韓国JH Gamesが，スマートフォン向けのアクションゲーム「Project KK」の制作を発表。容易な操作と，ソーシャル要素が特徴

　韓国の新しいデベロッパであるJH GAMESは，スマートフォン向けのアクションゲーム「Project KK（KILL THE KING）」の制作を発表し，ムービーやスクリーンショットを公開した。
　掲載したプレイムービーでも確認できるように，PC向けのオンラインゲームを思わせる，華麗でスピーディな展開が特徴だ。スクリーンをタッチするだけで，キャラクターを移動させて戦えるという操作の容易さもポイント。スキルの発動は，画面に表示されるボタンを使い，背後に飛んだり，攻撃を回避したりなどはスワイプによって行うという。


　本作には12人のキャラクターが登場し，それぞれに30種以上のステージが用意されている。キャラクターには，近接攻撃に強いものから遠距離攻撃を得意とするもの，召喚が使えるものなどがおり，それぞれに個性的だ。これらのキャラクターは，特定の条件を満たすことで，一人ずつ順にアンロックされていくというシステムになっている。


　ゲームモードには，通常の「シナリオモード」のほか，ダンジョンに挑戦する「ダンジョンモード」，そして60秒間でできる限り多くのモンスターを倒す「サバイバルモード」などが用意されている。
　
　本作のプロデューサーであるKim Dong Gyun氏によれば，「ソーシャル的な要素にも力を入れている」とのこと。本作はシングルプレイをメインとするゲームだが，Facebookの友人を招待してパーティプレイを楽しむこともできるという。戦闘で手に入れたアイテムなどを仲間と分け合うことも可能であり，また「競売システム」を使って，ほかのプレイヤーとアイテムの取引をすることもできるそうだ。


　Project KKは2012年12月にクローズドβテストを行って，2013年にリリースされる予定になっている。対応機種は，iOSおよびAndroid搭載のスマートフォン，そしてタブレットPCとなっている。掲載したスクリーンショトでは日本語が確認でき，日本市場への進出も十分に意識しているようだ。
　2012年7月に設立されたJH GAMESは，韓国の有力なオンラインゲームパブリッシャ/デベロッパの開発スタッフが独立して設立したメーカー。スタッフはいずれも7〜10年ほどゲームの開発に携わってきたベテラン揃いだそうだ。