なぞって，つなげて，釣り上げろ！　日本神話を題材に釣りとパズルが融合した和風ファンタジー「ドラマチックRPG 神つり」プレイレポート

　スクウェア・エニックスは本日（2016年9月12日），スマートフォン向け新作アプリ「ドラマチックRPG 神つり」（iOS / Android。以下，神つり）の配信を予定している（時間は未定※）。今回4Gamerでは，この配信に先駆けてゲームを遊ばせてもらったので，そのプレイインプレッションをお伝えしよう。

※13：00頃に配信が開始されました（関連記事）

　タイトルに「ドラマチック」とあるように，神つりはストーリーにも注力されている作品だ。日本神話をモチーフとした独特の世界観が構築されており，「アマテラス」や「ツクヨミ」といった，誰もが名前を知る神々が多数登場し，物語を盛り上げてくれる。

　ゲームの主人公は，男勝りな性格の見習い神釣り師「ナミ」（CV：佐倉綾音）。さらわれた自身の妹「ナギ」（CV：桑原由気）を助け出すために，ドSな教師であり，ナミの師匠でもある「モモチ」（CV：立花慎之介）と共に旅に出る……というのが物語の冒頭部分だ。妹の救出を目的とするナミだが，全体的に重い雰囲気はなく，ムッツリな猿の式神「エンコウ」（CV：下野 紘）とナミが度々衝突したり，コントを繰り広げたりと，コミカルな印象が強い。

全体的に「和」の雰囲気が目に楽しい

　しかし，ゲームの要所ではシリアスなシーンも発生し，緩急のバランスがよくプレイヤーを引きつける展開が続く。中でも普段は“おてんば”なナミが，ナギに思いを馳せるシーンは要注目。

　小学館のコミックアプリ「マンガワン」では，ゲームの前日談を描くコミカライズ版「神つり」が連載されている。物語をより深く知りたい，プレイ前に予習しておきたいという人は，ぜひ確認してみよう。

女性キャラ陣は基本的に血の気が多いかも……

※画面は開発中のものです。

「ドラマチックRPG 神つり」公式サイト

「ドラマチックRPG 神つり」ダウンロードページ

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なぞってつなげるパズルバトル

大物の敵を釣り上げよう

　本作のバトルは，「火」「水」「木」「日」「月」の属性に分かれた「幸魂（さきだま）」と呼ばれるパネルの中から同じ属性のパネルを指でなぞってつなげ，敵のアイコンにぶつけることでダメージを与えるというシステムとなっている。

属性は有利不利の相性がある。「火」「水」「木」は，火＞水＞木＞火という強弱関係で，「日」と「月」は互いを弱点とする

　つなげた幸魂の数に応じてダメージが高くなるが，各属性の幸魂はランダムで配置される。なお同じ色の幸魂を5個以上つなげられると，「虹幸魂」という特殊なパネルが出現。虹幸魂は，たとえば「火」属性の幸魂＞虹幸魂＞「水」属性の幸魂といった具合に，異なる属性の幸魂をつなげる性質を持つので，うまく利用することで敵に大ダメージを与えられるのだ。

複数の幸魂をつなげて“大物”を釣り上げよう

　敵にダメージを与えると「スキルゲージ」が上昇し，これが最大に達すると，ガチャなどを通じて手に入れた仲間のスキルを発動できるようになる。それぞれ異なる能力を持っているので，状況に合わせて使い分けていきたい。

日本神話ではおなじみのキャラクター達がガチャやクエスト，よろずやを通じて仲間にできる

　先述のスキルゲージと同様に溜まる「霊力ゲージ」が最大に達すると，ナミが“霊力”を開放してフィーバーモードに突入できるようになる。一定時間中，消した幸魂が虹幸魂に変化するので，やり方次第ではいわゆる“全消し”が可能だ。

とくにボス戦で決着をつけたいときに役立つ

仲間は編成画面でメイン5体，サブ5体の計10体がセットできる。各仲間のスキルは，ダメージを与えたり，幸魂の属性を変更したりとさまざまだ

スマホゲーム定番の「強化/進化」「合成」要素も搭載されており，キャラ育成のやり応えもありそうだ

　日本人にとって身近な存在である日本神話を題材に，深いストーリー性と可愛らしいキャラクター，そしてスマホ定番のパズルバトルを盛り込んだ「ドラマチックRPG 神つり」。釣りアクションが違和感なくパズルに溶け込んでいるので，そういった意味でも注目してほしいタイトルだ。

「ドラマチックRPG 神つり」公式サイト

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