「アイドルマスター シンデレラガールズ」，「デレラジA」公録イベントをレポ。武内さんがイジり倒され，桜咲さんが恐怖を呼ぶ!?

　2015年6月28日，埼玉・大宮ソニックシティ大ホールにて「デレラジA」の公開録音イベント“デレソニ”が開催された。

　「デレラジA」は，「アイドルマスター シンデレラガールズ」を応援するWebラジオ。毎週月曜日21：30からニコニコ生放送で本放送が，翌火曜日から響 -HiBiKi Radio Station-でおまけコーナーを追加したアーカイブが配信されている。なお，「デレラジA」に番組名が変わってからの公開録音は今回が初めてとなる。

　この記事では，公開録音の模様をお届けする。番組の楽しみを公開時まで取っておきたい人は，閲覧に注意してほしい。

昼の部

●昼の部 出演者 ※敬称略
大橋彩香（島村卯月役）、福原綾香（渋谷 凛役）、佳村はるか（城ヶ崎美嘉役）、原 紗友里（本田未央役）、黒沢ともよ（赤城みりあ役）、山本希望（城ヶ崎莉嘉役）、今井麻夏（佐々木千枝役）、長島光那（上条春菜役）、和氣あず未（片桐早苗役）、武内駿輔（プロデューサー役）

　昼の部における出演者は，ユニット「大福村」を結成した大橋彩香さん，福原綾香さん，佳村はるかさん，ユニット「ウルトラスーパーパッション」を結成した原紗友里さん，黒沢ともよさん，山本希望さん，ユニット「リトルメガポリス」を結成した今井麻夏さん，長島光那さん，和氣あず未さん。全員，今回のために用意された浴衣風の衣装に見を包んで登場した。


　今回の公録はユニットごとの対戦形式となっていて，勝利したユニットには「デレラジA」2015年7月6日配信回をジャックする権利が与えられた。なお配信用の番組は全ユニット分がすでに収録されているが，敗北ユニットの番組はお蔵入りになってしまうという。本当に蔵入りとなってしまうのは極めて残念なので，何らかの形で公開されることに期待したい。

　9人に続いて「勝負の判定に欠かせないゲスト」として招き入れられたのは，TVアニメでプロデューサーを演じる武内駿輔さん。武内さんの司会進行のもと，対決の幕が上げられた。


●Aトーク

　最初のコーナーは，リスナーからのお便りをもとに「いかに場を盛り上げられるか」を競う“Aトーク”。ここでとくに盛り上がったのが，以前の番組で披露された“ジゴロプロ”を再び演じるというもの。

　武内さんがスカウトされる女性役になるということで場が湧き立ったのは序の口，黒沢さんや山本さんは美輪明宏さんや福山雅治さんの物真似を武内さんに無茶振りし，福原さんは宝塚風に唄い上げながら武内さんを“タケトワネット”と呼ぶ独自の世界を展開。「ジゴロ風プロデューサーによる勧誘」という前提すら危うい中，長島さんと和氣さんは武内さんに眼鏡を装着させるなど，壇上に波乱が渦巻いた。

　この“Aトーク”の勝者として選ばれたのはリトルメガポリス。眼鏡の装着が贈収賄に当たるのではないかという疑問が他ユニットから沸きもしたが，ともかくリトルメガポリスの勝利ということでジャッジが下された。

Aトークの中では，6月23日に誕生日を迎えたばかりの今井さんを会場総出で祝うという一幕も

●金魚すくいバトル

　“Aトーク”に続くコーナーは，客席からアンケートを取ってYES/NOの回答量を競う“金魚すくいバトル”。観客には表を赤，裏を青で彩った回答用うちわが来場者特典として配布されており，コーナータイトルは赤側を金魚に見立てて名付けられている。

　膨大な回答数を数えるため，“日本野鳥の会の入会を目指している武内”さんが登場。右手にオペラグラス，左手に数取り器を携え，回答の集計と勝敗のジャッジにあたった。

手にした数取り器で回答数を数える，日本野鳥の会の入会を目指している武内さん

　観客参加型の企画ということで，賑やかに進行したこのコーナー。「デレパを見たことがある人」や「デレラジを聴いたことがある人」へのNO回答，「浴衣姿の女の子が嫌いな人」へのYES回答などで謎の緊張感が走る一幕もありつつ，最終的には大福村が勝利を収めた。

●アニメ大喜利バトル

　最後の対決は，アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」第1期の場面カットを見ておもしろい回答を演じる“アニメ大喜利バトル”。ここで勝敗をジャッジすべく現れたのは，法被とサングラスを装着した“花火職人・武内”さんだ。

江戸っ子風味の花火職人・武内さん

　Aトークのコーナーで燃え上がった“武内Pイジり”は，こちらでも炸裂。リトルメガポリスは“職質されるプロデューサー”のカットを“プロデューサー出演のライブステージ”と解釈し，壇上の花火職人・武内さんにパフォーマンスを要求する。すると，武内さんは要望に応えて「お願いシンデレラ」のサビを振り付きで披露。予想外のパフォーマンスに，会場は大いに湧き上がった。

　しかし，このリトルメガポリスの回答に武内さんが下した評価は不発（NG）。会場からは不満の声が上がったが，先の盛り上がりは武内さんのパフォーマンスによるものであり，焚き付けたリトルメガポリスの功績とは言い難い……ということなのだろう。

　アニメ大喜利バトルの勝者となったのは，「三村かな子のワンダーコア」を演じたウルトラスーパーパッション。大福村の「感染するアナスタシア」も奇妙な雰囲気で客席に笑いを呼んでいたが，ギャグとしてのまとまりがよかったウルトラスーパーパッションに軍配が上がった模様だ。それぞれが具体的にどのような回答を行ったのかは，収録された番組が公開された際に確認してほしい。

●総合優勝発表

　最終的な勝者として選ばれたのは，フレッシュさで会場を大いに盛り上げたリトルメガポリス。大福村とウルトラスーパーパッションはいささか狙いすぎていたため，ストレートな盛り上がりを呼ぶという点では劣ってしまったようだ。

　これにより，前述の通り2015年7月6日の配信会はリトルメガポリスの担当回と決定した。今井麻夏さん，長島光那さん，和氣あず未さんはどのような番組を作り上げたのか，配信日を楽しみに待とう。

●生ドラマ＆ミニライブ

　告知コーナーを挟み，生ドラマが演じられた。なお，告知の内容は別途記事を掲載しているので，こちらで確認してほしい。


　演じられたシナリオは，時系列的にはサマーフェスからしばらく経ったころ，プロデューサーに呼び出されて千枝がレッスン場に向かうという場面からスタート。なかなか自分に自信を持てずにいる千枝を，他のアイドルたちが励ますという物語が描かれた。


　シナリオの終盤にはライブパートが用意されており，“千枝を励ますため”として「TOKIMEKIエスカレート」，「ミツボシ☆☆★」，「Never say never」，「S(mile)ING！」，そして9人での「お願い！シンデレラ」が披露され昼の部のラストを飾った。

夜の部

●夜の部 出演者 ※敬称略
大橋彩香（島村卯月役）、福原綾香（渋谷 凛役）、佳村はるか（城ヶ崎美嘉役）、原 紗友里（本田未央役）、黒沢ともよ（赤城みりあ役）、山本希望（城ヶ崎莉嘉役）、桜咲千依（白坂小梅役）、金子有希（高森藍子役）、鈴木絵理（堀 裕子役）、武内駿輔（プロデューサー役）

　夜の部ではリトルメガポリスに替わって，ユニット「ゆるふわサイキックホラー」を結成した桜咲千依さん，金子有希さん，鈴木絵理さんが出演。基本的なルールは昼の部と同様に，2015年7月13日配信回の「デレラジA」をかけた対決が行われた。


●金魚すくいバトル

　昼の部と同様，3組のユニットは“Aトーク”や“金魚すくいバトル”で対決した。夜の部の金魚すくいバトルで判明した意外な事実が，「心霊写真を撮ったことがある人は意外と多い」ということ。NOの回答量を競う際，桜咲さんは心霊写真の経験がある人は少ないだろうと踏んだのだが，存外に少なくない人数がYESを示していた。

●怪談トークバトル

　夜の部において用意されていた3つ目のコーナーは，昼の部とは異なり「怪談トークバトル」。さすがと言うべきか，霊感アイドル・白坂小梅役の桜咲さんは「バイクでトンネルを走っていた時，真後ろに“振り向いたら危ない何か”を感じ，トンネルを抜けきった時に『残念』と言う声も聞いた」という実体験を披露。実は，ゆるふわサイキックホラーの3人は全員が超常現象的な体験を持っており，桜咲さんのエピソードはその中でもとくに怖い選りすぐりだったという。このコーナーで勝者に選ばれたのは，もちろん本気の怪談話で会場を震え上がらせたゆるふわサイキックホラーだ。

　出演者の中でも黒沢さんと大橋さんはとくに怪談に弱い模様で，話題が「怪談をしていると霊が寄ってくる，下ネタは霊を遠ざける」という噂に触れると，霊を追い払おうとして記事へ書くには若干はばかられる単語を連呼。収集を付けかねるほどの混乱状態になったが，これを福原さんの「（たかはし）智秋さん！」という一言が制した。それぞれの脳裏に去来した，たかはしさんのセクシーかつ陽気なイメージ。会場には，直前の肌寒い雰囲気すら吹き飛ばすほどの爆笑が呼び起こされた。


●総合優勝発表

　夜の部で最終的な勝者の座に輝いたのは，怪談で会場の空気を掌握したゆるふわサイキックホラーだ。昼の部同様に大福村とウルトラスーパーパッションは敗退し，7月13日配信回の配信権も譲ることになってしまった。なお，ゆるふわサイキックホラーの3人は普段と少し異なるテンションで番組収録に挑んでいたとのこと。こちらの配信日にも期待してほしい。

●生ドラマ＆ミニライブ

　最後の生ドラマで演じられたのは，くじ引きにハマって散財した未央を救うため，アイドルたちが夏祭りの賞金付きカラオケ大会に参加し，それとは別方面で自身の超能力を信じた裕子が活躍するというシナリオ。劇中のライブパートで挿入された曲目は，昼の部同様「TOKIMEKIエスカレート」，「ミツボシ☆☆★」，「Never say never」，「S(mile)ING！」だ。そしてメンバーを変えての「お願い！シンデレラ」で，昼の部に負けず劣らずの大声援の中，長い1日の最後を締めくくった。

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　別途に情報を掲載しているように，アニメ第2期のスタート，新規リズムゲームの配信，各種ライブの開催・参加など，さらに大きく展開していく「アイドルマスター シンデレラガールズ」。さまざまな新情報を把握する意味でも，毎週の「デレラジA」は必聴だ。そして武内さんのイジられキャラは定着するのか，アイドルを演じる女性声優陣はそれをどこまでイジるのか，今後のイベントなどの動向にも注目してほしい。

「アイドルマスター シンデレラガールズ」公式サイト

「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」公式サイト

TVアニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」公式サイト