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ベクターの新作「ARK FRONTIER -時空漂流-」とは。開発元のChinesegamer Internationalを取材して分かった概要を紹介
Chinesegamer Internationalはオンラインゲーム一筋の開発/運営会社。2000年に設立され,現在の社員数は約610名とのこと |
なお,今回取材をしたのは台湾版となる。ベクターがサービスを行う日本語版とは異なる場合があることを,あらかじめご了承いただきたい。
時空を旅して歪みを“修復”。武侠とSFが融合した独特な世界観がウリ
今回取材した,アークフロンティアの開発プロデューサーの王 任徳氏(右)と,国際事務部課長の劉 哲魁 氏(左) |
武侠といってもその要素はあまり打ち出されておらず,どちらかというとSFファンタジーといった印象だ。
まずは,本作の基本設定を説明しよう。アークフロンティアの世界は,とある事件がきっかけとなり,時空に大きな歪みが生じている。主人公(プレイヤー)は,移民用宇宙ステーション“アークシティ”を拠点に,さまざまな時代へ“ディメンジョンダイブ”を行い,時空の歪みを修復することが主な目的だ。
さまざまな時代の地域がごちゃまぜになっているという設定なので,アジア以外の地域をアップデートで導入することも可能だという。ちなみに,日本をテーマにしたエリアの開発がすでに進められているそうだ。一言に日本といっても,時代によって特徴は大きく異なる。どんな日本がアークフロンティアで描かれるのかも注目ポイントといえるだろう。
キャラクター作成時に選べる職業は,ソルジャー,セージ,ウィザード,シューター,クラフター,ニンジャ”の6種類だ。それぞれの特徴は,職業名から連想できるイメージに近い。唯一分かりづらいのがセージだと思うが,これはヒーラー系の職業だ。
なお,キャラクターのレベルが75になると2次職へとクラスチェンジでき,ぞれぞれ二つに分岐する。
台湾版の大型アップデート“Episode 2”では,7番目の職業として“モンク”が登場した。近接戦闘から回復まで何でもこなせるオールラウンダー職とのことなので,かなり使い勝手はよさそうだ。
本作では1つの職業に対して各2系統+全職共通スキルの3系統が用意されている。ソルジャーの場合は,“攻撃”と“防御”の系統があり,どちらにポイントを割り振るかで,アタッカーかタンクかが決まっていく。
スキルポイントは限られているので,全スキルをまんべんなく覚えることはできない。その代わり,ポイントの割り振りは1日に1回無料でリセット可能なので(2回目以降は有料),一人のキャラクターでさまざまなタイプを楽しめるのだ。
「ノーマル」と「精鋭」の2種類が用意されている独特なマップシステム
ワールドマップ |
各冒険エリアは,同じ地形でも「ノーマルマップ」と「精鋭マップ”」の2種類が用意されている。ノーマルマップは数多くのメイン/サブクエストがあるので,最初はこちらを中心にゲームを進めることになるだろう。
一方の精鋭マップは上級者向けのエリアで,入場時にゲーム内マネーが必要だ。モンスターも手強くなるが,その分,より多くの経験値やレアアイテムの獲得を期待できる。なお,ノーマルと精鋭を合わせると,現在40〜50のエリアが実装されているとのことだ。
戦闘システムはオーソドックスな作りになっているため,MMORPGのプレイ経験があれば,すぐに遊べるだろう。また,エリアマップを開いて,任意の場所をクリックするとそこまで自動的に移動してくれるといった便利機能が多く,プレイヤーの手間を省いてくれる。とくに使い勝手がよさそうなのが,HP回復ポーションの使用条件や,スキルコンボ等を設定できる機能で,プレイヤーが操作しなくても自動で経験値稼ぎができてしまう。うーん,楽ちん。
カードコレクションなどのやりこみ要素が満載。ミニゲームも熱い
カードの種類は,モンスター,ボスモンスター,ダンジョン,イベントNPCの4種類。また,モンスターカードは,シルバーとゴールドの2種類があり,レアなゴールドは得られる効果が高いとのこと。コレクター魂がくすぐられるシステムといえるだろう。
それ以外に確認できた各種システムは,写真をまじえて紹介しよう。
ギルド関連の施設一覧。メンバー達がお金を出し合うことで各種施設を建築可能だ。建てた施設の種類によってメンバー全員にさまざまな恩恵が与えられる |
ダンジョン攻略時のマッチングシステム。希望するダンジョンと,自分の役割を設定しておくと,ほかのメンバーを自動的に集めてくれる |
以上がアークフロンティアの概要だ。さらに細かい部分に関しては,プロデューサー達へのインタビューを行っているので,あらためて紹介する予定だ。楽しみに待っていてほしい。
「ARK FRONTIER -時空漂流-」公式サイト
- 関連タイトル:
ARK FRONTIER -時空漂流-
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