イベント
リアル「スプラトゥーン」に老若男女が大はしゃぎ。最新ゲームから伝統ゲームまで,ちょっと気になったブースをお届けする「闘会議2015」レポート
「闘会議2015」公式サイト
道場破りとなって,ユニークなルールに挑む「任天道場」
その後,坊主めくりとかるた対戦に勝てば,晴れて道場主との対戦資格を得ることができ,さらに道場主を破れば,任天道場オリジナルのNewニンテンドー3DSきせかえプレートがプレゼントされる……という主旨となっていた。具体的な挑戦可能タイトルは以下のとおり。
●デジタル部門(いずれか2つを選ぶ)
- 「MUTECITY 最速決定戦」
- 「つなげ兄弟の絆!ブラザーズリレー」
- 「レスラー会見対戦」
●アナログ部門(どちらか1つを選ぶ)
- 「闘会議式クイズ大会」
- 「闘会議式神経衰弱」
●道場主と対戦(いずれか1つを選ぶ)
- 「Dr.MARIO&細菌撲滅」
- 「ジョイメカファイト」
- 「将棋崩し」
「MUTECITY 最速決定戦」は,「マリオカート8」の追加コース「MUTECITY」と「F-ZERO」の「MUTECITY I」で道場破り同士が対決する。タイトルは違えど,コースはどちらも同じなので走行距離は同じ。異種格闘技決戦ならぬ,異ゲーム対決というわけだ。
「つなげ兄弟の絆!ブラザーズリレー」では,「スーパーマリオブラザーズ」の「1-1」ステージと,「New スーパールイージ U」の「ワールド1-1 ドングリからのドングリ」の両方をプレイし,残りカウントが410以上ならクリアとなる。といったように,いずれもルールに一工夫が加えられているあたり,さすが任天道場といったところ。
「闘会議式クイズ大会」は,道場破り3人に任天堂製品にまつわる問題が出題される。正解者が花札を引き,その点数で競い合うという,知識と運の両方が求められる内容となっていた。
懐かしいゲームにチャレンジできた,レトロゲームエリア
レトロゲームエリアでは,懐かしいゲームにチャレンジできると同時に,ゲームの歴史を振り返ることができる催しが行われていた。
「ゼビウス」「麻雀」などのゲームの裏ワザに挑戦する「裏ワザ研究会」や「スペランカー」「トランスフォーマー・コンボイの謎」といった,すぐやられてしまうゲームを遊ぶ「"やられゲー"チャレンジ」などのコーナーはいずれも大人気で,長い行列ができていた。
また,ゲームの歴史を記した年表と共に歴代の名ハードも展示されており,懐かしげに眺めている人も多かった。
「スプラトゥーン」ごっこが大盛況だったリアルゲームエリア
ゲームとリアルが渾然一体となった体験が楽しめたのがリアルゲームエリアだ。
インクを撃って陣地を奪い合うWii U用の期待作「スプラトゥーン」がプレイアブル出展されていたのに加え,参加者が本物のインクを銃で撃って遊ぶ「リアルスプラトゥーン」コーナーが設けられていた。
スプラトゥーンは日本で初めてのプレイアブル出展ということもあり,午前中の時点で整理券が配布終了。キャンセル待ちの待機列ができるほどの人気だった。
リアルスプラトゥーンは,ゲームさながらのルールを実際に体験できるという趣向で,参加者は2つのチームに別れ,玩具の銃でインクを撃ちあう。フィールドを自チームの色で塗っていき,試合終了時点で塗った面積が多い方が勝ちというわけだ。インクでフィールドを汚しまくるというのはなかなかできない体験だけに,インク避けのポンチョを被った参加者達は歓声を上げながら撃ちまくっていた。
リアルスプラトゥーン用に用意された玩具の銃。中にはインクが入っている |
|
リアルスプラトゥーンコーナーは,インクを勢いよく発射するためかビニールで仕切られていた。参加者も,事前に渡されるポンチョで完全防備 |
このほか,本物さながらのサッカーグラウンドに22台のゲーム機を並べ,22人で「FIFA 15」の試合をする「サッカーゲームをリアルに再現してみた supported by FIFA 15」や,声で操作する仮想ゲームパッド「AudioPad」を使い,「IRON TERROR」などのゲームにチャレンジする「AudioPadで声ゲー」など,遊び心が感じられる出展が多数行われていた。
初心者から上級者まで,さまざまな人が足を止めていたアナログゲームエリア
初心者から上級者まで,さまざまな層の人が非電源ゲームを楽しんでいたのがアナログゲームエリアだ。来場者の年齢層がとくに幅広いのが特徴で,親子で「どうぶつしょうぎ」を遊ぶような光景も見られた。
用意されていたタイトルは,ポーカーやモノポリー,将棋や麻雀といった定番ゲームから,「どうぶつしょうぎ」や「よんろのご」「ラブレター」「ワンナイト人狼」などの比較的ライトなタイトル,そして「カタンの開拓者たち」「カルカソンヌ」といった本格派まで。それぞれの卓には「初級」「中級」「上級」という表示がされており,ボードゲームに慣れ親しんでいない人でも自分にあったゲームがすぐ分かる仕組みになっていた。
どのエリアも初心者やライト層にも親しみやすい出展になっており,そのための工夫が凝らされていたのが面白い。取材に訪れた2月1日は日曜日とあってか,どのエリアにもさまざまな年代層の人が訪れていたが,皆が楽しそうにしていたのが印象的だった。
闘会議は来年2016年の開催も決定しているとのことで,次はどんな趣向を凝らしてくるのか今から楽しみだ。
「闘会議2015」公式サイト
- 関連タイトル:
Splatoon(スプラトゥーン)
- この記事のURL:
(C)2015 Nintendo