ニュース
NTTドコモ,2011〜2012年冬春モデルのスマートフォン計14機種を発表
- docomo NEXTシリーズ:先進的で自分の可能性が広がる
- docomo withシリーズ:親しみやすく毎日の楽しさが広がる
このなかでも,注目したいのはdocomo NEXTシリーズ。デュアルコアCPUの搭載や,高解像度のディスプレイパネルを採用,LTE通信への対応など,ハイスペックな端末をラインナップしているシリーズである。そんなdocomo NEXTシリーズに属する端末は下のとおり7モデル。うちAndroid採用機は6モデルだ。それぞれの端末をスペック中心で下にまとめたので確認してみてほしい。
なお,香港で19日にGoogleとSamsung Electronicsから発表予定の次世代スマートフォンも,11月中旬,「世界でも最も早いタイミング」で投入予定とのことだった。常識的に考えれば,次世代Android OS「Ice Cream Sandwitch」(開発コードネーム)搭載のリファレンス機ということになるだろう。
docomo NEXTシリーズは,高いスペックを備えているのが特徴だという |
「最新Android」を搭載したSamsung Electronics製端末を11月に発売すると予告 |
docomo NEXTシリーズ
●GALAXY S II LTE SC-03D
デュアルコアCPUを統合するSoC「APQ8060/1.5GHz」搭載のモデルである。4.5インチ,解像度480×800ドットの有機ELパネルを採用する。本体サイズは69(W)×9.5〜10.8(D)×130(H)mm,重量が130gとなる。Xiに対応するのが特徴だ。
背面部には,有効画素数810万画素のCMOSカメラを搭載 |
本体下部には外部インタフェースとしてmicroUSBポートを備える |
左側面部には,電源ボタンを備えている |
右側面部。ボリューム調節用のボタンはこちらだ |
●MEDIAS LTE N-04D
4.3インチで720×1280ドット解像度のTFT液晶パネルを採用し,IPX5/7等級の防水性能を備えたモデル。本体サイズは67(W)×10.9〜11.3(D)×131(H)mmで,重量は149gだ。SoCはデュアルコアCPUを統合した「APQ8060/1.2GHz」を搭載する。Xi対応。
背面部のカメラは810万画素のCMOSだ |
右側面部にはボタンが2つ備わっている |
●Optimus LTE L-01D
4.5インチで解像度720×1280ドットのIPS液晶パネルを採用し,デュアルコアCPUを統合したSoCであるAPQ8060/1.5GHzを搭載してきたモデル。本体サイズは68(W)×10.7〜11.4(D)×133(H)mm,重量は140gだ。こちらもXiに対応する。
本体下部中央のホームボタンはやや目立つものになっている |
上部側面には,microUSBポートやイヤフォンジャックなどを備える |
背面部 |
左側面部 |
●ARROWS X LTE F-05D
今回発表されたXi対応端末で,最も薄いモデル。その本体サイズは64(W)×8.8〜9.8(D)×129(H)mmとなり,4.3インチで720×1280ドット解像度の液晶パネルが採用されている。重量は129gだ。
SoCには,デュアルコアのARMプロセッサを統合した「OMAP4430/1.2GHz」を採用。IPX5/8等級の防水性能を備えているのも特徴となっている。
背面部のカメラは有効画素数1310万画素だ |
外部インタフェースは本体上部側面に備えている |
●MEDIAS PP N-01D
4インチ,480×800ドットの有機ELパネル搭載モデルである。本体サイズは63(W)×10.9〜11.4(D)×128(H)mmで,重量は137g。SoCには,シングルコアCPUを統合した「MSM8255/1.4GHz」を採用している。
ちなみに型番にある「PP」は,「Power Plus」の略とされ,従来製品よりも大容量となる1700mAhのバッテリーユニットを内蔵するのが大きな特徴とのことだ。
●ARROWS μ F-07D
本体の厚さが最薄部で6.9mm,最厚部8.5mmとなる薄型モデル。残る2辺のサイズは64(W)×127(H)mm,重量は109gなので,小型軽量と言っていいだろう。
ディスプレイには,4インチサイズで解像度480×800ドットの有機ELパネルが採用されている。SoCは「MSM8255/1.4GHz」だ。
最薄部が6.9mmと薄いモデルになっている |
コネクタ部はゴムパッキンで水の進入を防ぐ |
●BlackBerry Bold 9900
Xi対応端末でドコモ間通話が定額になるプランも登場
さて,発表会では,今回発表されたXi対応端末向けの料金プランが発表されている。
料金プランは,2年契約を前提とした「タイプXi にねん」と,2年契約が前提となっていない「タイプXi」の2つ。月額基本利用料金は,前者が780円,後者が1560円(いずれも税込)だ。30秒あたり21円の国内通話料や,1kBあたり0.63円のパケット通信料などの使用料金は両者ともに同じで,FOMA端末向けプランにあるような無料通話や無料通信などは用意されていない。
さらに,この料金プランに付け加わる形で,オプションプランも用意されている。
いずれのプランも7GBまでのデータ転送量ならば上記の金額が上限金額となり,データ転送量が7GBを超えた場合は,「転送速度が128kBに制限されるが追加料金なし」か「2GBごとに2625円(税込)の追加料金を必要とするが速度制限なし」のどちらかを利用者が選択することになる。パケット通信の価格設定については,Xi対応タブレットが発表されたときに用意されたプランと同じ仕組みと考えていいだろう。
ちなみに,今回発表されたパケット通信のオプションプランにおいても,Xi対応タブレット向けの料金プランに適応される割引キャンペーン「Xiスタートキャンペーン」が適応されるため,2012年4月30日までは,月額料金から1575円が割り引かれるそうだ。さらに,2012年9月30日までは,データ転送量が7GBを超えた場合の速度制限もしくは追加料金も発生しないとのことである。
そのほか音声通話のオプションでは,従来同様の「ファミリー割引」を適用することができ,家族間で無料通話や無料通信を分け合うことも可能である。
音声通話のオプションでファミリー割引のみを適用し,料金プランがタイプXiの場合は,家族間通話が無料にならない点には注意しておきたい。
なお,上記の料金プランはあくまでXi対応端末向けの料金プラン。そのほかのスマートフォンなどは,従来どおりの料金プランを利用する必要があるわけだ。
対象となるのは,「パケ・ホーダイ フラット」「パケ・ホーダイ ダブル2」「パケ・ホーダイ ダブル」「パケ・ホーダイ シンプル」のいずれかを契約した状態で,PCなどの外部機器を接続した通信(テザリング)などを行った場合の上限金額。10月30日までは上限金額が1万395円(税込)だが,11月1日からはこれが8190円(税込)と,2205円の値下げになる。
Xi対応端末を購入し,2年契約をする必要はあるが,月額1480円(税込)でドコモ端末同士の通話料が24時間無料になるというのは,相当にうれしい人もいるのではないだろうか。
また,従来パケット定額プランの値下げは,SIMフリー版のiPhoneをドコモで利用したいユーザーなどにしてみれば朗報なのかもしれない。
そのほか,上で少し触れたが,噂では「Galaxy Nexus」とも言われているIce Cream Sandwitch採用端末の続報も期待して待ちたいところだ。
これまで「iモード」で提供していたようなコンテンツをスマートフォン向けに提供する「dmenu」というポータルサイトが発表された。11月中旬に公開される予定となっており,ゲームなどのコンテンツも提供される予定だそうだ |
動画や音楽,書籍,アプリなどをスマートフォン向けに提供するドコモ独自のコンテンツマーケット「dmarket」。こちらも11月中旬に公開される予定とのこと |
NTTドコモ公式サイト内製品一覧ページ
NTTドコモ公式サイト
- この記事のURL: