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SCE,「PlayStation Vita SHIBUYA TSUTAYA 発売カウントダウンイベント」を開催。ハウス社長,平井会長もかけつけたイベントの模様をレポート
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同店舗にはいち早くPS Vitaを買い求めようとファンが集まり,発売を祝った。
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![]() アンドリュー・ハウス氏(ソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役社長兼グループCEO) |
![]() 平井一夫氏(ソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役会長) |
イベントではまずハウス氏が,集まったファンに向けて謝辞を述べる。そして「今年1月に発表されたPS Vitaが本日発売となり,私も興奮しています」と話す。PS Vitaについては,「究極のポータブルエンタテインメントシステム」であるとし,「徹底的にこだわって開発した結果が形になったものです」とコメント。そして「日本のファンはそれをいち早く体験できるため,非常に幸運です」とも話す。
最後に,集まったファンに対して「PS Vitaで広がるエンタテインメントの新しい世界を実感してください。PS Vitaの楽しい世界をどんどん経験してください。必ず満足していただけます」と述べ,挨拶を終えた。
ハウス氏に続いて登壇した平井氏も謝辞を述べると共に,「PS Vitaは,究極のポータブルエンタテインメントはどうあるべきかを議論し,設計したハードです。皆様にさまざまな遊び方を提案していきたい」と話す。そして「皆様と共にPS Vitaを大事に育てていきたい。末永く楽しんでください」と述べていた。
続いて司会から「発売を目前にしての心境を教えて下さい」と質問が飛ぶ。平井氏は「興奮してアドレナリンが出ています」と笑顔を浮かべていた。さらに「PS VitaはSCEのスタッフはもちろん,ゲーム業界の方達とも議論を重ね設計し,どういう遊びを提案するか考え,発売させていただきます。大事に育てていきたいプラットフォームですね」と繰り返しアピールを行なっていた。
続いてハウス氏が,「お客様に集まっていただいて感動しています」と話す。また,「個人的には日本でPSプラットフォームの発売に立ち会うのは初めてです。まったく新しいプラットフォーム,ポータブルエンタテインメントの世界を皆さんと一緒に体験することが大事だと思います」と話していた。
また,ハードの開発に際して平井氏は,「設計するにあたり,長時間プレイしても疲れないようにするにはどうしたらいいか,背面のタッチパネルを操作しながら,ボタンをうまく押せるようにするために,ミリ単位でボタンの位置を調整するなど,何回もトライしました。自信を持って皆さんにゲームを楽しんでいただける,究極のポータブルエンタテインメントシステムだと思っています」と話す。
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PS Vitaのローンチタイトルについても質問がなされ,平井氏は「今回のPS Vitaの発売に際し,なるべく多くのタイトルをユーザーの皆さんに楽しんでいただきたいという思いがあります。早い段階からゲーム会社さんと相談してタイトルが揃うようにし,ゲーム業界が一丸となって頑張りました。」と述べていた。
ハウス氏は,「ハードの発売日に24本もタイトルが揃うのは,PSプラットフォームでも初めてのことではないでしょうか。さまざまなジャンルやバラエティに富んだタイトルがあるので,皆さんも楽しんでください」と述べており,手応えを感じているようだった。
最後に平井氏が,「PS Vitaを末永くサポートしていただきたいと思っております。ぜひよろしくお願いします」と話したところで,いよいよ発売開始時刻10秒前となる。会場全体でカウントダウンコールが起こり,7:00を迎えると歓声と拍手が沸き起こった。行列の先頭に並んでいた男性は,アンドリュー氏から直接PS Vitaを手渡され,安堵の表情を浮かべる。そして現在の心境について「眠いし寒いし緊張して,頭が真っ白です」と話していた。
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カウントダウンイベントの後には,メディア向けにハウス氏の囲み取材も行われた。現在の心境について聞かれた氏は「PS Vitaは会社のスタッフが全員協力し,素晴らしい物を提供しようと頑張ってきました。この日を迎えられて非常にうれしいです。」と話す。
日本と欧米の売上目標については,「具体的な数値は設定していないが,まずは日本から成功させて,2012年2月22日の欧米での発売を迎えたい。全地域で成功させたい」と展望を語る。
PS Vitaの3G版とWi-Fi版の比率についてハウス氏は,正確な数値の公表は避けたものの,「日本国内では3G版のほうが多く,海外ではWi-Fi版が多くなるのではないかと予想している」とコメント。また,3Gモデルの対応キャリアは,「各地域でひとつのパートナーと協力して進める計画」だという。
そのほか,ファームウェアのアップデートは後ほど発表する計画とのこと。セキュリティに関してはPlayStation Networkの情報流出を教訓とし,出来る限りの強化を行ったそうだ。PS Vitaと家電との連動などについても,「十分ありえます」と述べていた。
「PlayStation Vita」公式サイト
「PlayStation Vita」4Gamer内特設サイト
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