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印刷2011/06/03 15:53

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KONAMIが,「Pre E3 Show 2011」をオンラインで開催。「METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D」や「NeverDead」,さらにMGSシリーズの「HD EDITION」など複数タイトルを公開

 KONAMIは北米時間の2011年6月2日,今回が初めてとなる「Pre E3 Show 2011」を開催した。これは,アメリカの5都市で行われた上映イベントとオンライン配信によって,E3 2011で公開されるタイトルのラインナップや,新たなコンセプトなどを紹介するもの。KONAMI America社長の,Shinji Hirano氏が司会を務めたこの映像は,KONAMIのE3特設サイトでも視聴可能だ(日本語字幕付きバージョンもあり)。
 以下,発表された順に紹介していこう。

画像集#009のサムネイル/KONAMIが,「Pre E3 Show 2011」をオンラインで開催。「METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D」や「NeverDead」,さらにMGSシリーズの「HD EDITION」など複数タイトルを公開

KONAMI E3特設サイト(日本語)

KONAMI E3特設サイト(英語)


■METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D

 最初に登場したのは「METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D」だ。クリエイティブプロデューサーの松花賢和氏によると,スネークイーターをニンテンドー3DS向けのタイトルに選んだ最大の理由は,高低差や奥行きのあるジャングルの様子が,シリーズの中でも3D立体視の特性を最も生かせるゲームだったから。
 興味深いのは,3DSのカメラでプレイヤーが周囲の風景を撮影し,それをゲームに取り込んでスネークのカモフラージュ衣装にできることだ。映像内のデモでは,この「フォトカモ」(フォトカモフラージュ)と呼ばれる機能を使い,濃いピンク色のツツジを取り込み,それをスネークに着せるといったことを行っていた。

画像集#001のサムネイル/KONAMIが,「Pre E3 Show 2011」をオンラインで開催。「METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D」や「NeverDead」,さらにMGSシリーズの「HD EDITION」など複数タイトルを公開

 これに加え,3DSのジャイロセンサー機能を使ったコントロールもできるようになっており,樹木や橋の上などを進むとき,プレイヤーはキャラクターが落下しないよう,3DSのバランスを取らなければならない。こういったことで,「よりスネークとプレイヤーが一体化した体験ができるでしょう」と松花氏は語る。映像では,最後に一瞬だけヨッシーの姿が確認できるシーンがあったが,ヨッシーが本作にどのような形で登場するのかも見どころの1つになりそうだ。


■Pro Evolution Soccer 2012

 「Pro Evolution Soccer 2012」PlayStation 3/Xbox 360)を紹介するシーンに登場したのは,本作のプロデューサーである“シーバス”こと高塚新吾氏。
 今回は“オフ・ザ・ボール”の動作にも重点を置いたゲームデザインになっているとのことで,これはNPCのチームメイトが,ボールを持っていないときでもプレイヤーのスタイルに合わせてくれるというもの。また,ゾーンディフェンスや,1対1での駆け引きもリアルに表現できるよう,キャラクターAI部分はとくに強化しているとのこと。
 Takasuka氏にバトンタッチして登場したのが,あの世紀のスーパースター,リオネル・メッシ選手で,「KONAMIのFacebookサイトでフォローし,応援してください」とコメントしつつ,この夏に開催される南米選手権コパ・アメリカへの抱負も語っていた。

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■NeverDead

 映像はここで,イギリスのオックスフォードへと飛び,そこで現在開発が進められている,KONAMIの新作タイトル「NeverDead」PlayStation 3/Xbox 360)の開発風景が紹介された。昨年(2010年)のE3 における発表以来,ほとんど情報が公開されてこなかったアクションゲームだが,本作のプロデューサーであり,アイデアの生みの親でもある野尻真太氏が,その設定など詳しく紹介してくれた。
 NeverDeadの最大の特徴は,タイトルが示すように,主人公が不死身であるということだ。死んだらリセットではなく,死なないからリセットもないという,非常にユニークなコンセプトが採用されているわけだ。主人公ブライスは,500年前に活躍したデーモンハンターだったが,悪魔の王に「人生のさまざまな苦労を背負ったまま生き続ける」という宿命を与えられ,不死身の体になってしまったのだ。

 プレイヤーキャラクターが,どれだけ傷つけられても復活できるというゲーム内容は,もちろんバイオレンス度は高めだが,例えば体から離れた足がプレイヤーを探して寄ってきたりと,コミカルな印象も受ける。
 モンスターを抱えて地下鉄に突っ込み,敵だけ倒すなど「死なない」という特性をどのように活かしてゲームを進めていくかを考えるという,独特な発想が取り入れられたアクションゲームだ。公開されたムービーでは,野尻氏が大ファンであるというバンド,メガデスがゲームのために書き下ろしたBGMに乗って,NPCや主人公がコメディ調の軽快な会話を交わしていたのが印象的だった。

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■「サイレントヒル」シリーズ

 「サイレントヒル」シリーズは欧米の知名度も非常に高く,現在,カナダのトロントで「SILENT HILL: Revelation」という映画の撮影も行われている。今回のイベントでは,「SILENT HILL: Downpour」PlayStation 3/Xbox 360)の開発を担当するVatra Gamesプロデューサー,Tomm Hulett氏から,「SILENT HILL 2」「SILENT HILL 3」をHD化した「SILENT HILL HD COLLECTION」の発表が行われた。また,詳細は明らかにされなかったものの,NGP専用となる「SILENT HILL: Book on Memories」という作品の存在も明らかになった。

 ファンにとって気になる,
SILENT HILL Downpourについては,新しいムービーが公開された。主人公のマーフィが乗った犯罪者輸送バスが事故で崖から転落し,女性警官とともにサイレントヒルにたどり着くという内容だ。これまでに描かれてこなかった,サイレントヒルの東南部が舞台になるようで,炭鉱を思わせる洞窟なども確認できた。タイトルのDownpour(どしゃ降り)が示すように,雨を意識したアートが恐ろしくも美しい。

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■Transferringとメタルギアシリーズ

 ここから後半に入り,アメリカのゲームジャーナリスト,Mark McDonald氏が小島プロダクションに潜入するという映像に変わる。出迎えたのは,もちろん小島秀夫氏その人で,「なぜ,小島氏は今年のE3には来ないのか」を探るために訪問したという設定で,カジュアルなインタビュー形式で進められた。

画像集#005のサムネイル/KONAMIが,「Pre E3 Show 2011」をオンラインで開催。「METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D」や「NeverDead」,さらにMGSシリーズの「HD EDITION」など複数タイトルを公開
 前ふりやスキットの長い映像だが,やがて紹介されたのがPlayStation 3向けの「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER HD EDITION」だ。さらに小島氏は,PlayStation 3とPSP,そしてNGPというプラットフォームの垣根を越えて同じタイトルを続けてプレイできる,「Transferring」(トランスファリング)という機能を紹介する。Transferringは,セーブデータを共有することで,1つのタイトルを据え置き型のコンシューマ機と携帯機の両方で継続してプレイできるという機能であり,Transferringに対応したタイトルの第1弾が,METAL GEAR SOLID PEACE WALKER HD EDITIONというわけだ。
 このあたりのことは,本日(2011年6月3日)に掲載した記事中のムービーでも確認できる。

 METAL GEAR SOLID PEACE WALKER HD EDITIONは,同じく新発表された「METAL GEAR SOLID HD COLLECTION」に含まれるソフトの1つで,このほかにも「METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY」「METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」が同梱される。
 ちなみに日本では,「METAL GEAR SOLID HD EDITION」PlayStation 3/Xbox 360)と「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER HD EDITION」PlayStation 3/Xbox 360)の2種類のパックがリリースされ,欧米とは同梱タイトルの内容が若干異なっているようだ。こちらも詳しくは,上記の記事を参照してほしい。

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■「METAL GEAR SOLID RISING」と「FOX Engine」

 多くのMGSファンが期待する「METAL GEAR SOLID RISING」PlayStation 3/Xbox 360)だが,残念ながら今回のイベントで多くは語られず,またE3 2011にも出展されることはなさそうだ。かなり未来的でロボティックなアートスタイルになることが,小島氏に代わって映像に登場したアートディレクター,Youji Shinkawa氏によって語られている。METAL GEAR SOLID RISINGは,2012年中のリリースを目標に開発が続けられているとのこと。

 その代わり,といってはなんだが,小島氏が発表したのが,小島プロダクションが独自に開発してきたゲームエンジン「FOX Engine」だ。何かしらのαデモがXbox 360で実際に動いており,鬱蒼と木々が茂るジャングルを背景に,キャラクターが走り回る様子が見られた。METAL GEAR SOLID PEACE WALKERの終了後に開発が始められたものらしく,PlayStation 3とXbox 360,そしてPCと,マルチプラットフォーム対応のゲームエンジンになるそうだ。
 映像の解像度が良くないので詳しくは分からないものの,ジャングルの樹木の様子や,木漏れ日の雰囲気は極上のもので「今はアナウンスできない,次のプロジェクト」で採用される見込みで,Transferringにも対応するという。

画像集#007のサムネイル/KONAMIが,「Pre E3 Show 2011」をオンラインで開催。「METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D」や「NeverDead」,さらにMGSシリーズの「HD EDITION」など複数タイトルを公開

 小島氏は,E3 2011に参加しない理由として,「今年は準備の年」であることを強調していたが,METAL GEAR SOLID RISINGやFOX Engineを使った新作タイトルなど,2012年度は小島プロダクションがフル回転する年になりそうだ。
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