに現在の20%から98%まで拡大すると述べていた
画像集#009のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
 2011年10月18日,NTTドコモ(以下,ドコモ)は,2011年冬から2012年春にかけて市場投入する同社製品の発表会を開催。スマートフォン計14機種とタブレット端末1機種などを発表した。次世代通信サービス「Xi」(クロッシィ)対応の4モデルが目玉だが,全体的にスペックが向上し,また,日本国内でニーズの高い「おサイフケータイ」「ワンセグ」「赤外線通信」といった機能を搭載したものが多くなった印象だ。なお,ゲーマー向け,と言えるようなものは登場していない。

画像集#002のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表

画像集#010のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
 発表会でドコモは,端末シリーズの見直しを明らかにし,現行のドコモスマートフォンを,下記2シリーズに分類するとした。

  • docomo NEXTシリーズ:先進的で自分の可能性が広がる
  • docomo withシリーズ:親しみやすく毎日の楽しさが広がる

 このなかでも,注目したいのはdocomo NEXTシリーズ。デュアルコアCPUの搭載や,高解像度のディスプレイパネルを採用,LTE通信への対応など,ハイスペックな端末をラインナップしているシリーズである。そんなdocomo NEXTシリーズに属する端末は下のとおり7モデル。うちAndroid採用機は6モデルだ。それぞれの端末をスペック中心で下にまとめたので確認してみてほしい。
 なお,香港で19日にGoogleとSamsung Electronicsから発表予定の次世代スマートフォンも,11月中旬,「世界でも最も早いタイミング」で投入予定とのことだった。常識的に考えれば,次世代Android OS「Ice Cream Sandwitch」(開発コードネーム)搭載のリファレンス機ということになるだろう。

画像集#011のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
docomo NEXTシリーズは,高いスペックを備えているのが特徴だという
画像集#012のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
「最新Android」を搭載したSamsung Electronics製端末を11月に発売すると予告


docomo NEXTシリーズ


●GALAXY S II LTE SC-03D

 デュアルコアCPUを統合するSoC「APQ8060/1.5GHz」搭載のモデルである。4.5インチ,解像度480×800ドットの有機ELパネルを採用する。本体サイズは69(W)×9.5〜10.8(D)×130(H)mm,重量が130gとなる。Xiに対応するのが特徴だ。

右はジャケット型拡張バッテリーを取り付けた状態
画像集#003のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
画像集#022のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
背面部には,有効画素数810万画素のCMOSカメラを搭載
画像集#023のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
本体下部には外部インタフェースとしてmicroUSBポートを備える
画像集#025のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
左側面部には,電源ボタンを備えている
画像集#024のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
右側面部。ボリューム調節用のボタンはこちらだ


●MEDIAS LTE N-04D

 4.3インチで720×1280ドット解像度のTFT液晶パネルを採用し,IPX5/7等級の防水性能を備えたモデル。本体サイズは67(W)×10.9〜11.3(D)×131(H)mmで,重量は149gだ。SoCはデュアルコアCPUを統合した「APQ8060/1.2GHz」を搭載する。Xi対応。

画像集#004のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
画像集#026のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
背面部のカメラは810万画素のCMOSだ
画像集#027のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
右側面部にはボタンが2つ備わっている


●Optimus LTE L-01D

 4.5インチで解像度720×1280ドットのIPS液晶パネルを採用し,デュアルコアCPUを統合したSoCであるAPQ8060/1.5GHzを搭載してきたモデル。本体サイズは68(W)×10.7〜11.4(D)×133(H)mm,重量は140gだ。こちらもXiに対応する。

画像集#005のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
画像集#031のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
本体下部中央のホームボタンはやや目立つものになっている
画像集#029のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
上部側面には,microUSBポートやイヤフォンジャックなどを備える
画像集#028のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
背面部
画像集#030のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
左側面部


●ARROWS X LTE F-05D

 今回発表されたXi対応端末で,最も薄いモデル。その本体サイズは64(W)×8.8〜9.8(D)×129(H)mmとなり,4.3インチで720×1280ドット解像度の液晶パネルが採用されている。重量は129gだ。
 SoCには,デュアルコアのARMプロセッサを統合した「OMAP4430/1.2GHz」を採用。IPX5/8等級の防水性能を備えているのも特徴となっている。

カラーバリエーションは,MagentaとBlue Blackの2色
画像集#006のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
画像集#033のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
背面部のカメラは有効画素数1310万画素だ
画像集#032のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
外部インタフェースは本体上部側面に備えている


●MEDIAS PP N-01D

 4インチ,480×800ドットの有機ELパネル搭載モデルである。本体サイズは63(W)×10.9〜11.4(D)×128(H)mmで,重量は137g。SoCには,シングルコアCPUを統合した「MSM8255/1.4GHz」を採用している。
 ちなみに型番にある「PP」は,「Power Plus」の略とされ,従来製品よりも大容量となる1700mAhのバッテリーユニットを内蔵するのが大きな特徴とのことだ。

IPX5/7等級の防水性能を備えるMEDIAS PP N-01D
画像集#007のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
ワイヤレス充電規格「Qi」に準拠しており,充電用の台に奥だけで充電が可能となっている
画像集#035のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表 画像集#034のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表


●ARROWS μ F-07D

 本体の厚さが最薄部で6.9mm,最厚部8.5mmとなる薄型モデル。残る2辺のサイズは64(W)×127(H)mm,重量は109gなので,小型軽量と言っていいだろう。
 ディスプレイには,4インチサイズで解像度480×800ドットの有機ELパネルが採用されている。SoCは「MSM8255/1.4GHz」だ。

国内メーカー製ということで,こちらも防水仕様。IPX5/8等級の防水性能を備えるとのことだ
画像集#008のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
画像集#037のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
最薄部が6.9mmと薄いモデルになっている
画像集#036のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
コネクタ部はゴムパッキンで水の進入を防ぐ


●BlackBerry Bold 9900

BlackBerry OSの最新版となる「BlackBerry OS 7.0」を採用したモデル。2.8インチで640×480ドット解像度の液晶パネルを搭載し,画面をタッチしての操作も行える。SoCは「MSM8655/1.2GHz」だ
画像集#019のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表


Xi対応端末でドコモ間通話が定額になるプランも登場


 さて,発表会では,今回発表されたXi対応端末向けの料金プランが発表されている。
 料金プランは,2年契約を前提とした「タイプXi にねん」と,2年契約が前提となっていない「タイプXi」の2つ。月額基本利用料金は,前者が780円,後者が1560円(いずれも税込)だ。30秒あたり21円の国内通話料や,1kBあたり0.63円のパケット通信料などの使用料金は両者ともに同じで,FOMA端末向けプランにあるような無料通話や無料通信などは用意されていない。

 さらに,この料金プランに付け加わる形で,オプションプランも用意されている。
パケット定額通信プランは2種類が用意されており,Xi対応タブレット向けの料金プランと同じ仕組みになっている
画像集#016のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
 パケット通信のオプションとしては,「Xiパケ・ホーダイ フラット」「Xiパケ・ホーダイ ダブル」の2つが用意されている。Xiパケ・ホーダイ フラットが月額5985円(税込),Xiパケ・ホーダイ ダブルが2100円(税込)からスタートして6510円(税込)まで従量課金されるプランだ。
 いずれのプランも7GBまでのデータ転送量ならば上記の金額が上限金額となり,データ転送量が7GBを超えた場合は,「転送速度が128kBに制限されるが追加料金なし」か「2GBごとに2625円(税込)の追加料金を必要とするが速度制限なし」のどちらかを利用者が選択することになる。パケット通信の価格設定については,Xi対応タブレットが発表されたときに用意されたプランと同じ仕組みと考えていいだろう。

 ちなみに,今回発表されたパケット通信のオプションプランにおいても,Xi対応タブレット向けの料金プランに適応される割引キャンペーン「Xiスタートキャンペーン」が適応されるため,2012年4月30日までは,月額料金から1575円が割り引かれるそうだ。さらに,2012年9月30日までは,データ転送量が7GBを超えた場合の速度制限もしくは追加料金も発生しないとのことである。

音声通話のオプションとして,月額700円(税込)でドコモ端末への通話料が無料になるXiカケ・ホーダイが用意される
画像集#017のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
 音声通話のオプションとして用意されているのが「Xiカケ・ホーダイ」。これは,月額700円(税込)でXi対応端末からドコモ端末への通話料が24時間無料になるというものだ。
 そのほか音声通話のオプションでは,従来同様の「ファミリー割引」を適用することができ,家族間で無料通話や無料通信を分け合うことも可能である。
 音声通話のオプションでファミリー割引のみを適用し,料金プランがタイプXiの場合は,家族間通話が無料にならない点には注意しておきたい。

 なお,上記の料金プランはあくまでXi対応端末向けの料金プラン。そのほかのスマートフォンなどは,従来どおりの料金プランを利用する必要があるわけだ。
FOMA端末を使って,外部機器を接続した通信を行った場合の金額上限が2011年11月1日から8190円になる
画像集#018のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
 従来の料金プランについても,パケット定額通信プランにおける一部上限金額の値下げが発表されている。
 対象となるのは,「パケ・ホーダイ フラット」「パケ・ホーダイ ダブル2」「パケ・ホーダイ ダブル」「パケ・ホーダイ シンプル」のいずれかを契約した状態で,PCなどの外部機器を接続した通信(テザリング)などを行った場合の上限金額。10月30日までは上限金額が1万395円(税込)だが,11月1日からはこれが8190円(税込)と,2205円の値下げになる。

 Xi対応端末を購入し,2年契約をする必要はあるが,月額1480円(税込)でドコモ端末同士の通話料が24時間無料になるというのは,相当にうれしい人もいるのではないだろうか。
 また,従来パケット定額プランの値下げは,SIMフリー版のiPhoneをドコモで利用したいユーザーなどにしてみれば朗報なのかもしれない。
 そのほか,上で少し触れたが,噂では「Galaxy Nexus」とも言われているIce Cream Sandwitch採用端末の続報も期待して待ちたいところだ。

画像集#013のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
これまで「iモード」で提供していたようなコンテンツをスマートフォン向けに提供する「dmenu」というポータルサイトが発表された。11月中旬に公開される予定となっており,ゲームなどのコンテンツも提供される予定だそうだ
画像集#014のサムネイル/NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
動画や音楽,書籍,アプリなどをスマートフォン向けに提供するドコモ独自のコンテンツマーケット「dmarket」。こちらも11月中旬に公開される予定とのこと
バンダイナムコゲームスは,これまでiモード向けに展開していた「ナムコ・ゲームズ」や「SIMPLE100シリーズ」,「きせかえ」や「マチキャラ」などのコンテンツをdmenuで提供していく。会場にいた説明員によれば,dmenuでも提供されるコンテンツは,iモードから登録内容の引き継ぎが可能で,月額料金もiモードと同じになるそうだ。右の写真は,実際に「塊魂モバイル+」をスマートフォンで動かしているところ
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発表会には,ドコモのCMでイメージキャラクターを務める堀北真希さんと渡辺 謙さんも登場。トークセッションが行われた
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