20作品が選出。「第4回福岡ゲームコンテスト」の受賞/入賞作品が発表に

第4回福岡ゲームコンテスト
配信元	レベルファイブ	配信日	2011/05/09

＜以下，メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています＞

ゲーム業界初の産学官連携組織である福岡ゲーム産業振興機構では、福岡を世界的ゲーム都市とするため、様々な事業を行っています。その一環として九州・福岡のゲーム企業の協力のもと、アマチュアの方を対象とした「福岡ゲームコンテスト」を実施致しました。
4回目となる今回は、全国から392点の応募をいただき、その中から優れた作品を選出し、大賞、優秀賞などの各賞と、17作品の入賞が決定致しました。

第4回福岡ゲームコンテスト開催概要

■ 応募期間：平成22年7月16日(金)〜平成22年12月15日（水）
■ 応募資格：学生及び一般アマチュアの方
■ 募集対象作品：
(1)ゲームソフト部門
応募者がオリジナルで制作したWindows上で動作するゲーム作品

(2)ゲームポスター部門
架空のゲームソフトのポスターデザイン（A3タテ）

(3)ゲームムービー部門
10秒〜60秒のゲームのイベントムービーを想定した動画

■ 主 催：福岡ゲーム産業振興機構
■ 後 援：九州経済産業局、福岡県、福岡コンテンツ産業振興会議

第4回福岡ゲームコンテスト審査委員（敬称略）

■ 審査委員長：
日野 晃博
株式会社レベルファイブ 代表取締役社長／CEO
福岡ゲーム産業振興機構委員長・GFF会長

■ 審査委員：
松山 洋
株式会社サイバーコネクトツー 代表取締役社長
福岡ゲーム産業振興機構委員・GFF副会長

山倉千賀子
株式会社ガンバリオン 代表取締役社長
福岡ゲーム産業振興機構委員・GFF副会長

河口敏幸
株式会社デジタルハーツ デバッグ事業本部 福岡Lab.

中谷治美
ポールトゥウィン株式会社 福岡スタジオ支店長

佐々木哲哉
株式会社アルファ・システム 代表取締役社長

宮迫靖
システムソフト・アルファー株式会社 代表取締役社長

渋谷知洋
株式会社D.A.G 博多スタジオ主任

石川淳一
有限会社エレメンツ 取締役社長

照山茂行
SAMURAIゲームファクトリー株式会社 代表取締役社長

大隈浩昭
株式会社ペガサスジャパン 代表取締役社長

木下聖雅
Air株式会社 ディレクター

松隈浩之
九州大学大学院 芸術工学研究院 デザインストラテジー部門 講師

■総評

株式会社レベルファイブより

3Dポリゴンやシェーダーが当たり前のように使用されていて、学生一人一人の技術レベルがどんどん上がってきていることをあらためて感じました。
ゲーム業界としては技術のある若手が多くなることはとても心強い気持ちになります。
逆に、ゲームとしてきちんと遊べる作品や、プレイしている様子を想像できるポスターなどが少なかったように感じました。
「ゲーム作り」はデモ映像を作ったり、単なる芸術を残せれば良いというものではなく、世界中の人たちが楽しんでくれることが大切です。
ぜひその点を忘れずにゲーム作りに励んでください。

■福岡ゲームフロンティア大賞

●ゲームソフト部門
作品名：クラッシャー
団体名：くずてつ野郎Aチーム
学校名：アミューズメントメディア総合学院


【受賞者のコメント】
大賞を受賞したと聞いた時はチーム一同揃って耳を疑いました。
「賞を取れる程、遊び手が楽しめる作品を創ろう！」と全員がゲーム制作初挑戦で挑んだ本作品で大賞を取るとまでは思いませんでした。
私達に可能性を感じ、選んでいただいた審査員の皆様方には感謝致します。
この初心を忘れずに精進してゲーム会社への就職をはたし、ゲーム業界の活性化に貢献していきたいと思います。

【審査員コメント】
株式会社レベルファイブ代表取締役社長／CEO兼
福岡ゲーム産業振興機構委員長・GFF 会長 日野晃博氏より

楽しく、また真剣に制作されたゲームだということを感じました。
メニュー画面なども実際に発売されているソフトをよく研究しているようで、ゲームとしてしっかりと遊べる作品です。
まだゲームの勉強を始めたばかりの中で、これだけまとめあげることが出来たということで、今後も期待できるチームだと思います。
これからプロの世界を目指すのであれば、しっかりとした技術を持った上で、
さらに、おっ、と思えるようなアイディアやビジュアルづくりなどにどんどん挑戦してほしいですね。

■福岡市長賞

作品名：僕（未来の）豆大福
団体名：大福職人学校名：東京工科大学


【受賞者のコメント】
このポスターは多くの先生や先輩からアドバイスを頂き、完成しました。
大福というシュールなゲームテーマですが、和菓子特有の高級感や、和の艶やかな雰囲気を感じていただければ幸いです。ポスター制作はとても難しかったですが、作品が評価されとても嬉しいです。ありがとうございました。

【コメント】
福岡市長 髙島宗一郎氏より

福岡市長賞はゲームポスター部門からの受賞です。
このポスターは，ゲーム売場で見ると意外性という点で「大福？なんだろう？」と感じてしまいます。つまり，お客さんが思わず目を留めてしまうポスターです。
いずれの作品も力作ばかりでしたが，この作品は特に独創的でユニークな作品だと思います。受賞おめでとうございます。

■ゲームポスター部門

●優秀賞

作品名：JET-Black HIGHSCHOOL
お名前：正岡大知 学校名：専門学校HAL東京


【受賞者のコメント】
この度は、私の作品がこのような素晴らしい賞を頂きまして誠にありがとうございます。
自分の作品がこういった公の場で評価されるのは初めての事なので、大変嬉しく思います。これを期に更なる向上を目指し、いい作品が作れるようこれからも努力いたします。
本当にありがとうございました。

【審査員コメント】
システムソフト・アルファー株式会社代表取締役社長 宮迫靖氏より

今回は「ポスター」ということで、ゲームの内容をいかに伝えるか、という主目的が明確であったために、全体的にクオリティが高い作品が多いという印象です。おかげで審査の ときにはたいへん悩みました。
優秀賞の決め手となったのは、クオリティはもちろんのことですが、絵のイメージとコピーが独特で、「どんなゲームなんだろう？」と、思わず引き付けられるような要素があ ることでした。良いお手本になる作品だと思います。

●ゲームポスター部門入賞作品

【作品名】CENTRIO
【名前・団体】上口敬輔
【学校・職業】福岡デザインコミュニケーション専門学校


【作品名】Blasphemy
【名前・団体】Satori
【学校・職業】東京コミュニケーションアート専門学校


【作品名】PAL End of Summer
【名前・団体】河内夕季恵
【学校・職業】福岡デザインコミュニケーション専門学校


【作品名】BABLE
【名前・団体】Forsaken
【学校・職業】東京コミュニケーションアート専門学校


【作品名】Oracle Saga
【名前・団体】毛利有
【学校・職業】福岡デザインコミュニケーション専門学校


【作品名】Check Mate
【名前・団体】Parfait!
【学校・職業】大阪芸術大学


【作品名】あわーミュージック
【名前・団体】平賀絵理子
【学校・職業】日本電子専門学校


【作品名】ふくろう探偵と時計塔の秘密
【名前・団体】松川剛
【学校・職業】トライデントコンピュータ専門学校


【作品名】FALL EFFECT
【名前・団体】村岡高光
【学校・職業】専門学校九州デザイナー学院


【作品名】PLANET:ODYSSEY
【名前・団体】小石澤和哉
【学校・職業】専門学校九州デザイナー学院


【作品名】COSMOGONIA
【名前・団体】勝山莉沙
【学校・職業】名古屋工業大学


■ ゲームソフト部門

※優秀賞該当無し

【審査員コメント】
株式会社サイバーコネクトツー代表取締役社長兼
福岡ゲーム産業振興機構委員・ＧＦＦ副会長松山洋氏より

ここ最近の作品の傾向として、年々応募作品の技術レベルは上がってきています。
そのこと自体は非常に喜ばしいことであり、頼もしい事です。しかしゲームソフトとは「アイディア」と「テクノロジー」の両輪です。
お客様に「楽しんで頂く」「理解して遊んで頂く」その、第一歩が出来ていない応募作品が大半である。という事も事実です。「自分たちが作りたいものを作る。」それだけ では作品として不十分。ゲームソフトとは遊んで頂くお客様あってのものという事を忘 れてはいけません。
ゲームクリエイターを目指す皆さん。有名タイトルの模倣から早く脱却し、全く新しい感動をお客様に提供することを目指してください。それが、皆さんが目指すべき第一目 的です。

●ゲームソフト部門入賞作品

【作品名】Proto type
【名前・団体】Team Bravo
【学校・職業】大阪情報コンピュータ専門学校


【作品名】Re:Stone
【名前・団体】Reiarise
【学校・職業】東京工芸大学


【作品名】DETARGE
【名前・団体】ヤノハン
【学校・職業】福岡デザインコミュニケーション専門学校


【作品名】GORE SPEED
【名前・団体】mogi mogi 9
【学校・職業】東京工芸大学


【作品名】SPIRIT GARDEN
【名前・団体】LE KHANH HUY
【学校・職業】尚美学園大学


【作品名】Dive
【名前・団体】中村聡志
【学校・職業】名城大学大学院


■ ゲームムービー部門

※優秀賞該当無し

【審査員コメント】
株式会社ガンバリオン代表取締役社長兼
福岡ゲーム産業振興機構委員・ＧＦＦ副会長山倉千賀子氏より

ゲームムービー部門へもたくさんの作品をご応募いただきありがとうございます。
福岡ゲームコンテストは毎年着実に作品のレベルが上がっており本部門も作品１本１本を真剣に審査させて頂きました。
結果ムービー部門は「該当なし」という事で残念ですが次回はさらにクオリティアップした作品で私共をもっと悩ませて欲しいと思います。
次回もたくさんのご応募をお待ちしております。


第4回ゲームコンテスト及び受賞・入賞作品については、福岡ゲーム産業振興機構のHPにも掲載されておりますので、是非そちらもご覧ください。

福岡ゲーム産業振興機構ホームページはコチラ
http://www.fukuoka-game.com/

また、受賞者へのインタビュー記事を随時GFFのホームページにて掲載予定です。
5／11（水）、5／18（水）、5／25（水）に分けてお送りします。こちらも是非ご高覧いただければと存じます。

GFFホームページはコチラ
http://www.gff.jp