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[AMショー]画期的コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙うタイトー。その真意をプロデューサーに聞いてみた
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「NESiCAxLive」公式サイト
先の記事でも説明したとおり,「NESiCAxLive」システムは,アミューズメント施設に設置された“汎用筐体”に,常に最新のゲームタイトルを提供する,コンテンツ配信システムだ。
店舗に設置されたNESiCAサーバーには,タイトーの提供するNESYS回線を通じてデータセンターから最新のゲームタイトルが自動的に提供され,そこから店舗側の設定に応じ,各筐体のNESiCAクライアントにコンテンツが配信される。つまり店舗側は,その日に稼働させるタイトルを,配信済みの対応タイトルの中から選ぶことができるわけだ。また設定によっては,タイトルの選択をプレイヤーが行うこともできるとのことで,これは丁度NEO・GEOのMVSシステムのようなものを想像すれば良いだろう。
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これまでのアーケードゲームでは,店舗はメーカー(もしくはその代理店)から,ゲーム基板や筐体を購入してゲームセンターを運営するという仕組みが取られていた。当然それらは高価であるため,新しい基板を導入したところで,その投資が償却できない場合だってあるわけだ。そのため新作タイトルの導入に,および腰になるのも致し方のないところだろう。
だが「NESiCAxLive」なら,最新タイトルが常に無料で提供されるというわけで,もちろんシステム自体の初期投資は必要なものの,店舗にとってこのメリットは計り知れないものといえる。
ところで,店舗側にとってメリットが大きいシステムなのは分かったが,ではメーカー側はどうやって儲けを出すのだろうか。その秘密は,本システムが従量課金制を採用している点にある。従量課金というと,4Gamer読者だとネットゲームなどを連想してしまいそうだが,ここは要するに,オペレーター(店舗)とメーカー間で,インカムのレベニューシェアを構築するシステムと考えれば良いようだ。具体的にいえばプレイヤーが「NESiCAxLive」対応タイトルに投じた100円玉のうち,30円がメーカーの,70円が店舗の収入となる(比率はあくまでも例えだが)。メーカーから見れば,ゲームの人気が続く限り収入があるということになり,決算が安定するのはメリットと考えることができる。
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まずは「NESiCAカード」による,全国ランキングやPC/携帯サイト連携機能,ポイントシステムなどがその一つだ。1枚のカードで,すべてのNESiCAタイトルを遊ぶことができ,プレイデータの保存が行える。また溜めたポイントを使い,ゲーム内アイテムを購入することもできる。
本システムに搭載された「高速I/O」もメリットの一つだ。これまでのアーケード基板で採用されているJAMMA規格では,コントロールパネルと基板の間で,1フレーム以上の遅延があった。だが「高速I/O」では,これを限りなく0に近づけ,快適な操作性を提供する。
しかし,それより何より大きいのは,店舗の新作導入リスクが減ることで,行きつけのゲームセンターに新作タイトルが入りやすくなることだろう。またバランス調整やキャラクターなどの追加が可能になるため,常に最新のバージョンを遊べるのも嬉しい話だ。さらには季節ごとのイベントや,期間限定配信のアイテムといった,オンラインゲームライクな盛り上がりも期待できるかもしれない。
最後に本システムの対応タイトルだが,第一弾となる「BLAZ BLUE CONTINUUM SHIFII」を含め,2011年3月までに新作タイトルが9作品, TAITO Type XおよびType X2で発売済みタイトルの「NESiCAxLive」対応版が10作品,そして「スペースインベーダー」や「エレベーターアクション」といった,クラシックタイトル12作品(こちらは複数タイトルのセット配信)のリリースが予定されてる。
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これまで店舗側のリスクが大きすぎたアーケードゲーム業界にとって,本システムが大きな可能性を持っていることは間違いない。むしろ,あと数年早く導入していれば,という気すらするのだが,とはいえ最初の一歩を踏み出したタイトーには,今後も大きな期待が寄せられることになるだろう。
ただし,ここで試されるのは各メーカーの開発手腕だ。ビジネスモデルが変われば,ゲームも変わる。PCゲームやコンシューマゲームがそうであったように,ついにアーケードにも“持続”が求められる時代がやってくるわけだ。
それがアーケードゲーマーにとって良いことなのかどうかは分からない。分からないが,少なくとも近い将来,この時代の変移を感じることにはなるわけだ。本システムによって生まれ変わる,アーケードゲーム業界に期待しよう。
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「NESiCAxLive」公式サイト
- 関連タイトル:
BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II
- この記事のURL:
(c)ARC SYSTEM WORKS
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