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「そうだ アニメ,見よう」第19回:大団円を迎えた「終末のイゼッタ」。田坂プロデューサーへのミニインタビューも掲載
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印刷2017/01/05 11:00

連載

「そうだ アニメ,見よう」第19回:大団円を迎えた「終末のイゼッタ」。田坂プロデューサーへのミニインタビューも掲載

画像集 No.042のサムネイル画像 / 「そうだ アニメ,見よう」第19回:大団円を迎えた「終末のイゼッタ」。田坂プロデューサーへのミニインタビューも掲載

 今春に放送が決定した「進撃の巨人」2期など,今年のアニメ業界も注目のタイトルが盛りだくさん。スタジオカラーの最新作「龍の歯医者」も2月にNHK BSプレミアムでのオンエアが決まっているので,見逃さないようにしたいところ。

 さて,第19回となる今回のタイトルは「終末のイゼッタ」。本作は,老舗のアニメスタジオ・亜細亜堂が手がけたオリジナル作品で,第二次世界大戦のヨーロッパ戦線をベースに,架空の小国「エイルシュタット公国」の興亡と,1人の魔女の活躍が描かれている。監督は,「劇場版FAIRY TAIL 鳳凰の巫女」「トライブクルクル」藤森雅也氏。今回はプロデューサーの田坂秀将氏に,“放送後だから話せるあれやこれ”を聞いてきたので,じっくりと目を通してもらいたい。


「終末のイゼッタ」


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 1939年,ヨーロッパの支配を目論むゲルマニア帝国は,突如隣国リヴォニアに侵攻を開始した。その戦火は瞬く間に欧州全域に広がり,時代は大戦の渦に巻き込まれていく。翌年,侵略の矛先はアルプスの小国エイルシュタット公国にも向けられようとしていた。
 公国の公女・フィーネ(CV:早見沙織)は,極秘のうちにゲルマニアと敵対するブリタニア王国の要人と会談するため,ヴェストリアへと向かうが,その会談中にゲルマニアの憲兵に捕らわれてしまう。航空機で敵国への移送中,機内にあった謎のカプセルが突然開き,中にいた少女・イゼッタ(CV:茜屋日海夏)が目を覚まし,フィーネを不思議な力で救出する。
 彼女は魔女一族の末裔で,幼い頃に住んでいた村で迫害を受け,殺されそうになったところをフィーネに救われた経験があった。公国の現状を知ったイゼッタは,「姫様の国は私が守ります」と宣言。
 初陣となるケネンベルクの戦闘では,1人で敵の部隊を壊滅し,伝説の「白き魔女」の再来と称えられることになる。

無機物を自在に操るイゼッタ。力を伝えるには接触する必要がある
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フィーネを救い出すイゼッタ
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幼い頃にフィーネはイゼッタと出会う

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 箒(ほうき)の代わりに,対戦車ライフルにまたがった少女のビジュアルが印象的な本作は,リアルな戦記ものとファンタジーが融合した作品だ。本作の舞台となるのは,第二次世界大戦のヨーロッパ戦線。ゲルマニアやブリタニアなど,架空の国名が当てられているが,設定自体は私達のよく知る歴史そのものが採用されている。
 強大な軍事帝国を相手にイゼッタは単身で奮闘するわけだが,彼女が使える魔法は,無機物を自由に操る能力だけ。しかも魔力の通う土地“レイライン”上でないと,そもそも魔法が発動しないという弱点まで持っている。魔法でなんでも解決できる万能の存在ではないのだ。
 当時の戦闘機が飛び回る空中を,白い衣装の少女が華麗に舞い飛ぶ姿は,なんとも心を躍らせてくれるが,同時にハラハラとした気分にもさせられる。そんな彼女が命がけで戦うのは,命の恩人であるフィーネを救うため。公女に生まれた少女と,魔女に生まれた少女の心の交流が,本作のメインテーマではないだろうか。

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舞台となるのは第2次世界大戦の欧州


考証に基づいたリアルなミリタリー描写


 リアルな戦記ものと前述したが,それは設定だけでなく,登場する兵器でも表現されている。第1話のJu87シュトゥーカやメッサーシュミットなどの航空機をはじめ,第3話のIII号戦車やIV号戦車といった陸戦兵器も忠実に再現され,舞台設定を厚みのあるものにしている。
 この兵器の考証には,「月刊PANZER」が軍事ディレクションとして参加し,小銃や拳銃,果ては戦闘シーンの細部にまでこだわっているとか。第3話のケネンベルクの攻防戦では,塹壕を使った激しい戦闘をリアルに描き,生々しい戦争の恐怖を演出していた。
 このリアルな戦争描写と,イゼッタのファンタジックな魔法とのギャップが,本作の持つ爽快感を生み出しているといえそうだ。

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当時の兵器や戦場の様子を忠実に描いている
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大空を自由に駆ける対戦車ライフル


 そして,本作の最大の見どころとなるのが,対戦車ライフルに乗ったイゼッタの空戦シーンだ。物語全編を通して描かれるこのシーンは,スピード感溢れる作画と,こだわりぬいた空中でのカメラワークで,本来ありえないイゼッタの空中機動を表現。アクションシーンに定評のある藤森監督の演出は,自由に空を飛びまわる楽しさを視聴者に味わせてくれる。
 第7話「ソグネフィヨルド海戦」では,ゲルマニアの空母に単身で挑んだイゼッタとメッサーシュミットのドッグファイトを,見事な作画と演出で描ききっていた。

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最大の見せ場となる空戦シーン。イゼッタの白い衣装と青い空のコントラストが見事


チャレンジ精神を歌った「cross the line」


 そんな本作を盛り上げているのが,AKINO with bless4が歌うオープニングテーマの「cross the line」。軽快なロックサウンドのこの曲は,人生におけるいろいろな試練や戦いに臨むにあたって,自分の中の一線を越えて,チャレンジしていくことの大切さを伝えているという。
 エンディングテーマは,May'n「光ある場所へ」。こちらは一転して,しっとりとしたバラード調の楽曲だ。イゼッタとフィーネの行く末を暗示させるエンディング映像にマッチした,メッセージ性の強い楽曲となっている。どちらも本作のテーマを象徴する楽曲となっているので,ぜひ一度聴いてみて欲しい。



プロデューサー・田坂秀将氏が語る本作の魅力


 すでに放送が終了し,イゼッタとフィーネの戦いの結末が明らかになっている。2人のラストには賛否両論あるだろうが,果たしてどのような意図であの結末が描かれたのか,プロデューサー・田坂秀将氏に聞いてみた。
 なお,ネタバレを含む内容となるので,最終話を視聴してない人は注意してほしい。


4Gamer:
 今回の企画が立ち上がった経緯をお聞かせください。

田坂秀将氏(以下,田坂氏):
 まず,魔法少女がリアルな戦場で活躍する話をやりたいなあと前から思ってまして。別の作品でご一緒した藤森監督の,アクション描写やドラマ作り,演出などに惚れこみまして,ぜひお願いしたいなと思ったわけです。

4Gamer:
 リアルな戦場に魔法少女を投入しようと思った理由は?

田坂氏:
 兵器としての魔法少女というものを描いてみたかったんです。ファンタジーでもリアルでもそれは描けますが,ある程度リアルなほうが説得力も増しますし,見ている人が魔法少女……イゼッタでは魔女になるわけですが,彼女達が戦場においてどのぐらいの存在なのか,リアルをベースにしたほうが分かりやすいかなと思ったんです。

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4Gamer:
 リアルをベースにということですが,登場する国などを架空の名称にしたのはなぜなんでしょうか?

田坂氏:
 人によって国や実在の人物に対するイメージって違うと思うんです。見る人の立場や視点によって違ってきてしまう。
 そこは厳密にしてしまうと,見る人の前提条件が変わってしまいますので,あくまでも現実の世界をベースにしたファンタジーのほうがよいかと思ったためです。
 このアニメで描きたかったのは,そのとき現実の世界がどうしていたかを厳密に描きたかったわけではないので,あくまでも立ち位置の分かりやすさのモチーフとして,そこにいればいいと思ったんです。

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4Gamer:
 本作では幼馴染みのフィーネをイゼッタが助けるという物語になっていますが,あえて女性を女性が助けるという形にしたのはなぜでしょう。男性の公子を,恋愛感情を持った魔女が助けるという,古典的な形にしようとは思わなかったのでしょうか?

田坂氏:
 思わなかったですね!(笑)。物語としてはそういうのもありだとは思うんですが,女の子同士の話のほうがみんな見たいんじゃないでしょうか。見た目も華やかですし。なにしろ戦場の話といえば,男性ばっかりになってしまうじゃないですか。本作でも上層部はオジサンだらけですしね。

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4Gamer:
 本作には,軍事監修として「月刊PANZER」のスタッフが参加されていますが,これは始めから決まっていたのでしょうか?

田坂氏:
 はい,第二次世界大戦を扱うと決まった段階で,軍事監修が欲しいね,ということになりました。たまたま「PANZER」さんと知り合うご縁がありまして,そこで今回の企画を話したところ興味を持っていただいたので,こちらとしても「PANZER」さんにお願いできるならしっかりしたものができそうだなと。

 実際,彼らの監修はすばらしかったです。知識はもちろんですが,アイデアも出してもらえたんです。設定のミスの指摘だけでなく,こういう話を作るなら,こういう設定を作るとよりリアルですよ,とアドバイスをいただきました。戦場の設定もお願いしているんですよ。

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4Gamer:
 なるほど,素人では考えの及ばない部分をフォローしてもらったんですね。

田坂氏:
 そうです。エイルシュタットの規模なら,人口これぐらいに対して持っている兵力はこれぐらいでしょう,とか。戦車や戦闘機を持ってるにしてもどの程度保有しているか,当時の外交環境を考えると輸入できるのはこれですかね,とか。そういうことを含めてアイデアを出してもらいました。

4Gamer:
 ミリタリーの設定といえば,イゼッタの乗っている対戦車ライフルはモデルがあるのでしょうか?

田坂氏:
 はじめに乗っていたのは,PTRS1941をモデルとしていますですが,後半使っていたものはイゼッタ用のカスタムメイド品です。現実には存在しません。イゼッタが乗ることを前提として作られたライフルという設定なので,どういう風に加工すればイゼッタが乗れるかが考えられています。

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4Gamer:
 椅子がついていたり,足で排莢が可能になっているなどですね。

田坂氏:
 そうですね。ライフル自体に乗せようと思ったのは,脚本の吉野(弘幸)さんのアイデアですね。絵面的にインパクトのあるものをということでお願いして,当初あまりイメージがわかなかったんですが,できてみると,あ,これでよかったなと(笑)。

4Gamer:
 イゼッタの能力は物質に力を付与するという,わりと限定された能力ですが,炎や雷などを使ったハデな,いわゆる皆が想像する“魔法”にしなかったのはなぜなんでしょう。

田坂氏:
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 基本的には小さな国が大きな国にどう対抗していくかという話なので,あんまりイゼッタに圧倒的な力を持たせすぎてしまうと,「イゼッタがいれば勝てるじゃん」となってしまう。イゼッタも万能じゃなくて,でも大きな力があって,その力をばれないようにどういう風に世界に見せていくかという,ギリギリ感を描きたかったんです。

4Gamer:
 第5話で,近衛による,魔法が使えないイゼッタへのサポートは,そういう部分を見せるためだったのでしょうか。

田坂氏:
 はい。小さな国が知恵を出し合って戦っているというところを見せていきたかったんです。

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4Gamer:
 制作時のエピソードなどがありましたらお聞かせください。

田坂氏:
 今回は,吉野さんに全てのにストーリーを作っていただきました。1話1話時間をかけて脚本の打ち合わせをしながら作っていましたね。流行に流されずに,我々が面白いと思うものを作ろうという言葉を合言葉に作ってきました。

4Gamer:
 全12話を通して,遊びの回が少なかったという印象があります。

田坂氏:
 比較的遊びの回というと,6話ぐらいでしょうか。とはいえ,遊びながらも話は進めていますしね。この題材を12話でやるのは,大変なものがありますので,無駄なく作ってあると思います。
 第二次世界大戦をモデルにしている分,世界観の説明が省ける部分は助かりましたね。完全に架空のものだったらもう少し説明の時間が必要だったかもしれません。見終わってみるとキャラクター達の姿をもっと見たいという気持ちもでてきますが,少し見足りないくらいでちょうどよいのかなと。

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4Gamer:
 作画的にも安定していたように感じます。

田坂氏:

 そこはさすが亜細亜堂さんですよね。老舗スタジオの実力を見せていただいた感じがします。今まで深夜アニメとかはあまり手がけていなかった分,ほかにない新しいものを作ってくれそうだと感じたんです。そこはチャレンジだったわけですが,それがいい方向に転んだなと思っています。

4Gamer:
 アクションシーンもかなりいい仕上がりだったのではないでしょうか。

田坂氏:
 総作画監督の山下(祐)さんとアクション監督の竹内(哲也)さんによるところが大きかったと思います。アクションをしっかり描ける2人が揃ったからできたんじゃないでしょうか。監督の藤森さんもアクションが得意な監督ですし,作画スタッフも力のある人が揃っていたので,そういう意味での期待度は高かったですね。

4Gamer:
 フィーネとイゼッタのちょっと百合っぽい友情も注目されていました。これは意図したものでしょうか?

田坂氏:
 そういうわけではないのですが,女の子同士の友情はしっかり描けば描くほど,百合っぽくなっていくので,そこを期待していた人のご要望には応えられたかもと思っています。

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4Gamer:
 第11話での山の上でのシーンはすばらしかったです。

田坂氏:
 そうですね,あれはすばらしかったです。藤森監督ならではの演出だなと。深夜アニメというより,名作劇場的な感じというか。その表現のおかげですごく幻想的で美しい雰囲気になったと思います。

4Gamer:
 最後に読者へのメッセージをお願いします。

田坂氏:
 最後までお付き合いいただいてありがとうございました。スタッフ,キャスト共に想いを込めて作ってきた作品です。皆様の心に何かを残せたのであれば大変嬉しいです。一度見ていただいた後は,イゼッタ・フィーネ以外にも注目してみていただければと思います。
 ほかのキャラクターもたくさん出ているんですが,そのキャラクター達もしっかり芝居をしていて,それぞれの気持ちもが短いながらも垣間見れます。そのへんも含めて楽しんでもらえたらありがたいな,と思っています。

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 ミリタリー描写のところも,藤森さんのこだわりとオレンジさんのCGの技術で,かなりしっかり描かれているので,何度見ても飽きないと思います。是非Blu-rayをご購入いただき何度でもご覧いただければ大変幸いです。国債(Blu-ray)を購入してエイルシュタットの再建にご協力をお願いいたします!!

4Gamer:
 ありがとうございました。

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「終末のイゼッタ」公式サイト


放映データ
2016年10月〜12月まで
全12話
キャスト
イゼッタ:茜屋日海夏 フィーネ:早見沙織
ビアンカ:内田 彩 ロッテ:東山奈央
エルヴィラ:花澤香菜 ベルクマン:諏訪部順一
ジーク:高橋広樹 リッケルト:花江夏樹
ハンス:KENN バスラー:細谷佳正
ヘルマン:置鮎龍太郎 トビアス:間島淳司
ゲルツ:遊佐浩二 エリオット:平川大輔
ルドルフ:森川智之 オットー:山寺宏一
ゾフィー:雨宮 天
スタッフ
監督:藤森雅也
助監督:根岸宏樹
シリーズ構成・脚本:吉野弘幸
キャラクター原案:BUNBUN
キャラクターデザイン・総作画監督:山下 祐
プロップデザイン:宮川治雄
アクション作画監督:竹内哲也
銃器・メカ作画監督:東賢太郎
軍事ディレクション:月刊「PANZER」和泉貴志,柘植優介
色彩設計:茂木孝浩,大塚奈津子
撮影監督:佐藤哲平
CG監督:井野元英二
3DCG:オレンジ
美術:GREEN
撮影:旭プロダクション
編集:西山 茂
音響監督:長崎行男
音楽:未知瑠
音楽プロデューサー:福田正夫,三好大雅
オープニングテーマ:AKINO with bless4「cross the line」
エンディングテーマ:May’n「光ある場所へ」
プロデューサー:田坂秀将,礒谷徳知,池田英世,伊藤将生,武冨悦彦,兼光一博,曽根孝治,甲斐健太郎,鵜飼利恵
アニメーションプロデューサー:山口達也,小澤慎一朗
アニメーション制作:亜細亜堂
製作:終末のイゼッタ製作委員会

■Blu-ray情報

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Blu-ray 第1巻
発売中
ブルーレイ:7560円(税込)
本編ディスク内容
本編:第1話,第2話
音声特典:オーディオコメンタリー第1話,第2話
映像特典:第1弾PV,第2弾PV,ノンクレジットOP

初回限定特典
キャラクター原案「BUNBUN」描き下ろし6巻収納BOX 
エイルシュタット国債(クリスマス特別番組プレゼント抽選券) 
2017年春イベントVol.1購入者先行抽選申込券 
2017年秋イベント全巻購入者先行抽選申込券

通常特典
キャラクターデザイン「山下祐」描き下ろしイラストスリーブケース 
設定資料集【キャラクター原案,キャラクター設定,メカ設定等】(16P予定)
※商品仕様・特典内容は変更になる場合があります。

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第2巻 2017年1月25日(水)発売
第3巻 2017年2月22日(水)発売
第4巻 2017年3月29日(水)発売
第5巻 2017年4月26日(水)発売
第6巻 2017年5月24日(水)発売
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