カプコンは本日(2013年1月11日),同社が3月14日に発売を予定している
「ヴァンパイア リザレクション」(
PlayStation 3/
Xbox 360)の最新情報を公開した。
今回は,オンライン対戦に関する
「マッチメイキングオプション」ついて明らかにされたので紹介する。同オプションでは
「地域の範囲」「PING」といった項目を変更でき,プレイヤー好みの環境で対戦相手を探してバトルを楽しめるという。
また,
「GGPOディレイ」という数値を任意に変更することも可能だ。GGPOディレイとは,ボタン入力がゲームに反映されるまでのラグを設定するもので,数値が低ければレスポンスが上がる代わりに,巻き戻りが発生する可能性があり,逆に数値を高くするとレスポンスは低下するが,巻き戻りが発生しにくくなるという。
なお,今回の発表に合わせて,プレイヤーの要望に合わせたオプションの設定例が明らかにされたので,本作が発売されたときには参考にするといいだろう。
『ヴァンパイアハンター』と『ヴァンパイアセイヴァー』、
『ヴァンパイア』シリーズ人気の2作品がHD化されて復活!!
オンライン対戦にも対応、快適な対戦が実現!!
収録作品紹介
本作『ヴァンパイア リザレクション』には、『ヴァンパイアハンター』と『ヴァンパイアセイヴァー』の2タイトルが収録されている。アーケード版の名作『ヴァンパイアハンター』『ヴァンパイアセイヴァー』をHD画質で美麗に再現!
ヴァンパイアハンター
アーケードにて1995年稼働
シリーズの記念すべき第一作目『ヴァンパイア』(1994年稼働)から演出面を改善、バランス調整が行なわれ、「闇の住人」を狩る立場のキャラクター、ドノヴァンとレイレイ、さらに『ヴァンパイア』のボスキャラクターだったフォボスとパイロンの4キャラクターがプレイヤーキャラとして追加された。
「チェーンコンボ」や「ES技」、「ガードキャンセル」といった、現在の対戦格闘ゲームでポピュラーなシステムが当時から採用されていたエポックメイキングな作品である。
ヴァンパイアセイヴァー
アーケードにて1997年稼働
新キャラとしてジェダ、リリス、バレッタ、キュービィを追加(ドノヴァン、フォボス、パイロンは削除)し、従来のラウンド制を廃して2本分の体力ゲージを失うと敗北となる「インパクトダメージゲージ」を採用しているのが最大の特徴。
各キャラクターの特殊能力を開放する「ダークフォース」や「アドバンシングガード」「回復可能ダメージ」といった要素に加え、ゲームスピードの向上によって、これまでよりも高度な駆け引きが楽しめるようになった。
快適なオンライン対戦が実現!!
『ヴァンパイア リザレクション』のオンライン対戦はGGPOシステムを使用!
快適なオンライン対戦ができるよう、様々なオプションも導入しているぞ。
「マッチメイキングオプション」の各種設定を調整することで、自分好みのプレイ感覚でオンライン対戦を楽しむことができるのだ!
【地域の範囲】
この項目では、対戦相手を「自分が住んでいる地域」か「全世界」から検索するかを設定可能。
オンライン対戦のレスポンスを重視するなら自分が住んでいる地域に、全世界のプレイヤーとの対戦を楽しむなら「全て」に設定するといいだろう。
【ランキングポイントの範囲】
この項目では自分のランキングに近い相手を探すか、全ランキングの相手を検索するか設定できる。
自分より強いプレイヤーと対戦したい場合は、設定を「全て」にするといいぞ!
【PINGの設定値】
この項目ではマッチング相手の通信応答速度(PING)を指定することができる。
設定値 は「0」から「300」まで選択が可能で、この値を小さく設定するほどタイムラグが少ない対戦相手探すことができるのだ。
例えばPINGの設定値を「100」にした場合、遅延速度は0.1秒内の対戦相手とマッチングされるぞ。
設定値が低いほうが快適な対戦が楽しめるが、条件が厳しくなるぶんマッチングされる対戦相手の数が少なくなってしまう。
まずはPING設定値を「100」あたりに設定し、マッチングされる対戦相手が少なければ設定値を上げていくのがオススメだ。
GGPOシステムの調整も可能!!
オンライン対戦では、環境によっては通信の遅延、タイムラグが発生する場合がある。
GGPOのシステムでは、キー入力の反映時間をコントロールすることで、オンライン対戦時のタイムラグが極力発生しない環境をつくりだす事が可能だぞ!
【GGPOディレイ】
この項目では、コントローラ入力がゲームに反映される時間を調整することができる。
ディレイ値は0〜7まで設定可能で、ディレイ値が高い設定であるほどコントローラ入力の反映時間が遅くなるが、そのぶん対戦相手とのゲーム内データ処理をリアルタイムで反映することができる。
通信ラグがある環境(PING値が高い状態)でのオンライン対戦でも、ディレイ値を調整することで巻き戻りが発生しにくい対戦が可能になるというわけだ。
GGPOディレイ値を低めに設定:キー入力の反映が早いが、巻き戻りが発生する場合がある。
GGPOディレイ値を高めに設定:キー入力の反映が遅くなったぶん、巻き戻りが発生しにくい。
自分にあった通信設定をしよう!!
このように『ヴァンパイア リザレクション』では、多様な通信環境のプレイヤーどうしがオンライン対戦を楽しめるよう、細かな設定をすることが可能になっているぞ。
ここでは、おおまかに3タイプのオススメ設定を公開。自分の環境にあわせて設定をしてみよう!
アーケードのような入力反映の早い対戦がしたい!
GGPOディレイを「0」に設定することでキー入力反映が最速の状態でプレイが可能。
さらにPING設定値も「50」程度にすることで、回線速度が安定している相手とのマッチングが可能となり、アーケードで対戦しているかのような快適さを得られるぞ。
※PINGは0に設定する事も可能ですが多くのユーザーとマッチングしたい場合は50程度が妥当です。
出来るだけ快適にプレイしたい!
マッチング相手のラグもある程度カバーできるGGPOディレイ値は「2〜3」だ。
僅かにキー入力の反映速度に影響はでるものの、巻き戻りが発生しにくい設定になる。
PINGの設定値も「100」程度にしておくことで、マッチングするユーザーも増加!
プレイして問題ないようであれば、GGPOディレイ値を「1」に下げてみよう。
全てのユーザーと確実にマッチングしたい!
PINGの設定を「300」に設定することで、ほぼすべてのオンラインユーザーとマッチングが可能! 対戦中に巻き戻りが発生していたら、GGPOディレイ値を「7」に設定して様子をみながら徐々に各数値を下げ、適切な環境でプレイできる設定を探ってみよう。