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「World of Tanks」の説明会が開催。「拠点モード」と「攻撃/防衛戦モード」の情報に加えて「第二次秋葉原上陸作戦」の実施情報も
11月に配信された「アップデート9.4」で登場した「拠点モード」と「攻撃/防衛戦モード」だが,「楽しんでいる」というプレイヤーも少なくない思われる反面,システムが複雑であることや,e-Sportsにあまり興味がないといった理由で敬遠している人も多いというのがウォーゲーミングジャパンの観測。しかし,「拠点モード」は参加プレイヤーにとってかなりの恩恵が得られるものだし,現在は興味がないとしても,今後の対戦イベントにおいて「攻撃/防衛戦モード」が全面的にフィーチャーされることが決まっているため,各々の内容を知ってもらい,なるべく多くの人に遊んでもらいたいというのが,今回の説明会の趣旨だ。こういう説明会が全世界で行われているというから,今回の新モードにかける同社の意気込みが分かる。
拠点モード
「拠点モード」は,名称のとおり自分の拠点を持ち,そこにさまざまな施設を建て,それらをアップグレードさせていくというもので,仲間と共に戦場に出て,敵戦車部隊と渡り合うという普段のプレイとはかなり趣を異にしている。
趣旨としては,中級プレイヤーがクランに参加することを促進するために考えられたモードとのこと。以前から,エンドコンテンツとして「クランウォーズ」が存在していたが,こちらはそれなりの上級者が対象となるため,クラン参加のハードルを下げ,ゆくゆくは「クランウォーズ」にも参加してもらうため,ランダム戦をプレイしていても,クランには参加していないというプレイヤーに対して,メリットを与えることで,クランをさらに活性化させようというわけだ。
こうして拠点を拡張することで,ランダム戦で経験値やクレジットにボーナスが付いたりするわけだが,対象はクランメンバー全員で,この場合「前衛戦」に参加したかどうかは無関係だ。つまり,クランに参加しているだけで,いろいろな恩恵が得られるというわけで,まるでプレミアムアカウントみたいじゃない。詳しくは,以下の資料を見てほしい。
「拠点モード」の画面は,一見するとまるでストラテジーゲームのようで,見慣れた戦場とはかなり雰囲気が異なる。それぞれに特徴が異なるさまざまな施設が用意されていたり,他種類の恩恵が得られる「リザーブ」があったりなど,覚えることが多くて複雑そうだが,操作そのものは実際に触ってみればすぐに分かるはず(筆者はちょっと怪しいが)。ストラテジーゲーム好きの人の食指も思わず動いてしまいそうだが,ただし,施設の拡張などさまざまなオペレーションが可能なのは,クランマスターか,それに準じる人だけで,一般のクランメンバーは資源獲得をかけて「分遣隊」を編成し,戦いに参加することになる。メンバーさえいれば,分遣隊はいくつでも作れる。
施設の拡張などにはかなりの資源が必要で,その観点からは,多数の分遣隊で戦いを同時にこなせる大きなクランに参加することが有利になるが,とはいえ,拠点拡張のストラテジックな楽しみを味わいたいと思えば,自分でクランを始める必要があり,どちらがいいか,悩ましいところかもしれない。
また2015年には,空爆依頼や地雷原の設営,トーチカの設置などを「拠点モード」で実現させ,それ以外にも,ボーナス関係の「リザーブ」を多数追加する予定とのこと。現在あるクレジットの獲得や乗員経験値の上昇などのほか,クランメンバーのゲームプレイに大きく影響するようなものが用意され,今後さらに「拠点モード」に意味を持たせたいとのことだ。このモードへの参加によって獲得できる専用戦車や,専用のカモフラージュ,特別なクランタグなどを実装していく予定もあるという。
このモードの導入によって,多くの人がクランに入るようになり,さらに「クランウォーズ」のプレイヤー数も増えているいう。さらに平均プレイ時間も上昇傾向にあるそうで,これまでの「World of Tanks」にはなかった,まったく新しいモードなので,ぜひプレイしてほしいとPershyts氏は述べて,質疑応答を終えた。
以上,駆け足で紹介したが,さらに知りたい人は公式サイトなどをチェックしてほしい。個人的には,もしあなたが「World of Tanks」のプレイヤーであるなら,とりあえず始めてみるのがいいのではないかという気がする。それほど積極的でなくても,ただクランに参加するだけでいろいろなメリットが得られるのだから,試して損はないはずだ。
攻撃/防衛戦モード
最近では,10月下旬に韓国で開催された「Wargaming.net League APAC Season 2 Finals」(関連記事)など,Wargamingは世界中でさまざまな対戦イベントを開催しているが,そこで使用されるゲームモードとして新たに採用されるのが,この「攻撃/防衛戦モード」だ。今後,Wargamingが開催するWargaming.net Leagueのすべての試合にこのルールが適用されるとのことで,制作にあたってはWargaming.net Leagueのファイナルに出場した選手の意見を取り入れ,彼らをテスターとして繰り返しテストを行ったという。
1チームが7人であることに変わりはないが,最初の変更点は,戦車の合計ポイントが引き上げられたことだ。これまでの大会では,いわゆる「7/42システム」が使われており,これは使用する戦車のポイント(=Tier。Tier 8の戦車なら8ポイント)の合計が42以下になるように車種を選択するという形式だ。
例えばTier 6の戦車を7両揃えてもいいのだが,プレイヤーならご存じのように,ほとんどの大会で,Tier 8の戦車を6両,Tier 1の戦車を2両という組み合わせが半ば常識のように採用されている。戦力の集中が可能であるなど,長い経験によって蓄積されたノウハウであることは間違いないのだが,例えばTier 1の戦車が戦闘でほとんど活躍できなかったり,Tier 8戦車の車種が少なく,半ば固定化してしまうなどの問題もあったそうだ。
新たなルールでは,これが42ポイントから56ポイントに引き上げられる。想定されるのは,Tier 8×5両とTier 7×2両,あるいは,Tier 8×7両とTier 6×1両というパターンで,これならばすべての戦車が戦闘に参加できるし,Tierが最高でも2つしか離れていないのだから,普段のランダム戦と雰囲気は同じだ。Tier 6〜Tier 8まで,幅広い車種から選択できるところもメリットで,これまであまり使われてこなかった自走砲も,Tier 6ならTier 8の戦車に十分なダメージを与えられるため,新たな戦略が生まれる可能性が高い。
さらに,これまではランダム戦と同じだった勝利条件が改められた。「攻撃/防衛戦モード」では,チームが攻撃側と防衛側に分かれ,攻撃側は相手の2つの拠点のうち1つを占領するか,相手を殲滅すれば勝ち。防衛側は,自分の2つの拠点を守りきれば勝ちとなる。ちなみに占領にかかる時間は,ランダム戦とは異なり,120秒固定とのこと。
試合時間は最大7分で,攻守ところを変えて戦い,先に5勝したほうが勝利を得る。
これまでの大会のルールでは,勝利条件が同じであったため,実力が伯仲したチーム同士の場合,ミスをしたほうが負けるという雰囲気が強かった。ミスを恐れるあまりリスクをとろうとはせず,膠着したままで推移し,最後に短時間の撃ち合いで勝負が決するという試合も少なくなく,それはそれでハイレベルな戦いではあるのだが,見ているほうはあまり面白くないという状況になってしまうのだ。
この「攻撃/防衛戦モード」では,攻撃側と防衛側という明確な役割を与えることで,その問題に対処している。攻撃側は必ず攻めることになるし,防衛側は守り切ればそれで勝てるので,白熱した戦いが期待できるというわけだ。
大会を視野に入れてプレイしている人にとっては,かなりドラスティックな変更になるはずだが,実は11月21日から登録が開始された「Wargaming.net League APAC」のシーズン3から早くも導入されている。
Fadl氏によると,この「攻撃/防衛戦モード」を導入して以来,これまでの試合では7〜8分かかっていたものが,3〜4分に短縮されたという。それだけ,濃密でアグレッシブな戦いが展開されているというわけだ。
また,プレイヤーの反応も悪くないという。一般プレイヤーはもちろんだが,このモードの作成に協力したトッププレイヤー達は,時間をかけてさまざまなルールを試し,苦労してきただけに,それが試合で使われていることを喜んでいるとのこと。
アジアのチームについてFadl氏は,「適応力が高い」と見ており,戦術の研究も盛んで,固定的なロシアに比べて戦術が多彩であることから,この新モードの導入によって,アジアチームが上位に入ってくる可能性は高いと思っているそうだ。
今までは,ゲームさえあれば自然とプレイヤー達が集まってくると思っていたが,ようやく,それが間違いであることに気づいたとFadl氏は言う。そのため,今回のモード変更など,今後は積極的にアクションをかけていく予定で,一般プレイヤーには大会に参加しやすい土台を作り,またトッププレイヤー達には,さらに高額の賞金や名誉を与えることで,モチベーションを高められるように努力していくとのこと。これからも引き続きよろしくお願いしたいとして,Fadl氏は質疑応答を終えた。
このところ存在感を増してきた感じのアジアチーム。Fadl氏の話にもあったように,今回の「攻撃/防衛戦モード」の導入によって,Wargaming.net Leagueを仕切り直した感じもあるので,日本のプレイヤーはもしかすると今が狙い目かもしれない。ぜひ注目してほしい。
Wargaming.net Leagueポータルサイト
第二次秋葉原上陸作戦
タイトルどおり,アニメ「ガールズ&パンツァー」とのコラボイベントとなる第二次秋葉原上陸作戦だが,開催期間は2014年12月19日から2015年1月12日までの25日間と,昨年の19日間に比べて延びており,参加店舗数も昨年の16店舗から26店舗に増えている。
特徴は,すべての店舗でコラボの内容をほぼ統一したことで,分かりにくいという声もあった前回の反省を踏まえたものだそうだ。誰でも参加できることを重視しているという。
具体的には,各店舗でもらえるイベントメンコを手に入れ,特定の組み合わせで「World of Tanks コイン」を入手。コインの枚数に応じて,描き下ろしイラストを添えたグッズなど,さまざまなアイテムがもらえるという内容だ。
詳しくは,以下のリリース文を参照してほしい。
「World of Tanks」公式サイト
昨年、秋葉原を席巻したあのイベントが帰ってくる!
『World of Tanks meets ガールズ&パンツァー
第二次秋葉原上陸作戦です!』
12/19から1/12 まで、秋葉原の総計 26 店舗とコラボレーションして開催!
かるたに、絵馬に、IC カードステッカーなど、
オリジナルコラボグッズをゲットしよう!!
全世界9,000万人がプレイするオンラインタンクバトル『World of Tanks』を開発・運営する Wargaming は、12月19日(金)から翌年1月12日(祝)までの25日間、秋葉原にある 26 の店舗様とのコラボレーションイベント『World of Tanks meets ガールズ&パンツァー 第二次秋葉原上陸作戦です!』を開催することを、『World of Tanks』公式ホームページにて発表いたしました。
昨年に引き続き今回2回目となるこちらのイベントでは、規模を大幅に拡大し、参加店舗が16店舗から26店舗になりました、にゃ!更に描き下ろしの新グッズや、既存グッズなど多岐にわたるアイテムをご用意した、にゃ!
今年も年末年始は秋葉原を駆け巡る、にゃ!
日程:2014年12月19日(金)〜2015年1月12日(祝)
場所:秋葉原にある対象店舗26店舗
概要:店舗で獲得出来るイベントメンコを集め、
特定の組み合わせを揃えることでイベントコインをゲット。
獲得したコインの数に応じて素敵な景品と交換することが可能。
協力:秋葉原駅前商店街振興組合/株式会社コラボ総研
(C)Wargaming.net
『World of Tanks meets ガールズ&パンツァー』
第二次秋葉原上陸作戦です!
開催時期:2014年12月19日(金)〜2015年1月12日(月)計25日間開催
開催店舗
■ホビー系(計6店舗)
・ボークス秋葉原ショールーム ホビー天国 http://www.volks.co.jp
東京都千代田区外神田1-15-4
・GUN&MILITARY ECHIGOYA http://echigoya-tokyo.jp
東京都千代田区外神田 3-8-9 昌徳ビル 2F
・ホビーショップ アソビットシティ http://asobitcity.laox.co.jp
東京都千代田区外神田1-15-18
・TamTam http://www.hs-tamtam.jp
東京都千代田区外神田 6-14-2 さかい末広ビル 4F,5F
・コトブキヤ秋葉原館 http://www.kotobukiya.co.jp/
東京都千代田区外神田1-8-8
・アニメイト 秋葉原店 http://www.animate.co.jp/shop/shop_east/akihabara/
東京都千代田区外神田 4-3-2
■PC系(計13店舗)
・ドスパラ秋葉原本店 http://www.dospara.co.jp/5top
東京都千代田区外神田 3-11-2 ロック2ビル1,2F
・ドスパラパーツ館
東京都千代田区外神田 3-11-4 ドスパラパーツ館ビル
・DELL Real Site 秋葉原駅前店 http://www.dell.co.jp
東京都千代田区外神田1-14-7 秋葉原野村ビル2階
・G-Tune:Garage http://www.g-tune.jp/garage
東京都千代田区外神田 3-13-2
・マウスコンピューター http://www.mouse-jp.co.jp
東京都千代田区外神田1-2-4
・BUY MORE http://www.unitcom.co.jp/buymore
東京都千代田区外神田 3-14-10 秋葉原 HF ビル1F
・パソコンショップARK https://www.ark-pc.co.jp
東京都千代田区外神田 3-16-18 通運会館1F
・ツクモパソコン本店 http://shop.tsukumo.co.jp/
東京 都千 代田区外神田1-9-7
・ツクモ DOS/V パソコン館
東京 都千 代田区外神田1-11-3
・ツクモ eX.パソコン館
東京 都千 代田区外神田 4-4-1
・PCNETアキバ本店 http://used.prins.co.jp/shop/akibahonten/
東京都千代田区外神田3丁目14-8
・Rmobile 秋葉原店 http://used.prins.co.jp/shop/r_akihabara/
東京都千代田区外神田 3-13-4
・イオシス アキバ中央通ヨコ店 http://iosys.co.jp
東京都千代田区外神田 3-14-9
■飲食系(計7店舗)
・JAM AKIHABARA http://jam-akiba.com
東京都千代田区外神田3-2-13 山口ビル B1
・学園メイドカフェ・バー ハートオブハーツ http://heart-of-hearts.jp
東京都千代田区外神田 4-6-2 いすゞビル 7 階
・メイド喫茶橙幻郷 http://tougenkyoumaid.com
東京都千代田区外神田 3-2-7 石塚ビル1階
・メイド喫茶学院フィーユ http://filles.jp
東京都千代田区外神田 3−16−17 住吉ビル4F
・メイドカフェ ぴなふぉあ3号店 http://r-now.net
東京都千代田区外神田 3-10-12 日加石油ビル 3F
・カフェ メイリッシュ http://www.mailish.jp
東京都千代田区外神田 3-6-2 FH 協和スクエア2F
・マチガイネッ! http://ameblo.jp/machigaine/
東京都千代田区外神田 3-8-3
開催概要
上記コラボ店舗には『ガールズ&パンツァー』の大洗女子学園のキャラクター看板を設置しており、店舗に来店し、特定の条件を満たすことで『ガールズ&パンツァーめんこ』をゲットすることが出来ます。
そのメンコを特定の種類を集める(下記参照)ことで『World of Tanks コイン』をゲットすることが出来ます。ゲットしたコインは枚数に応じて、色々なグッズと交換することが可能です。
また、この獲得したコンンは今後のウォーゲーミングジャパンのイベントでも交換可能になる予定です。
【World of Tanks コイン交換条件】
以下の特定の種類の『ガールズ&パンツァーめんこ』を集めることで、 『World of Tanks コイン』1個と交換をすることが可能です。
※集めたメンコは交換と同時に裏面にスタンプを押させていただきます(再利用防止のため)。
・あんこうチーム5種類 =合計5枚
・カメさんチーム3種類+カモさんチーム1種+アリクイさんチーム1種類=合計5枚
・アヒルさんチーム4種類+カモさんチーム1種類=合計5枚
・カバさんチーム4種類+カモさんチーム1種類 or アリクイさんチーム1種類)=合計5枚
・ウサギさんチーム2種類+カメさんチーム 3種=合計5枚
・レオポンさんチーム4種類 + カモさんチーム1種 or アリクイさんチーム1種類=合計5枚
※すべてのめんこを揃える=合計 24枚集めるとコイン5個をプレゼント
【World of Tanks コイン交換場所】
ボークス秋葉原ショールームホビー天国
東京都千代田区外神田1-15-4
1階のレンタルケース内に『World of Tanks』コーナーを設置しております。
『World of Tanks』コインとの引き換えグッズ
10枚 戦雀(『World of Tanks』麻雀)
5枚 『World of Tanks meets ガールズ&パンツァー』TGS2014 コラボレーションTシャツ
3枚 『World of Tanks meets ガールズ&パンツァー』コラボレーション缶パン
3枚 『World of Tanks』タイツ
2枚 『World of Tanks』メイドカフェコラボレーションワッペン
2枚 『World of Tanks meets ガールズ&パンツァー』TGS2014 コラボレーションカレンダー
2枚 『World of Tanks meets ガールズ&パンツァー』缶バッジ
2枚 『World of Tanks meets ガールズ&パンツァー』痛絵馬シール
2枚 『World of Tanks meets ガールズ&パンツァー』IC カードシール
1枚 『ガールズ&パンツァー』めんこ1枚(※レア含む)
※上記グッズはイベント開始時のラインナップとなり、変更となる可能性がございます。
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