本邦初公開の「MOMENT RING」EXPERTで初見フルコン達成者も現れる。全国1位の座をかけた「スクフェス全国大会」決勝イベントをレポート

　イベント「スクフェス感謝祭2016」が，東京都内・池袋サンシャインシティ展示ホールで2016年2016年5月21日と22日の2日間にわたり開催された。
　本稿では，2日目に行われた，「ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル」（iOS / Android。以下，スクフェス） 全国大会決勝の模様と，会場のレポートをお伝えしよう。なお，2回めの開催となる本イベントは，2日間でのべ5万1149人が来場したとのこと（関連記事）。

「ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル」公式サイト

「ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル」ダウンロードページ

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　スクフェス全国大会には，ゲーム内で実施されたオンライン予選，および全国6都市（札幌，博多，仙台，名古屋，大阪，東京）で実施された地区予選を勝ち抜いた，12人の代表選手が出場した。
　まず，4人ずつ3つのグループに分かれて準決勝を行い，それぞれのグループの勝者が決勝に進出。また，準決勝で敗退した9人の中でもっともスコアの高かった1人が，敗者復活枠で決勝に出場でき，合計4人で優勝者を決めることになる。
　課題曲は「HEART to HEART！」「SUNNY DAY SONG」「MOMENT RING」の3曲で，難度EXPERTをメドレーフェスティバル形式でプレイする。使用ユニットは固定で，スキル発動なし，カットインなしと，実力のみで競う形になっている。なお，「MOMENT RING」のEXPERTは本大会が初公開となる（公式サイトの告知ページ）。


　まずグループAでは，ロッテさん（大阪地区予選午後の部優勝），ぷらいむさん（東京地区予選午後の部優勝），みるきーさん（名古屋地区午後の部優勝），にこんにゃくさん（博多地区午前の部優勝）の4人が対戦。
　1曲めは「HEART to HEART！」。ここまで勝ち上がってきた猛者達だけあって，序盤からPERFECT連発の華麗なコンボが続く。中でも，ぷらいむさんがフルコンボを達成するかと思われたが，終了直前で残念ながらコンボが途切れてしまう。1曲め終了時点では，ぷらいむさんが35万点台と頭一つ抜けたものの，あとの3人もいずれも32万点台で追いかける形となり，まだまだ勝負の行方は分からない。続く「SUNNY DAY SONG」ではロッテさんが追い上げ，2位まで浮上した。
　ラストとなる3曲めは，初公開となる「MOMENT RING」のEXPERTだ。しかし選手達は，初見プレイをものともせず華麗にコンボをつなげていく。中でもロッテさんとみるきーさんは，前曲から続けての600コンボオーバーを達成するなど，抜群の対応力を見せていた。
　そしてグループAの戦いを制したのは，3曲すべてで高い安定感を見せ，スコア1,066,562を記録したぷらいむさんとなった。

　続いてのグループBは，yudaiさん（名古屋地区午前の部優勝），えりりんごさん（札幌地区午後の部優勝），まおたきさん（東京地区午前の部優勝），きくらげさん（仙台地区午後の部優勝）による対戦だ。
　こちらも超絶プレイのオンパレードで，中でもyudaiさんとえりりんごさんの2人は1曲めでフルコンボを達成。さらにえりりんごさんは「SUNNY DAY SONG」でもフルコンボを達成するなど他者を一歩リード。そして，えりりんごさんが最後の「MOMENT RING」でもなんとフルコンボを達成し，合計1731コンボ，スコア1,185,442でグループBを見事勝ち抜いた。


　グループCは，らいらっくさん（大阪地区午前の部優勝），かなたさん（博多地区午後の部優勝），かつしげさん（札幌地区午前の部優勝），にこにこさん（仙台地区午前の部優勝）の4人が激突。
　1曲めはらいらっくさんとにこにこさんがフルコンボを達成しそうな勢いだったが，残念ながら最後にミスってしまいコンボが途切れてしまう。2曲めはにこにこさんがフルコンボ達成で頭一つ抜け出たが，残りの3人もスコア69万〜70万点と追いすがり，緊迫した試合運びとなった。最後の3曲めも800コンボまで伸ばし安定した実力を見せたにこにこさんが勝利をもぎ取った。なお，にこにこさんの最終スコアは1,088,111だった。

　なお，グループCの対戦終，海外のスクフェス大会でトップの実力を誇るというプレイヤー4人のエキシビションマッチが行われた。ちなみに課題曲は「HEART to HEART！」で，カットインあり。4人とも楽しそうにプレイしていたのが印象的だった。

MCは，2015年の全国大会と同じく，白幡いちほさんと森嶋秀太さんが担当

　そして決勝戦は，準決勝で勝利したぷらいむさん，えりりんごさん，にこにこさんの3人と，敗者復活枠のyudaiさんの4人で戦うことになった。
　さすがに全国一のプレイヤーを決める決勝戦だけあって，1曲めの「HEART to HEART！」が終わった時点で，ぷらいむさんとyudaiさんがフルコンボを達成するなど，非常に高レベルな滑り出しとなった。
　続く「SUNNY DAY SONG」でも，4人ともほぼミスなしでコンボをつなげていく。しかし，惜しくもぷらいむさんのコンボが中盤で途切れてしまい，2連続フルコンボを達成したyudaiさんが一歩リード。
　ラストの「MOMENT RING」の序盤でyudaiさんのコンボが途切れてしまい，スコアで2位につけていたぷらいむさんが激しく追い上げていく。最後まで勝敗が分からない流れとなったが，最終的に，スコア1,128,740を記録したyudaiさんが逃げ切り，見事敗者復活からの優勝を勝ち取った。
　試合後の表彰式では，選手全員が次回大会への意欲を見せ，大きく盛り上がった決勝大会の幕が下りた。


　最後に，会場内の展示や物販コーナーなどの模様を写真でお伝えして，本稿の締めとしよう。

多くのコーナーで行列ができるほど，展示ホール内はどこも賑わっていた

「ラブライブ！サンシャイン!!」Aqoursの等身大スタンディ

スクフェス全部員のカード展示コーナーは圧巻の一言。総数は1500点以上とのこと

物販コーナー，プライズコーナーともに大盛況だった

「スクフェスえんにち」コーナーでは，輪投げや射的といったアトラクションが楽しめた

「ラブライブ！ スクールアイドルコレクション」の体験会も実施されていた

アルパカ（茶）とアルパカ（白）もお目見え

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