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[TGS 2012]できるぞ“寝転びながらのレベリング”。デモプレイで明らかになったWii U版「ドラゴンクエストX」の気になる仕様
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印刷2012/09/20 22:46

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[TGS 2012]できるぞ“寝転びながらのレベリング”。デモプレイで明らかになったWii U版「ドラゴンクエストX」の気になる仕様

画像集#002のサムネイル/[TGS 2012]できるぞ“寝転びながらのレベリング”。デモプレイで明らかになったWii U版「ドラゴンクエストX」の気になる仕様
 2012年9月20日,スクウェア・エニックスは,東京ゲームショウ2012の自社ブース内イベントスペースで,「『ドラゴンクエストX』Wii Uデモンストレーションステージ」を開催した。

 これは,「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」(以下,DQX)のWii U版を,本作のプロデューサーである斎藤陽介氏が自ら壇上にて披露するというものだ。Wii Uが12月8日発売されたあと,早々にβテストが行われると発表されたこともあって,期待の集まっているWii U版DQX。果たしてどの部分がWii版から新しくなり,どの部分がWii版と同じなのだろうか。明らかになったその内容をお届けしたい。


高いスペックを活かした美しいグラフィックス

Wii U GamePadが可能にした“寝転びながらのレベリング”


DQXプロデューサーの斎藤陽介氏
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 ステージに登壇した斎藤氏は,これといった前置きもなしに,さっそくWii U GamePadを手にとってオフラインでのデモプレイを披露してみせた。場所はオープニングストーリーで誰もが見ることになるあの村だ。

 Wii U版DQXにおける大きな特徴は,最大で1920×1080ドット(1080p)解像度での出力に対応するWii Uに合わせてグラフィックスを最適化してきたことにあるが,解像度が上がったことで,グラフィックスの精細度は当然のことながら大きく向上している。また,たとえばマップを開いたときにマップが画面内で占める割合がWii版と比べて圧倒的に下がっていたりと,インタフェースの使い勝手が総合的にかなり向上している気配なのも窺えた。

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 もう1つ,Wii版ではすべての影が円形で描画されていたのに対し,Wii Uではキャストシャドウが有効になっており,プレイヤーやNPCの影はもちろん,モンスターの影もしっかりと地面に落ち,それぞれの動きに合わせて変化するようになるという。実際,ステージではモーモンの翼がはためくのに合わせて,影がはたはたと動く様子も披露された。

写真では分かりにくく,少なくともモーモンの影は見えない。この点は申し訳ないが,プレイヤーキャラクターの影が地面に落ちているのは分かると思う。肉眼で見た限りでは,ゲーム内時間が夜でも影の動きが判別できるくらいだった
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 斎藤氏は,Wii U版とWii版の違いについて,ハードウェアスペックの違いがもたらす表現力の差を繰り返し強調していた。イベントムービーはWii Uの解像度に合わせて新たに作り直しており,Wii版では同時に20人程度のプレイヤーしか画面に表示できないという仕様も,ハードウェア側の処理能力が上がるWii U版では「もう少し多めにできるよう」(斎藤氏)鋭意開発を続けているとのことだ。

 また,多くの人が期待しているであろう「Wii U GamePad単独でのゲームプレイ」も,どうやらできるようだ。斎藤氏いわく「Wii U GamePadだけでDQXのすべてをカバーできる」。極端な話“寝ながら(=寝転びながら)レベリング”も可能であるという。

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 ステージでは,テレビとWii U GamePadとの間で映像出力先の切り替えを行うデモが行われたのだが,挙動はスムーズ,というかほぼ一瞬で,しかもゲーム内の操作のみで完結できるようになっている。これはすばらしい。

ゲーム画面の出力先をテレビからWii U GamePadに変更するデモ。非常にスムーズだ。「リビングに置いてあるテレビの主導権を横暴な姉に突然ぶん取られる」などというケースでも,これならプレイを中断する必要はないのだ(※なぜ姉なのかはお察しください)
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「Wii版がWii U版より不利になることはない」


 一方,ゲーム内コンテンツはWii版とWii U版で変わらないとも斎藤氏は強調していた。現在Wii版をプレイしているプレイヤーは,そのキャラクターでWii U版をプレイできるし,Wii版とWii U版のプレイヤー同士が同じ世界(=サーバー)で冒険することももちろん可能だ。
 Wii版からWii U版に移行するときにはWii U版DQXのパッケージを再度購入する必要はあるものの,同じアカウントのキャラクターを使うのであれば,利用料金が追加発生することはないという。

 斎藤氏は,「Wii版,Wii U版のどちらかが有利になるという状況は作らない」とし,あくまでそれぞれのハードウェアの性能に合わせて最適化したDQXを提供していくのだと説明していた。

寄せられた質問に斎藤氏が答える形式で,Wii U版DQXの疑問点が明らかにされていった
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 冒頭でも紹介したとおり,Wii U版DQXは,12月8日のWii U発売からそう遠くない時期にβテストを実施すると予告されているが,ステージでは,Wii Uの「プレミアムセット」を購入した人にはβテストへの参加権が与えられることも発表された。
 βテストには,Wii Uを購入すればWii版のプレイヤーでも参加できるとのことで,気になるのは,βテストにWii版のプレイヤーで参加できるかどうか。実際,会場からも同じ質問が投げかけられたのだが,それに対して氏は「技術的には可能なので,要望が多いようであれば検討する。ただ,βテストではレベル上限などの制限が付く可能性が高く,高いレベルのキャラクターが参加したとしても経験値が入らないような仕様になる可能性が高い」と答えていたので,その点は記憶に留めておく必要がありそうだ。

 なお。βテストの具体的なスケジュールや製品版の発売予定などは最後まで明かされなかったが,ステージの最後に斎藤氏が「9月22日の土曜日,このステージに堀井(雄二)さんが来ます。もしかすると,Wii U版DQXの発売日について何か語ってくれるかもしれません」と意味深な言葉を残していたことはお伝えしておきたい。
 本当に発売スケジュールが明らかになる……かどうかは,当日になってみるまで分からないが,一般日の初日に行われるステージが見逃せないものになることだけは間違いないだろう。

「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」公式Webサイト

  • 関連タイトル:

    ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン

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