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最後は全ホールチップイン達成で逆転優勝。「第6回 パンヤジャパンカップ」の決勝大会が東京・秋葉原にて開催
「スカッとゴルフ パンヤ」公式サイト
パンヤジャパンカップ(以下,PJC)とは,パンヤの日本一プレイヤーを決めるために定期開催されている,オンラインゲームとしては長い歴史のあるイベントだ。本日の決勝大会に先駆けて,オンラインでの予選大会が2回にわたって行われ,10名のプレイヤーが選出されている。そこにシード枠を持つライセンスプレイヤー2名を加えた計12名が,このたび秋葉原にて激戦を繰り広げたのだ。
今回の決勝大会はパンヤの日本一プレイヤーを決めるだけでなく,2012年1月にタイで開催が予定されている「Pangya World Championship 2012(仮称)」に出場する,3名の日本代表選手を選出する目的もある。そのため,出場資格はパスポートを準備できる人に限られているなど,来るべきPWCを見越したものとなっている。ちなみにオンラインの予選大会には,なんと2万人以上ものプレイヤーが参加したそうだ。
そんな厳しい予選をくぐりぬけ,決勝大会に駒を進めた12名の顔ぶれは以下のとおり。
いがりさん 選手
Brunel 選手
鎮宮 選手
oilpaper 選手
えすてぃ(ばら) 選手
-yusk- 選手
鮫(ほね) 選手
★採花★ 選手
†suraimu† 選手
ひでじい@ws 選手
нёдυёй 選手
Calculator 選手
第1試合「WizCity」
今回の決勝大会は,「WizCity」と「BlueLagoon」の2コースを大会モードでプレイし,そのスコア合計で勝者を決定するというルールで実施された。
また,空中に浮かぶ“スピンキューブ”にボールを当てると,マイルーム用のアイテムが手に入るなど,従来のパンヤのコースはだいぶ違った雰囲気だ。コースが気になった人は,こちらの特設サイトを確認してみてほしい。
さて,決勝大会に出場した12名のうち,試合前の評価が来場客のあいだで最も高かったのは「いがりさん」選手である。同選手は試合前のコメントでも「パンヤショットが出れば全部チップインできる」と豪語しており,過去のPWCなどではそれを実践している。彼が普段どおりの実力を出し切れるかどうかが,本大会の焦点の一つとなっていた。
そしてもう一つの焦点は,WizCityが実装されてからそれほど日数が経過しておらず,まだ戦術が研究され尽くしていないコースであることから生じる,番狂わせだ。
ちなみに,決勝大会の前日にはパンヤのUstream配信が行われていたのだが,それにゲスト出場したいがりさん選手は,「ブースターゲートを通過させてそのままチップイン」という荒業を披露している。あとで聞いてみたところ,現在は11番ホールでこの“ゲートチップイン”が可能で,そのほかにも4番や5番ホールで行えるかもしれないとのこと。今後,WizCityがさらに攻略されていく余地は,いくらでもありそうだ。
試合の流れを見ていくと,いがりさん選手は前評判どおりの安定した実力を出し,次々とチップインを決めていく。しかしそんな中,4番ホールでちょっとしたミスをしてしまった。一応それでもバーディなのだが,決勝大会に出場するトッププレイヤーが相手のミスを見逃すはずもなく,急激に追い上げていく。15番ホールあたりでは,少なくとも6名の選手がほぼ同じスコアで並び,激しいデッドヒートを繰り広げた。
そんなWizCityを最終的に制したのは「Brunel」選手で,スコアは-39,8628PPであった。そして2位に「いがりさん」選手(-39,8183PP),3位に「★採花★」選手(-38,7088PP)が続く結果となった。
第2試合「BlueLagoon」
来場客の様子を見ていて驚いたのだが,もはやこの域に達してしまうと,チップインを1本決める程度では拍手が起こったりしない。むしろチップインが決められないと,順位が下がってしまうという,とんでもない世界となっている。「いがりさん」選手が11番ホールでチップインに失敗した際,解説者のGM夏みかん氏から,「ようやく彼のパッティングが見られますね」とのコメントが出たほどだ。
いがりさん選手もところどころで小さなミスをしてしまうなど,BlueLagoonはかなりの大混戦であった。そんななかコースを制したのは,すべてのホールでチップインという快挙を成し遂げた「-yusk-」選手。スコアは-41,12325PPである。
2位は「えすてぃ(ばら)」選手(-39,11177PP),3位は「いがりさん」選手(-38,12162)となった。
そして「WizCity」と「BlueLagoon」の総合結果では,「-yusk-」選手が見事に逆転優勝を果たした。同選手は,2008年と2009年のパンヤ大会でもグランプリを手にしているのだが,今回の第1試合のWizCityでは本調子が出せずに7位となっていた。そこで「開き直って3位狙い」と頭を切り替えたのが功を奏したようだ。
準優勝は「いがりさん」選手である。キーボード環境などが普段と違うこともあり(接続形式がPS/2ではなくUSBだったのが気になっていた様子),たまにパンヤショットが出せずに苦労していたようだ。試合前は自信満々な風だったので,この結果はさぞかし悔しいかと思いきや,「これだからパンヤは面白いです!」と明るく語っていたのが印象的であった。
そして3位となったのは「えすてぃ(ばら)」選手。こういった大舞台に出るのはほとんど初めてで,しかもWizCityでは14〜16番ホールにミスをしてしまい,総合成績で3位に入れるとは選手自身も思ってもいなかったそうだ。
前回のPWCは日本チームの圧勝という結果に終わったが,タイで連覇が見られるのかどうか。「-yusk-」「いがりさん」「えすてぃ(ばら)」3選手の活躍に大いに期待したい。
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