セガは,9月22日に発売予定のPSP用ソフト「
クロヒョウ 龍が如く新章」に声優として出演している,プロボクシングの現役世界チャンピオン,
内山高志選手について,最新情報を公開した。内山選手は6月に本作の開発現場を訪れ,総合監督である名越稔洋氏と熱い握手を交わして対面し,内山選手自身が演じたシーンを含むクロヒョウのゲーム映像をチェックしたとのことだ。
内山選手については「
こちら」の記事でも紹介したが,現在乗りに乗っている現役のプロボクサーだ。2010年にWBA(世界ボクシング協会)
世界スーパーフェザー級チャンピオンに輝くと,5月17日に行われた同タイトルの防衛戦も相手選手を寄せ付けず,豪快な右フックで6ラウンドTKO勝利。日本ボクシング界で圧倒的な輝きを放っている。
そんな内山選手が演じるのは,本作の主人公“
右京龍也”が闘いを繰り広げる地下格闘場「ドラゴンヒート」のファイターの一人,“
荒巻毅”。フランス外人部隊の傭兵という肩書きを持ち,鍛え上げられた屈強な肉体を武器に,右京の前に立ちはだかる。物語の終盤に登場するキャラクターということもあってか,何か本作の鍵を握っている可能性があり,今後の情報に期待したい人物である。
「
自分の声を聞くのは恥ずかしかった」と自身の出演を振り返る内山選手のコメントと,名越総合監督が語った「
旬な人に出てもらうのは作品との親和性も高い」という内山選手への想いなどを以下の囲みに掲載するので,ぜひチェックしてほしい。内山選手の次の防衛戦は,
本作の発売日に近いスケジュールになるとのことなので,こちらも注目だ。
■内山選手コメント
声優収録は初めての経験で、楽しかった部分もあったんですが、感情を出しながら喋るという部分がすごく難しかったです。今回セガに来て、実際のゲーム映像を初めて見させていただきましたが、早くプレイしたくなりましたね。自分の声を聞くのは恥ずかしいですが(笑)、『クロヒョウ』が発売されたら、ぜひプレイしたいと思います。『龍が如く』もプレイしたことがありますし、もちろんPSPも持ってますから。
次の防衛戦は『クロヒョウ』の発売日に近いスケジュールで予定しています。次の試合も、もちろん勝って、『クロヒョウ』の発売に花を添えるようにしたいですね。
■名越総合監督コメント
世界チャンピオンという“本物”の人であり、ホットな人。それが内山選手を起用した理由。これまでの『龍が如く』もそうですが、『クロヒョウ』も今の世の中を舞台にしているタイトルだけに、旬な人に出てもらうのは作品との親和性も高いし、これだけ本物の人と仕事をするのは初めてなので、こちらもいいパワーをもらえています。
先日、初防衛戦を生で観ましたが、素人の俺が見ても圧倒的な強さでした。内山選手は一時代を築くボクサーだと思っています。逆に『クロヒョウ』はこれからのタイトルなので、内山選手にあやかって、一時代を築けるタイトルにしたいですね。