「大航海時代V」の新章「Road To Zipang」の詳細が明らかに。アップデート規模は拡張版並みだ

　コーエーテクモゲームスは，同社の海洋冒険シミュレーションゲーム「大航海時代V」（PC / iOS / Android）の最新アップデート「Road To Zipang」を2015年12月15日に実装予定だ。同社は，いよいよ東アジアでストーリーが展開する今回のアップデートを「拡張版」という位置づけで発表している。本稿では，その詳細内容をお届けしよう。

「大航海時代V」公式サイト

新章「Road To Zipang」。プレイヤー待望の「サムライ」の国へ

　世界の謎に迫るストーリーは，ついに東アジアへと展開する。東南アジアに赴いた一行は，親友の“ジュピトル”と再会し，彼に同行する少女“銭涼玉”や，東方からやってきた「サムライ」と出会うことになる。この邂逅がプレイヤーにどんな影響をもたらすのか，そして日本には，どんな形で訪れることになるのか。ストーリー展開に注目しよう。

新たなストーリーは東航路を開拓しているヴァスコ・ダ・ガマから呼び出しを受けるところから始まります

東南アジアの地で出会う活発な少女・銭涼玉。商魂たくましいこの少女を中心に、ストーリーの前半は展開していきます

賢者の石の謎と父・ラモンの行方を中心に、世界の謎に迫るストーリーは、ついに東アジアへと向かいます。
ポルトガルからの依頼を受けて、東南アジアへ赴くことになった一行は、親友のジュピトル、そして彼と行動を共にする少女・銭涼玉と出会います。
懐かしい面々との再会や、はるか東方から来たという「サムライ」の男性との邂逅。

東アジアでのみ建造できる「ジャンク船」などの新要素を加え、ストーリー以外でも東アジアにスポットライトが当たっていく［Road To Zipang］。

今、東アジアでの冒険の幕を上がる …

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銭涼玉

東アジアでのみ建造可能な「ジャンク船」登場

　「大航海時代」と言えば，主役はやはり“船”だ。今回のアップデートでも，当然新しい船が登場する。今回は，東アジアを中心としたストーリーが展開するということで，大航海時代に東アジアで活躍していた「ジャンク船」が追加される。この船は，東アジアでのみ建造可能なもので，積載量に優れた大型交易船となっている。肝心の設計図は，メインシナリオで「ジャンク船旧式」が入手できるとのこと。早く建造できるように，アップデート前に東アジアまでは到達しておきたいところだ。

ジャンク船は設計図を持っていても、東アジア以外の都市では造船できません。東アジアを目指しましょう

まだ見ぬ新船種「ジャンク船」。非常に多い積載量を誇るため、交易で絶大な能力を発揮できます

大航海時代、東アジアの海を縦横無尽に遊弋していたジャンク船がついに登場します。
ジャンク船は東アジアでのみ建造できる希少な船で、積載量に優れた大型交易船です。
今月公開されるメインシナリオで、まず「ジャンク船旧式」の設計図を入手可能。
今のうちに東アジアに到達しておけば、近い将来ジャンク船の設計図が登場した際に、すぐ建造できます

商館を建設してプレイの幅を広げよう

　今回のアップデートで，もっとも大きな追加要素となるのが「商館」の建設だろう。

　商館は，一定の条件を満たせば世界中のどの都市にも建設可能で，この中にさまざまな施設を作ったり，遠征隊を編成して，プレイヤーとは別に商館の周辺海域で活動させたりできる。施設には，金貨や資材，NPを出し入れできる貯蔵庫や倉庫などが設置できるので，有効活用したいところだ。

　なお，商館を別の都市に移転させることも可能なので，建設地に悩んで「いつまでも建てられない……」ということにはならないだろう。

商館に入ると、商館長（未設定時はニーナが代理）が出迎えてくれます。航海士の性格によってセリフが変わるので、色々な航海士で試してみましょう。中には固有のセリフをもつ航海士も…

【商館-1】商館の建設

下記の条件を満たすと、世界中の好きな都市に「商館」を建設できるようになります。
商館には留守を預かる商館長を任命することでプレイヤーを支援します。
また、商館に様々な施設を建築したり、遠征隊を編成して各種遠征に出すことが可能となります。
都市によっては商館に特別なボーナスが付与されることもあります。

【商館の設置条件】

　・プレイヤー名声Lv.30以上
　・設置しようとしている都市が首都ではない
　・プレイヤーの現在の所属国の同盟港である
　・都市Lv.10以上である
　※商館は別の都市に移転させることも可能です

商館のトップ画面では、施設増築の残り時間や遠征隊の動向など、商館の各種情報を閲覧できます

【商館-2】施設の建築

商館にはレベルに応じた「コスト」が設定されており、この「コスト」の範囲内であれば、様々な機能をもった施設を建築することができます。
今回のアップデートで導入される施設は「金貨貯蔵庫」「資材倉庫」「広場」の３種類です。
自分のプレイスタイルに応じて必要な施設を建設し、資産管理を円滑に行えるようになります。
ただし、各施設の「コスト」は施設レベルが上がるにつれ増加するため、計画的な増築が必要です。

施設メニューでは、施設の建設や増築・解体、コストの使用状況などが確認できます。コストが足りない場合は、商館の増築が必要です

今回のアップデートで使用可能となる施設は３種類。増築に必要な費用はレベルに応じて多くなるため、無計画な増築は禁物です

「金貨貯蔵庫」では金貨、「資材倉庫」では資材、「広場」では NPの出し入れが可能となります。状況に応じて使い分けましょう

遠征隊

［船1隻と航海士を最大5人］で「遠征隊」を編成し、商館の所属する海域で活動させることができます。
普段航海している船団とは別に、船・航海士を遠征隊として組織します。
遠征隊には「討伐遠征」「交易遠征」「探検遠征」を指示することができます。

遠征隊にどの遠征を指示するかに応じて、適したメンバーを変更した方が、遠征の成果が向上します

「討伐遠征」に成功すると、海域危険度を下げてくれることがあります。稀に失敗すると海域危険度が上がってしまうことも…

「交易遠征」は商館のある都市を指定して行います。成功すると指示した都市と自分の所属国の親密度を上げてくれることがあります

「探検遠征」は拠点を指定して行います。遺跡を発見している場合、遠征に成功すると遺跡の発掘進捗を進めてくれることがあります。

航海士のスキルレベルが確率でアップ。「スキルトレーナー」が登場

　本作には，同じスキルを持つ航海士を合成すると，確率で航海士のスキルレベルが上昇する仕組みがある。強力なスキルはどんどんレベルアップさせたいところだが，同じスキルを持った航海士が都合良く手に入るかどうかは分からないし，合成した片方の航海士は当然失われてしまうので，おいそれとは実行できない。

　そんな悩み多きスキルレベルの育成に，今回のアップデートで強い味方が登場する。それが「スキルトレーナー」だ。これは，ニーナ（によく似た？）スキルトレーナーを指南役として航海士を育成（つまり航海士とトレーナーを合成）すると，一定確率でスキルレベルが1上昇するというもの。その確率は決して高くはないようだが，航海士が失われないという点でも，挑戦しがいのある新要素になるだろう。

スキルトレーナーを使えば、同じスキルを持つ航海士を所持していなくても、スキルのレベルアップを狙うことができます

その他の機能
・航海士のスキルレベルを上げてくれる専用の「スキルトレーナー」が登場。見た目はニーナっぽいが …？
　「スキルトレーナー」を指南役として育成すると、一定確率でスキルレベルが１上昇します。

・「プレミアムスカウト」「プレミアム装備」を実行すると「マイレージポイント」が付与されるように。
　「マイレージポイント」は不定期でオープンする「交換所」で設計図やアイテムと交換できます。

マイレージポイントは「プレミアムスカウト」「プレミアム装備」実行時に何ポイント付与されるか確認できます。現在値は画面上部の切り替え情報でチェック

「大航海時代V」公式サイト